同じかかるなら、“手当て”の意味を分かっているマッサージ師さんにかかりたい。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

知人に、柔道整復師や鍼灸師さんの団体のお仕事を
されてる方がいます。


整体院、整骨院、マッサージ、カイロプラクティックetc.

 

 

今やこういう「身体を治療したり癒やしたり」って店舗の数は
コンビニより多いと言われ、
駅前なんかだと数十メートルおきに看板が・・・。

 

 





しかし、素人にはイマイチその違いが分かりません。(^_^;)



あなたはこれらの違い、
明確に説明できますかはてなマーク

或いは、その違いを分かった上で選んでますかはてなマーク



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!







分かりにくい上に過当競争っぽくなってるので、
いきおい「激安!」とうたうところも。。。(-。-;

「ご新規様に限り〇%オフ」なんてクーポンも日常茶飯事。

   




でもね、ティッシュペーパーとちゃうんやから、汗

自分の身体を任せるんだから、汗

「あまりにも『安さ(だけ)』をウリにするところは
 ご免こうむりたい」

って思いません?σ(^_^;)





だからといって、、、
「何を基準に選べばいいか」分からない。(;一_一)

 





 

 


こんな、“求める側と供給する側の意識のギャップ”が、

腕のいい施術者さんと、
「〇〇が痛いねん(>_<)」と苦しんでる人との“出会い”を
阻害してるとしたら、めっちゃモッタイナイと思うし、

いい治療院さんの経営を苦しくしてるとしたら残念だな・・・
と思ってました。




 

 


そんなある日、一本の記事に目が留まりました。

「3.11」をまたぐように連載されてた
「耳を澄まして~東日本大震災8年」という
大阪日日新聞の記事です。

水戸市の住宅街で開業する
全盲のマッサージ師さんのことが紹介されていました。

 


   




人通りの多い駅前にあるのでも、
派手な宣伝をしているわけでもないのに、

また値引きだってしていなさそうなのに、

口コミで患者さんが絶えない。

そのわけを、記事の中に悟ったような気がしました。



 

 


水戸市には福島県からの避難者も多く、
そんな方々は初回治療の時には
「福島出身」とだけ話すそうです。

2~3度通ううちに、
「実は原発事故で避難所にいてね」と打ち明け始める。

マッサージ師さんが「大変でしたね」と声をかけると、
そのうち話は、体の痛みから過去へと遡り始めるのだそうです。

   



「(施術中は)相手の目が見えないことや、
 面と向かわず、うつぶせや横向きの状態で
 話すことが、安心感につながるのだろう」

 


   
 

 


「体より心が先なんです。
 心が大きく揺れる中で、
 しっかりしなきゃ、生活を守らなきゃと無理をして、
 体をいじめてしまう」

 

 



そんなふうに心得て相対してくれたり、
話を聞いてくれる相手なら、

治療を受ける側としては
どれだけ安心できるか。

 

 

   





また患者さんの中には東京電力の社員さんもいて、
そんな方々は、日頃、一社員として、

窓口でひたすら謝り続けたり、
補償問題で罵声を浴びたりで、

マッサージを受けながら、
「夜、眠れないんです・・・」とポツリとつぶやいたりする。




「しばらく泣いていきなよ」



そう声をかけると、
その人たちは本当に泣くのだそうです。

 


   




マッサージ師さん曰く、

「避難者も、東電の人も、
 泣いて、少しだけ楽になって、帰っていく」

 


「自分には問題を解決することはできない。
 話を聴くしかない。
 ただ一つ、心掛けたことがある。

 『私はあなたに関心がある』

 いう気持ちで聴くんです」と。

 

 

 

 



同じ治療院でも、

こんな人がいてくれる所なら・・・。

 

 

そんなふうに思いませんか?

 


   



体と心は、つながってる。
体が痛いということは、心もどこか痛い。

 

 


“手当て”という言葉が示すとおり、
手を当ててもらえれば、何かが伝わります。

その手のぬくもりに、
こんな心を乗せて施術してくれる治療院は、
やはり他とは違います。

 

 



安さや見てくれに囚われず、
本当に伝えるべきことを伝える治療院。

 


人を癒す仕事をされている方々には、
【伝える努力】をお願いしたいし、

私たち患者側も、
受け取り、見極める努力を怠ってはいけないな、

と思わせてくれた納得の記事でした。





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