先生マウント村から帰った翌日。
👨💼父
「もう疲れた。」
👩母
「何が?」
👨💼父
「覚醒も。」
👧長女
「気功も。」
👦長男
「引き寄せも。」
🐶
「ワン。」
その時。
SNS通知。
📱✨
『ついに真実を公開します』
全員
「またか。」
翌週。
家族は噂を聞く。
🌏真理マウント村🌏
そこには
"本当の真実を知った人たち"
が住んでいるらしい。
到着。
村人A
「テレビは嘘です。」
村人B
「学校教育も嘘です。」
村人C
「歴史も嘘です。」
👨💼父
「じゃあ何が本当なんだ。」
村人C
「それを今から3時間説明します。」
👨💼父
「帰りたい。」
さらに奥へ。
村人D
「私だけが真実を知っています。」
村人E
「いや、私だけです。」
村人F
「二人ともまだ浅い。」
👩母
「真実が三つある。」
さらに奥へ。
村長がいた。
👴村長
「私は究極の真理に到達した。」
全員
「おおーー!」
👴村長
「15年前に。」
全員
「おおーー!」
👴村長
「それ以来、人類を観察している。」
👧長女
「何が見えますか?」
👴村長
「みんな騙されている。」
👦長男
「誰に?」
👴村長
「それはまだ言えない。」
👨💼父
「言えないんかい。」
さらに。
👴村長
「私は目覚めた。」
👨💼父
「はい。」
👴村長
「私は知った。」
👨💼父
「はい。」
👴村長
「私は理解した。」
👨💼父
「はい。」
👴村長
「だから人の話を聞かない。」
・・・
👩母
「そこが問題では?」
その時。
村の外れ。
小さな食堂があった。
🍜
店主
「いらっしゃい。」
普通である。
非常に普通である。
👧長女
「あの人も真理を知ってるのかな。」
👴村長
「ああ。」
👨💼父
「知ってるの?」
👴村長
「たぶん。」
食堂へ。
👨💼父
「真理って何ですか?」
🍜店主
「知らん。」
全員
「え?」
🍜店主
「でも腹減ったら食べるし。」
🍜店主
「眠かったら寝るし。」
🍜店主
「困ってる人がいたら手伝う。」
👩母
「それだけ?」
🍜店主
「それだけ。」
👦長男
「シンプルだな。」
🍜店主
「複雑な話ばかりしてる人ほど、昼飯食うの忘れてるからな。」
沈黙。
風が吹く。
長女がスマホを閉じる。
帰り道。
父
「気付いた。」
母
「何?」
父
「真理マウントって。」
長女
「知識の量じゃなくて。」
長男
「自分だけが知ってると思いたい気持ちかも。」
犬
「ワン。」
父
「人間は真実が好きなんじゃなくて。」
母
「特別扱いが好きなのかもしれない。」
その瞬間。
後ろから村長の声。
👴村長
「その気付きはレベル8です。」
👨💼父
「まだ続くの!?」
👴村長
「次は被害者マウント村。」
👨💼父
「なんか嫌な予感しかしない。」
🐶
(たぶん今までで一番人が多い)
これ見よがし家、
またしても敗北。
つづく。