Eu sou Homeopata -Remédios da Galáxia- -18ページ目

無マウント村から帰った翌週。


👨‍💼父

「ついに最後か。」


👩母

「長かったわね。」


👧長女

「ブランドマウント。」


👦長男

「自然派マウント。」


👩母

「スピマウント。」


👨‍💼父

「気功マウント。」


👧長女

「引き寄せマウント。」


👦長男

「覚醒マウント。」


👩母

「先生マウント。」


👨‍💼父

「真理マウント。」


👦長男

「被害者マウント。」


🐶

「全部回ったワン。」


そして。

地図にも載っていないという

🌾普通村🌾

へ向かった。


到着。


・・・


何もない。


👨‍💼父

「何もないな。」


👩母

「何もないわね。」


👧長女

「映えスポットもない。」


👦長男

「セミナー会場もない。」


🐶

「ワン。」


歩く。


畑。


歩く。


公園。


歩く。


商店。


終わり。


👨‍💼父

「村長は?」


👩母

「いるの?」


近くのおじさんに聞く。


👨

「村長?」


👨

「いるけど。」


👨‍💼父

「どこですか?」


👨

「田んぼ。」


行ってみる。


本当に田んぼだった。


🌾🌾🌾


👴村長

「あ、こんにちは。」


普通である。

驚くほど普通である。


👨‍💼父

「普通村の村長ですか?」


👴村長

「そうだよ。」


👨‍💼父

「何か教えは?」


👴村長

「特にない。」


👩母

「理念は?」


👴村長

「ない。」


👧長女

「メソッドは?」


👴村長

「ない。」


👦長男

「認定制度は?」


👴村長

「ない。」


🐶

「ワン。」


沈黙。


👨‍💼父

「じゃあ何してるんですか?」


👴村長

「仕事。」


👨‍💼父

「それだけ?」


👴村長

「それだけ。」


歩いていると、

住民たちが見える。


パン屋。

🍞

パンを焼いている。


農家。

🌾

畑を耕している。


店員。

🏪

レジを打っている。


子供。

遊んでいる。


誰も

自慢しない。


誰も

競争していない。


誰も

悟った顔をしていない。


👧長女

「みんな普通だ。」


👦長男

「つまらないくらい普通。」


その時。

パン屋のおばさんが笑う。


🍞

「今日はうまく焼けた。」


農家のおじさんも笑う。


🌾

「今年は豊作だ。」


子供たちも笑う。


「また明日な!」


・・・


👩母

「なんか。」


👨‍💼父

「楽しそうだな。」


誰も勝っていない。


誰も負けていない。


なのに。


一番楽しそうだった。


帰り道。


「気付いた。」


「何?」


「俺たちはずっと。」


長女

「誰が上か探してた。」


長男

「誰が正しいか探してた。」


「誰がすごいか探してた。」


「ワン。」


「でも普通村には。」


長女

「上も下もなかった。」


長男

「勝ちも負けもなかった。」


その時。

後ろから声。


👴村長

「そりゃそうだ。」


👨‍💼父

「え?」


👴村長

「人生は大会じゃないからな。」


・・・


全員

「・・・」


そして家に帰る。


翌日。


👨‍💼父

普通に仕事。


👩母

普通に買い物。


👧長女

普通にSNS。


👦長男

普通に筋トレ。


🐶

普通に昼寝。


何も変わらない。


・・・と思った。


その夜。


👧長女

📱

投稿。


『私は普通村で大切な気付きを得ました。』


#普通が最強
#人生は大会じゃない
#学び
#感謝


👨‍💼父

「おい。」


👩母

「始まったわね。」


👦長男

「これ見よがしだ。」


🐶

「ワン。」


こうして。

これ見よがし家は、

何も学ばなかった。


完。


エピローグ

数日後。

隣町に新しい村ができた。

✨気付きマウント村✨


👧長女

「行かなきゃ。」


👨‍💼父

「やめろ。」


本当に完。 😆🏡✨📖

被害者マウント村から帰った翌日。


👨‍💼父

「ついに最後の村か。」


👩母

「長かったわね。」


👧長女

「ブランド。」


👦長男

「自然派。」


👩母

「気功。」


👨‍💼父

「覚醒。」


🐶

「ワン。」


👨‍💼父

「全部見てきた。」


その時。

SNS通知。

📱✨

『私はマウントしません』


全員

「来たな・・・」


翌週。

家族は噂を聞く。

🌿無マウント村🌿

そこには

絶対にマウントしない人たちが住んでいるらしい。


到着。


村人A

「私は人と比べません。」


村人B

「私も。」


村人C

「私なんて10年前から比べてません。」


👨‍💼父

「始まった。」


さらに奥へ。


村人D

「私はSNSをやめました。」


村人E

「私は15年前にやめました。」


村人F

「私は最初からやってません。」


会場

👏👏👏


👦長男

「競争してる。」


さらに奥へ。


村人G

「私は肩書きが嫌いです。」


村人H

「私は名刺を捨てました。」


村人I

「私は名前すら名乗りません。」


👩母

「どこまで行くの。」


さらに奥。


村長がいた。


🧘村長

「私は無マウント歴30年。」


全員

「おおーーー!」


🧘村長

「人と比較しません。」


全員

「おおーーー!」


🧘村長

「競争もしません。」


全員

「おおーーー!」


🧘村長

「この村で私が一番です。」


・・・


