について書きました。
最近、増えたTVの企画
-外国人の目から見た日本の「えーっ!」な所、
-逆に、「えーっ!」な国にいる日本人、
なんかを見ても、
≪外の目≫がいかに新鮮でinterestingかを
実感できます。
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
実はそういう視点って、
洋の東西、歴史を問わず存在していて、
当たり前過ぎて見過ごしていることを、
「そっかー!実はそれが≪価値≫やったんやな!」
と再発見させてくれます。
例えば、昨年のNHK大河ドラマ『黒田官兵衛』の時代を
≪外の目≫から見た、ポルトガル宣教師
ルイス・フロイスの『日本史』はつとに有名ですよね。
「ヨーロッパでは夫が前、妻が後ろになって歩く。
日本では夫が後、妻が前を歩く」
ことに驚いたと書かれていたりします。
現代の私たちも「意外やな~」な感じがして、
戦国時代についての思い込みが覆されます。
またそれに先立つ室町時代、
日本に来ていた朝鮮通信使は、
本国にこんな報告をしてたりします。
・日本の市場では、商人は屋根の下に商品を置く。
塵で汚れず、買う人も見やすい。
しかし我が国では、魚肉などの食品も地べたに
置いて売っているので不衛生。
・日本人は入浴好きで銭湯が多く営まれている。
・農村に水車がある。画期的な技術だ。
どれも日本人なら当たり前。
ましてやその当時生きていた人にとっては、
ごくごくありふれた日常の風景。
わざわざ驚くことも、
ましてや書き残すなんてことは思いつきません。
けれど、≪外の目≫からすれば
ものすごい発見やったんですねぇ。
書き残してくれたフロイスさんに、
座布団進呈です。(笑)
更に更に、四天王寺とか法隆寺へ行けば、
フツーに立っている五重塔。
(既にこのフツーがフツーではないんですが・・・)
しかし、この一見フツーな光景は、
あのサグラダ・ファミリアの建築士さえ驚かせた!
こういう事例と同じく、
あなたが日常フツーにしていること、
フツーに取り扱っているもの、
それって実は≪外の目≫から見たら
モノスゴイお宝や!ってことが少なくない。
それやのに
その価値に気づけず見逃してしまい、
「何か足らん」、
「もっと何か新しい商品が必要」と
「もっともっと」になってしまう方が多い。
それって、チョーもったいない。
また≪外の目≫は、
「それってお客さんから見たらどーよ?」な
イケテナさに気付くきっかけにもなります。
例えば「囲い込む」という言葉。
社内の会議なんかでフツーに使われると思うんですが、
以前の会社にいた時から、違和感を覚えてました。
「自分って“囲い込まれたら”嬉しいか?」って。
(牧場の牛じゃあるまいし・・・(+_+))
また、
「そういう目で見られてるって、嫌やんな」って。
日頃フツーに考えていること、言ってることが
日常の行動を形作る。
だとしたら、そんな言葉から生まれる行動って、
お客さんから見たら、
どっかチグハグな感じになっちゃってると思うんです。
でも、日常会社の中でみ~~んなで使うてたら、
なんも変に思えへん。
そういうのが≪外の人≫にとっては
「ん??」になる。
外の力に依存するのではなく、
外の力を利用する。
内の理論・思考を、外の風に晒してみる。
そういう意味で≪外の人≫を使うのは、
めっちゃ意味のあることやと思ってます。
ご訪問ありがとうございます。m(_ _)m
人気ブログランキングの応援をして頂けると嬉しいです。