先週日曜日の朝、NHK(大阪)で
「花に祈り、命を祈る~奈良~映像作家・保山耕一」
というドキュメンタリーが放送されました。
録画予約して、楽しみに待ってた番組です。
(NHK大阪放送局のブログが上がってましたのでご覧ください。)
登場人物の保山耕一さんを知ったのは、
朝日新聞2面左肩の「人」欄。
「こんな人がいてはるんや・・・」と知り、
保山さんのシリーズ「奈良、時の雫」を見て、
なんだか、いてもたってもいられず、
Facebookでメッセージを送りました。
保山さんの映像にまず感じたのは、
まるで“見えないものを見る”かのような視点。
それだけではありません。
「映像美」という言葉が軽く感じられるほど、
深々とした、内奥に激しさを秘めた静けさ。
なぜ保山さんの動画は、
見る人の心をわしづかみにするのか?
日曜日朝の番組は、それを解き明かしてくれました。
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
放送の中でこんな件(くだり)がありました。
「絶望から保山さんを救ったのが、奈良を撮影することだった」
思わず画面を写メさせて頂きましたが、
この感覚、、、
私もかつて同じようなことを感じたことがあるのです。
過労でドクターストップがかかり、意気消沈して、まさに
「生きてるか死んでるか分からない毎日」だった頃のこと。
通院途中の駅でふと、
一冊の薄いパンフレットを手に取りました。
それは近隣の商店街を紹介した販促物でした。
本当に何気なく手に取ったんですが、
パラパラっとめくった瞬間、
「あっ!こんな感じ!私、こういうの好きやねん!」
って、まるで身体の中を血が駆け巡るような感じがしました。
「そや、、、私って
『エエな~』と思てもらえるもんを創るのが
たまらなく好きやったんや!
もっぺんこんなん創りたい!」
凍ってた血管に、
もう一度温かい血潮が流れる感覚、でした。
ページ数は少なかったけれど、恐らく、商店主さんたちが
地元のデザイナーさんと懸命に創り上げたであろう
熱が伝わってくる内容・デザイン。
思わず実家に持って帰り、久々に明るい声で母に、
「お母さん、見て見て!
これ、エエと思わん?
私、やっぱりこんなん好きや。
こんなん創りたいねん」
と言ったら、母は、
沈んで悲しそうだった娘の久しぶりの笑顔に、
「そやろね」と頷いてました。
その時、です。
「ああ、私は心底、
人に何かを伝えること(仕事)が好きなんやな」
と実感したのは。
間違いなく、
あの時の体験が今の職業選択につながってます。
会社でできないのなら、
個人でやろう、と。
だから、独立時につけた屋号「PR’s Labo.」には
①PR→Public Relations
②PR→Promotion
の二つの意味をかけ、複数形の「’s」としました。
もう一度、自分の原点は何かを思い出させてもらいました。
保山さん、ありがとうございました。
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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