≪外の人≫の「えっ?」や「ん??」こそ、ヒント | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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それはB to CでもB to Bでも同じ。
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先週末に、「会社を外(の目)から見ることの大切さ」
について書きました。


最近、増えたTVの企画

 -外国人の目から見た日本の「えーっ!」な所、
 -逆に、「えーっ!」な国にいる日本人、

なんかを見ても、

≪外の目≫がいかに新鮮でinterestingかを
実感できます。



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!








実はそういう視点って、
洋の東西、歴史を問わず存在していて、

当たり前過ぎて見過ごしていることを、

「そっかー!実はそれが≪価値≫やったんやな!」

と再発見させてくれます。




例えば、昨年のNHK大河ドラマ『黒田官兵衛』の時代を
≪外の目≫から見た、ポルトガル宣教師
ルイス・フロイスの『日本史』はつとに有名ですよね。


その中には、

「ヨーロッパでは夫が前、妻が後ろになって歩く。
 日本では夫が後、妻が前を歩く」

ことに驚いたと書かれていたりします。

現代の私たちも「意外やな~」な感じがして、
戦国時代についての思い込みが覆されます。





またそれに先立つ室町時代、
日本に来ていた朝鮮通信使は、
本国にこんな報告をしてたりします。


・日本の市場では、商人は屋根の下に商品を置く。
 塵で汚れず、買う人も見やすい。
 しかし我が国では、魚肉などの食品も地べたに
 置いて売っているので不衛生。

・日本人は入浴好きで銭湯が多く営まれている。

・農村に水車がある。画期的な技術だ。




どれも日本人なら当たり前。

ましてやその当時生きていた人にとっては、
ごくごくありふれた日常の風景。

わざわざ驚くことも、
ましてや書き残すなんてことは思いつきません。


けれど、≪外の目≫からすれば
ものすごい発見
やったんですねぇ。

書き残してくれたフロイスさんに、
座布団進呈座布団です。(笑)




更に更に、四天王寺とか法隆寺へ行けば、
フツーに立っている五重塔。
(既にこのフツーがフツーではないんですが・・・)



しかし、この一見フツーな光景は、
あのサグラダ・ファミリアの建築士さえ驚かせた!





こういう事例と同じく、

あなたが日常フツーにしていること、
フツーに取り扱っているもの、

それって実は≪外の目≫から見たら
モノスゴイお宝や!ってことが少なくない。




それやのに
その価値に気づけず見逃してしまい、

「何か足らん」、
「もっと何か新しい商品が必要」と

「もっともっと」になってしまう方が多い。



それって、チョーもったいない。娘①004





また≪外の目≫は、
「それってお客さんから見たらどーよ?」な
イケテナさに気付くきっかけにもなります。




例えば「囲い込む」という言葉。

社内の会議なんかでフツーに使われると思うんですが、
以前の会社にいた時から、違和感を覚えてました。

「自分って“囲い込まれたら”嬉しいか?」って。

(牧場の牛じゃあるまいし・・・(+_+))


また、
「そういう目で見られてるって、嫌やんな」って。





日頃フツーに考えていること、言ってることが
日常の行動を形作る。



だとしたら、そんな言葉から生まれる行動って、
お客さんから見たら、
どっかチグハグな感じになっちゃってると思うんです。



でも、日常会社の中でみ~~んなで使うてたら、
なんも変に思えへん。



そういうのが≪外の人≫にとっては
「ん??」になる。




外の力に依存するのではなく、
外の力を利用する。

内の理論・思考を、外の風に晒してみる。



そういう意味で≪外の人≫を使うのは、
めっちゃ意味のあることやと思ってます。









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