『いのちをいただく』という絵本 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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昨日NHKで、和歌山県那智勝浦町の漁港に、
ことし初めて300キロを超えるクロマグロが水揚げされた
というニュースがやってました。


刺身にすると約1,500人分と(!)いうんですから、
その大きさが分かります。^^;


でもクロマグロって最近とても減ってるんですよね。

マグロじゃないですけど、
最近読んだ『いのちをいただく』という本を思い出しました。



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!










小学生のしのぶ君は、社会科の授業で
先生から家の仕事のことを聞かれました。

「普通の肉屋です」


帰り際、先生はしのぶ君を呼び止めて
こう諭します。

「おまえのお父さんが仕事をしないと、
 先生もおまえも校長先生も会社の社長さんも、
 みんな肉を食べられないんだ。
 すごか仕事ぞ」と。





しのぶ君のお父さんは、
食肉センターで牛を「解く」(=殺す)仕事をしていて、
彼はそれを「かっこ悪い」と思っていたのです。


お父さん自身も、牛と目が合うのが辛くて、
「いつか辞めよう」と思っておられました。


しかし、しのぶ君が
「お父さんの仕事はすごかとやね」というのを聞いて
やはり続けようと思った・・・

そんな内容の絵本でした。





私はお肉が苦手で、食べられるのは鶏肉くらい。

けれど、それだって誰かがさばいてくれるからこそ
いただけるのだし、

ゼリーの原料になるゼラチンは、牛や豚由来。
彼らがいなければおいしいゼリーはいただけません。



そう思った時、日頃何気に言っちゃってる
「いただきます」という言葉にハッとしました。




「いただく」という言葉は本来、
「敬意を表して高くささげる」
「頭上におしいただく」
という意味を持ってます。


それが転じて、「食べる」の謙譲語になった。




とすると、日々食卓に並ぶものは皆、
敬い、大切に扱われるべき存在。
一つとしてぞんざいに扱っていいものはない。


昔おばあちゃんに、「ご飯を残したらバチが当たる」と
最後の一粒までキレイに食べるようにと
口やかましく言われました。



今一人暮らしで、時々野菜が冷蔵庫の奥で
お亡くなりになってることがあって、^^;

それじゃアカン!と
「いただきます」の意味を噛みしめました。


(この前アボカドを切ったら、、、黒かった。。。^^;)




図書館で何気に手に取った子ども向けの絵本
だったのに、その内容の厚さ深さは、半端ない。

絵本だから、といって軽く見るのは
厳に慎まんとアカンと思いました。


お近くの図書館にありましたら、
一読をオススメします。(^_^)/







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