標高2千mを超えた八方池から、さらに登り続けます。
前回の燕岳の急峻な登りよりは、はるかに楽な尾根道だと感じます。
登山道の周囲に咲いていた高山植物も多種多彩。
まさに、天空の楽園です♡
ヤマホタルブクロ
イブキジャコウソウ
東北では珍しい ベニバナではない 白花のイチヤクソウ
ミヤマアキノキリンソウ
これは初めて見る花だ!
もしかしたら、ハクサンオミナエシかもしれない。
東北でもお馴染みの、ミヤマホツツジ
雄しべが上向きに反り返り、まるで、雄たけびを上げるゾウの鼻のようにも見え
花弁もゾウの耳に見えませんか? とってもユーモラスに感じる花です♪
草原が終わり、ダケカンバの林に入る。「下の樺」という地帯らしい。
ダケカンバの林を抜けると、再び、草原が続き、花園に♬
ハクサンチドリ
ウラジロヨウラク
この辺から尾根の左側をトラバース。
依然として、楽な登りが続きます。
こんな視界が不良な日は、雷鳥が現れるのではと、期待を込めて
きょろきょろ見回しましたが、・・・残念(^^;
ハクサンフウロ
ウマノアシガタ??
左斜面は、黄色の花で埋め尽くされていた。
この先は、再びダケカンバの林の中へ。
ピンボケですが、オオサクラソウかな??
おお!岩手の山でもお馴染みの ズダヤクシュ(喘息薬種)ではないですか。
文字通り、喘息に効く漢方薬として、古来より利用されている植物です。
ちょーピンボケでしたが・・・ベニバナイチゴ
谷間の湿った灌木帯を登り続けると、大ぶりな白い花が咲いているのを発見!
唐松岳で見たかったタカネマツムシソウに続き、第二の花、
キヌガサソウと、ついに出会えました。うれしいなぁ💛
感激の出会いに写真を撮りまくっていたら・・・
この周辺は、キヌガサソウだらけだったのに気づく。
貴重な花なのに、こんなに数多く咲いていると・・・ちょっと拍子抜けでした(^^ゞ
再びダケカンバ林の登りが始まる。「上ノ樺」というらしい。
尾根筋の分岐点を左に下りてみると、急に空気がヒンヤリとしてきた。
ここが「扇雪渓」」か。
文字通り、扇を広げたような雪渓が広がっていた。
7月末のこの時期でも、かなりの残雪の量にびっくり。
冷気が漂うこの周辺では、早春に咲く高山植物の花盛りです。
ピンボケの ハクサンシャクナゲ・・・
ゴゼンタチバナ
ミツバオウレンと
チングルマ
扇雪渓から右の尾根道に戻り、なだらかな道を進むと、また急登になった。
ミヤマキンバイ
イワカガミ
チングルマとイワカガミのお花畑♬
東北の山の登山では季節が合わず、なかなか見られなかった
アオノツガザクラが咲いていて、感動!
イワカガミと一緒に咲いている白い小さな花は、ミネズオウ。
ミネズオウは、早春の雪解け時のいっときの季節にしか出会えない貴重な花ですが
唐松岳では、真夏の7月末にも見られました♪
しかも、東北で見られる花よりも、少し大きいかも。
可憐な、コケモモも。
数々の高山植物を愛でているうちに、14時2分。最後のケルンでもある
丸山に到着。
ここの標高は2400mを超え、唐松岳頂上山荘までは、あと標高差200mです。
ふぅ
つづく・・・