本屋さんは水先案内人。がんばって!町の本屋さんっ!! | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

最近、少し自分自身を振り返る機会があって、
ずーっとずーっと根っこを探っていくと、

やはり私の原点は小学校の図書室だな・・・
と思い当たりました。(・.・*)(._.)



 

 



幼児期、寝入りばなに本を読んでもらうのが日課だった私は、


(↑こんな感じの赤ん坊だったらしいです。^^;)


小学校に入ると「図書室」という“本の楽園”があると知り。。。ひらめき電球

 

 


偶然なんですが、
直木賞作家の辻村深月さんも「図書室ファン」だったと知り、
驚き&嬉しいな~って。(^_^)/


今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!







辻村さんが通った小学校の図書室には、
おばあちゃんぐらいの年の、とても素敵な学校司書の先生が
いらっしゃったそうです。


「その先生と、読んだ本の話をすることが楽しくて、
 しょっちゅう図書室に行っていました」。

(昨年の「全国図書館大会東京大会」に因んで企画された
 朝日新聞の広告特集から。以下同。)
 

 



図書室の掲示はいつもきれいで興味深く、
子どもが自然に本に興味が向くようにしてあり、
こども達の手から手へ本がうまく循環するような仕組みも
その先生が作ってくれたそうです。


 

 


「私にとって何よりもうれしく、ありがたかったのは、
 どんな借り方や読み方をしても、
 『こうした方がいい』『こんな本を読みなさい』
 などと言わず、おおらかに見守っていてくれたことです」


「本の読み方や借り方を子どもに任せ、
 信じてくれる---そんな学校司書さんがいる
 図書室は、私にとってとても居心地のいい場所でした」

  




辻村さんが生まれ育った山梨県では
ほとんどの学校に学校司書さんがおられたそうですが、
実はそういう“恵まれた環境”は全国的に見て珍しい。

 

 


私の学校には司書の先生がいませんでした。

良かった面といえば、
野放図・・・というか、偏った借り方 ^^; をしても
誰にも文句を言われなかったこと。(笑)



どんだけ偏ってたか。。。(^0^;A
    ↓
「これオモシロいやん!」と思った本の棚を
根こそぎ借りまくる。“棚制覇”が醍醐味。(笑)
 

 


因みに最初に制覇した棚は「推理小説」。

『アルセーヌ・ルパン』(シリーズ)とか、
『シャーロックホームズ』(同)
『怪人二十面相』(同)とか。

 
(こういう装丁でした。古っ~~!)
 

 

 


横溝正史シリーズに手を出した時は、
夜怖くてトイレに行けませんでした。。。(・.・;)


(これを読んだ時は、マジで池に近づけませんでした。^^;)


 

 



ただ、今思い返すと、もし司書の先生がいてはったら、

一冊の本に関連した別の一冊を、

「これもどう?
 その中に出てくる〇〇の成り立ちが書いてあるよ」

とかって紹介してくれはったかもしれません。





そしたら、一人では思いもつかない読書体験も
できたんじゃないだろうか・・・。


 

 



そういう本との出会い、
=膨大な本の世界の“水先案内人”になってくれるのが、
司書の先生と並んで町の本屋さんだと思うんです。

 


   




NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出ていた
北海道の「1万円選書」の本屋
いわた書店の岩田徹社長が、

昨年大阪でこんなふうに講演されたと、
新聞記事で知りました。

※1万円の予算で、一人一人に合った本を選んで送るサービス。
  年間数日の受付期間に約3,000人が応募。その中から
  抽選で当たった人だけが「1万円選書」を受け取れる。




「活字離れ、本離れというのは間違い。
 面白い本が読者に伝わっていないだけ。
 その水先案内をできるのが街の本屋なんです」


   


 

 


今、街の本屋さんがドンドン潰れていってます。

2000年から2010年の10年間で
約3割・約6000店減少した、と。(Wikipediaより)


またこれから、学校の図書室だって、
コスト削減のあおりをくらって縮小されてしまうかもしれません。



小っちゃい時に、本と触れ合えるか否かは、
AIの時代になっても変わらず大切な体験。






どうか街の本屋さん、がんばってください!

私、よほどの場合を除いて、
Amazonではなく本屋さんで買ってます。(^_^)/


笑うほど微々たるものですが、

こんな“思いがけない本との出会い”を楽しみに、
“本のある空間”を愛し応援している人は、
全国津々浦々にいるんです~。







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