Eu sou Homeopata -Remédios da Galáxia- -19ページ目

先生マウント村から帰った翌日。


👨‍💼父

「もう疲れた。」


👩母

「何が?」


👨‍💼父

「覚醒も。」


👧長女

「気功も。」


👦長男

「引き寄せも。」


🐶

「ワン。」


その時。

SNS通知。

📱✨

『ついに真実を公開します』


全員

「またか。」


翌週。

家族は噂を聞く。

🌏真理マウント村🌏

そこには

"本当の真実を知った人たち"

が住んでいるらしい。


到着。


村人A

「テレビは嘘です。」


村人B

「学校教育も嘘です。」


村人C

「歴史も嘘です。」


👨‍💼父

「じゃあ何が本当なんだ。」


村人C

「それを今から3時間説明します。」


👨‍💼父

「帰りたい。」


さらに奥へ。


村人D

「私だけが真実を知っています。」


村人E

「いや、私だけです。」


村人F

「二人ともまだ浅い。」


👩母

「真実が三つある。」


さらに奥へ。


村長がいた。


👴村長

「私は究極の真理に到達した。」


全員

「おおーー!」


👴村長

「15年前に。」


全員

「おおーー!」


👴村長

「それ以来、人類を観察している。」


👧長女

「何が見えますか?」


👴村長

「みんな騙されている。」


👦長男

「誰に?」


👴村長

「それはまだ言えない。」


👨‍💼父

「言えないんかい。」


さらに。


👴村長

「私は目覚めた。」


👨‍💼父

「はい。」


👴村長

「私は知った。」


👨‍💼父

「はい。」


👴村長

「私は理解した。」


👨‍💼父

「はい。」


👴村長

「だから人の話を聞かない。」


・・・


👩母

「そこが問題では?」


その時。

村の外れ。


小さな食堂があった。

🍜


店主

「いらっしゃい。」


普通である。

非常に普通である。


👧長女

「あの人も真理を知ってるのかな。」


👴村長

「ああ。」


👨‍💼父

「知ってるの?」


👴村長

「たぶん。」


食堂へ。


👨‍💼父

「真理って何ですか?」


🍜店主

「知らん。」


全員

「え?」


🍜店主

「でも腹減ったら食べるし。」


🍜店主

「眠かったら寝るし。」


🍜店主

「困ってる人がいたら手伝う。」


👩母

「それだけ?」


🍜店主

「それだけ。」


👦長男

「シンプルだな。」


🍜店主

「複雑な話ばかりしてる人ほど、昼飯食うの忘れてるからな。」


沈黙。


風が吹く。


長女がスマホを閉じる。


帰り道。


「気付いた。」


「何?」


「真理マウントって。」


長女

「知識の量じゃなくて。」


長男

「自分だけが知ってると思いたい気持ちかも。」


「ワン。」


「人間は真実が好きなんじゃなくて。」


「特別扱いが好きなのかもしれない。」


その瞬間。

後ろから村長の声。


👴村長

「その気付きはレベル8です。」


👨‍💼父

「まだ続くの!?」


👴村長

「次は被害者マウント村。」


👨‍💼父

「なんか嫌な予感しかしない。」


🐶

(たぶん今までで一番人が多い)


