出血している動物に診察室で応急処置で注射をして、診察室を離れて隣の処置室に移動したとたん、保定してる看護師が診察室から叫びます
「院長ー!倒れましたー!!」
えーマジで!注射のショック?呼吸停止?と診察室に慌てて戻ると、
動物じゃなくて飼い主さんが倒れてる(焦)
でも、この手の事って実はあるある。
自分の子の重度の病状にショックを受けたり、出血を見て貧血になったりと要因は様々です。
診察室で倒れてしまう飼い主さんって、まれにいるんだけど、意識がない場合は救急車を呼びます。
救急車で運ばれていく人もいれば、状態が落ち着いて救急車に乗らなくて大丈夫と救急隊に伝える人もいます。
申し訳ないけど、僕は獣医師だから人間の救急には役立たずです。
人間の看護師さんなら脈をとったり的確な体勢にしたりできるだろうけど、動物看護師も何一つ対処ができません。
さすがに人間の医療は、僕たちは専門外です。
動物の救急医療なら、病状を見て頭のなかでどんどん診断をつけて、挿管なり血管確保とかをしていく手順があるから、体が勝手に動くんだけど、人間だとフリーズ。
しかも今回「119が繋がりません!」って看護師が叫んでて、僕を含めてスタッフもオロオロしまくり。
119番の救急って混みあってるの?
結果的に、今回は意識が少しずつ戻って大事にはいたらなかったけど。
人間の救急対応後は、スタッフは興奮状態で、手が震えたりして保定に影響するから、診察再開に時間がかかります。
しかも診察内容が途中からすっ飛んでるし、気持ちがすぐには戻らない。
僕は、人間の出血とか創傷とかが全くダメなんで、獣医師としてしか活躍できない人間です。
人の救急対応の時は、適材適所を鳥肌で感じます。