👨‍💼父

「言った。」


👦長男

「言ったな。」


🐶

「言ったワン。」


その時。

村のはずれ。


小さな商店があった。


👴店主

「いらっしゃい。」


普通である。

今回も普通である。


👩母

「あの人も無マウントですか?」


🧘村長

「ああ。」


👧長女

「何年目ですか?」


👴店主

「何が?」


👧長女

「無マウント。」


👴店主

「数えたことない。」


👨‍💼父

「人と比べないんですか?」


👴店主

「比べる時もあるよ。」


全員

「えっ?」


👴店主

「人間だからね。」


沈黙。


👴店主

「ただ、比べた後に戻ってくるだけ。」


👩母

「戻る?」


👴店主

「自分の人生に。」


風が吹く。


👴店主

「誰だって見栄もあるし。」


👴店主

「嫉妬もするし。」


👴店主

「比べもする。」


👴店主

「でも、そこに住み続けないだけだよ。」


全員

「・・・」


帰り道。


「気付いた。」


「何?」


「マウントしない人が偉いんじゃない。」


長女

「マウントしたくなる自分を知ってる人が強い。」


長男

「そして戻れる人が強い。」


「ワン。」


その瞬間。

後ろから村長の声。


🧘村長

「その気付きはレベル10です。」


👨‍💼父

「ついに終わった!」


🧘村長

「いや。」


全員

「え?」


🧘村長

「最後の村がある。」


👨‍💼父

「まだあるの!?」


🧘村長

「どの地図にも載っていない。」


👩母

「どこ?」


🧘村長

「普通村。」


全員

「・・・」


🐶

「たぶん最強。」


これ見よがし家、

最後の旅へ。

つづく。

 

真理マウント村から帰った翌日。


👨‍💼父

「昨日の村はすごかったな。」


👩母

「みんな自分だけが真実を知ってたわね。」


👦長男

「結局、誰も同じ真実じゃなかった。」


🐶

「ワン。」


その時。

SNS通知。

📱

『私ほど苦労した人はいません』


全員

「来たな・・・」


翌週。

家族は噂を聞く。

💀被害者マウント村💀

そこには

究極の苦労人たちが住んでいるらしい。


到着。


村人A

「私は上司に嫌われました。」


村人B

「私は会社全員に嫌われました。」


村人C

「私は社会に嫌われました。」


👨‍💼父

「スケールがでかい。」


さらに奥へ。


村人D

「私は5年苦しみました。」


村人E

「私は10年。」


村人F

「20年。」


村人G

「前世から。」


👩母

「出た。」


会場拍手。

👏👏👏


👨‍💼父

「なんで拍手なんだ。」


さらに奥へ。


巨大なステージ。


🏆村長

「皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。」


全員

「・・・」


🏆村長

「まず私の苦労話から。」


全員

「始まった。」


🏆村長

「私は誰にも理解されませんでした。」


会場

👏👏👏


🏆村長

「家族にも。」


👏👏👏


🏆村長

「友人にも。」


👏👏👏


🏆村長

「美容院にも。」


👦長男

「何があった。」


🏆村長

「しかも私は・・・」


全員

「おお・・・」


🏆村長

「3回も騙されました。」


会場総立ち。

👏👏👏👏👏


👨‍💼父

「被害が大きいほど偉いのか?」


その時。

会場後方から声。


👵

「私は4回。」


会場どよめく。


👴

「私は7回。」


会場騒然。


👩

「私は10回。」


会場大興奮。


👨‍💼父

「オークションか。」


さらに。


👩

「私なんて浄化で人生崩壊しました。」


👨

「私は覚醒で崩壊しました。」


👩

「私は引き寄せで崩壊しました。」


👨

「私は投資で崩壊しました。」


👦長男

「全員崩壊してる。」


🐶

「ワン。」


村の奥へ進む。


すると小さなベンチ。


おばあさんが座っていた。


👵

「こんにちは。」


普通である。

今回も普通である。


👩母

「あの人は?」


🏆村長

「ああ。」


🏆村長

「昔かなり苦労した人だ。」


👨‍💼父

「どれくらい?」


🏆村長

「村長クラス。」


全員

「おお。」


👧長女

「今は何してるの?」


👵

「畑。」


👦長男

「それだけ?」


👵

「それだけ。」


👨‍💼父

「苦労話はしないんですか?」


👵

「何のために?」


沈黙。


👵

「大変だったのは事実。」


👵

「でも、それを毎日磨いても勲章にはならないよ。」


風が吹く。


👵

「昔の傷はね。」


👵

「治ったら病院に飾るもんじゃなくて、次に歩くために使うもんだよ。」


全員

「・・・」


🐶

「深いワン。」


帰り道。


「気付いた。」


「何?」


「ブランドマウントは。」


長女

「持っている物。」


長男

「真理マウントは知識。」


「被害者マウントは。」


「傷の数。」


「ワン。」


「でも傷は比べるためじゃなくて、生き延びた証なんだな。」


その瞬間。

後ろから村長の声。


🏆村長

「その気付きはレベル9です。」


👨‍💼父

「まだ終わらんのか!」


🏆村長

「次はいよいよ・・・」


全員

「最終決戦!?」


🏆村長

「無マウント村。」


👨‍💼父

「嫌な予感しかしない。」


👩母

「一番こじれてそう。」


🐶

(たぶん強い)


これ見よがし家、

最後の村へ。

つづく。