これ見よがし家、

またしても敗北。

つづく。

覚醒マウント村から帰った翌日。


👨‍💼父

「最近思うんだ。」


👩母

「何?」


👨‍💼父

「みんな先生になりたがるな。」


👧長女

「わかる。」


👦長男

「生徒は卒業したいけど先生は卒業しない。」


その時。

SNS通知。

📱✨

『あなたも今日から認定講師』


全員

「早いな。」


翌週。

家族は先生養成講座へ。


講師

「皆さんは今日から教える側です。」


👨‍💼父

「何を?」


講師

「それは後で考えます。」


👨‍💼父

「後なの?」


講師

「大切なのは肩書きです。」


👩母

「順番おかしくない?」


講師

「まず認定。」


👧長女

「なるほど。」


講師

「そして認定講師養成講師。」


👦長男

「増えた。」


講師

「さらに上が認定講師養成講師マスター。」


👨‍💼父

「急にラスボス出てきた。」


数日後。

家族は噂を聞く。

🏆先生マウント村🏆

そこには究極の先生たちが住んでいるらしい。


到着。


村人A

「私は認定講師です。」


村人B

「私は上級認定講師です。」


村人C

「私は特級認定講師です。」


👨‍💼父

「強い・・・」


さらに奥へ。


巨大な看板。


✨国際宇宙銀河統合認定マスター講師✨


👨‍💼父

「長い。」


👩母

「肩書きだけで名刺一枚終わる。」


そこに村長が現れた。


🎓村長

「私は講師歴30年。」


全員

「おおー!」


🎓村長

「認定資格は147個。」


全員

「おおー!!」


🎓村長

「修了証は押し入れ三つ分。」


全員

「おおー!!!」


👨‍💼父

「ちなみに何を教えてるんですか?」


🎓村長

「・・・」


👨‍💼父

「ん?」


🎓村長

「資格の取り方。」


・・・


👦長男

「永久機関だった。」


さらに奥へ。


小さな公園。


一人のおばあさんが子供たちに折り紙を教えていた。


👵

「こうやって折るんだよ。」


子供たち

😊😊😊


楽しそうである。


👩母

「あの人も先生?」


🎓村長

「ああ。」


👧長女

「資格は?」


🎓村長

「ない。」


👦長男

「認定は?」


🎓村長

「ない。」


👨‍💼父

「肩書きは?」


🎓村長

「ない。」


👩母

「じゃあ何で先生なの?」


🎓村長

「教えたら喜ばれたから。」


沈黙。


👧長女

「それが先生・・・?」


🎓村長

「たぶんな。」


風が吹く。


修了証が一枚飛んでいった。


帰り道。


「気付いた。」


「何?」


「先生になりたい人と。」


長女

「教えたい人は。」


長男

「別かもしれない。」


「ワン。」


「肩書きを集めるのが目的になると、本来の目的が見えなくなるんだな。」


その瞬間。

後ろから村長の声。


🎓村長

「その気付きはレベル7です。」


👨‍💼父

「もうレベル上げゲームじゃないか!」


🎓村長

「次は最終章です。」


全員

「ついに!」


🎓村長

「真理マウント村。」


👨‍💼父

「一番めんどくさそう。」


🐶

(たぶん今までで最強)


これ見よがし家、

最後の戦いへ。

つづく。

 

引き寄せマウント村から帰った夜。


👨‍💼父

「最近気付いたんだが・・・」


👩母

「何?」


👨‍💼父

「世の中にはマウント村が多すぎる。」


👦長男

「たしかに。」


👧長女

「でも最後は覚醒だよ。」


👨‍💼父

「何が?」


👧長女

「全部を超えるやつ。」


その時。

スマホに広告。

📱✨

『あなたはまだ本当の自分を知らない』


全員

「出た。」


翌週。

家族は覚醒セミナーへ。


講師

「皆さんはまだ眠っています。」


会場拍手。


講師

「本当のあなたは目覚めていません。」


会場拍手。


講師

「私は目覚めました。」


会場大拍手。


👨‍💼父

「いつ?」


講師

「去年です。」


👨‍💼父

「最近だな。」


講師

「それまでは普通の会社員でした。」


👩母

「今は?」


講師

「覚醒講師です。」


👦長男

「転職だった。」


数日後。

家族は噂を聞く。

🌟覚醒マウント村🌟

そこには究極の目覚めた人々がいるらしい。


到着。


村人A

「私は一度覚醒しました。」


村人B

「私は三度覚醒しました。」


村人C

「私は毎月覚醒しています。」


👨‍💼父

「定期メンテナンスみたいだな。」


さらに奥へ。


村長がいた。


🧙村長

「私は完全覚醒しています。」


全員

「おおーー!」


🧙村長

「二十四時間。」


全員

「おおーー!!」


🧙村長

「寝ている時も。」


全員

「おおーー!!」


🧙村長

「ただし昼食後は少し眠い。」


・・・


👦長男

「覚醒してても眠いんだ。」


🧙村長

「人間だから。」


さらに奥へ。


一人の老人が草むしりをしていた。


👴老人

「こんにちは。」


普通である。

非常に普通である。


👩母

「あの人は覚醒者ですか?」


🧙村長

「たぶん。」


👧長女

「たぶん?」


🧙村長

「本人がそういう話をしない。」


👨‍💼父

「じゃあ何してるの?」


🧙村長

「畑。」


👦長男

「他は?」


🧙村長

「散歩。」


👧長女

「他は?」


🧙村長

「昼寝。」


沈黙。


👨‍💼父

「それだけ?」


🧙村長

「それだけ。」


👨‍💼父

「幸せそうだけど。」


🧙村長

「幸せだからな。」


👨‍💼父

「覚醒したから?」


🧙村長

「いや。」


👨‍💼父

「え?」


🧙村長

「比べるのをやめたから。」


・・・


風が吹く。


長女のスマホが静かに閉じられる。


帰り道。


「気付いた。」


「何?」


「ブランドマウント。」


長女

「自然派マウント。」


長男

「気功マウント。」


「引き寄せマウント。」


「ワン。」


「覚醒マウント。」


全員

「全部同じだ。」


その瞬間。

後ろから村長の声。


🧙村長

「その気付きはレベル6です。」


👨‍💼父

「まだあるの!?」


🧙村長

「もちろん。」


👨‍💼父

「次は何。」


🧙村長

「先生マウント村。」


👩母

「嫌な予感しかしない。」


👦長男

「最終ボス感ある。」


👧長女

「行くしかない。」


🐶

(帰りたい)


これ見よがし家、

またしても敗北。

つづく。