「瑛太、すぐに来るように伝えてと言っておいたはずだが、まあいいか、で3つの品物は?」

青く光る花

ケサラパサラの毛

ドラゴンの鱗

「よくやった、これで作れるぞ。今から作ると明日の朝には出来上がる」

「ゾーサラス、聞きたいことがあるが」

「わかっておる。リノとレノの事だな、怪我は治るが………レノの人見知りが悪化しておる、私では無理だな」

「会うことは出来るのか」

「…………会ってどうする」

「…………………………………………………」

確かに会ったどころで俺にどうする事ができないのはわかっているが………それでも

「……………………わかった。特別室は2階の一番奥…………リノが出迎えてくれるだろ」

「………それと………アギレラって何者?」

ドラゴンさえ手懐けてしまう、下手したら闇の世界最強かもしれない

「なあ瑛太………………世の中には知らなくて良いことはある……アギレラの事もその一つだよ………知ったら………死ぬ……知りたいか」

そんなにヤバいことなのか

「……………止めときます」

「賢明な判断だな……もう聞きたいことはないな、じゃ今から作るから出発は明日の朝玄関前に集まれ、他のみんなにもそう伝えておけ」

わかりましたと言って部屋を出た

目指すは2階の一番奥










「ねぇ夢枕、時間ある」

「あるけどなんの用かしら血祭」

「………瑛太の事よ」

「…………わかった。でも場所を変えない」

「そうだな。わかった」

夢枕と血祭は刀に手をかけ、ゆっくりと部屋を出た


「塵、遅いじゃないか」

玄関を開け中に入って、最初に聞いた言葉だった

「それとなんで女性に挟まれているんだ」

話したいが………長くなる

「瑛太………お帰りなさい………」

「ナナツ………ただいま」

とそこに

「瑛太………夢枕と血祭に挟まれている理由を話してほしい」

「茜…………疲れているから休んでからでいいか」

「…………いいわよ………納得できる説明が出来るんだよね」

多分…………………無理

ここに来るまでが大変だった

二人をよく見ると刀に手をかけ、いつ切りあいになっても可笑しくない

「なあ夢枕、血祭………刀から手を離してくれないかな」

「…………血祭が離してくれたら……」
「…………夢枕が離してくれたら……」

「「刀から手を離してあげる」」

無理だな

「じゃせめて抜刀だけはするなよ」

「「努力しま〜〜〜〜〜す」」

無理かもしれないが、万が一なっても

期待を込めて振り返るが………………

祭は何だか楽しそうに笑っていた

「血祭お姉ちゃん………夢枕が襲ってきたら加勢するから……一緒に頑張ろうね」

こりゃ駄目だ

あとは神に祈るしかない

こうして何事も無くたどり着いた

「塵…聞いている?」

気がついたらアデルに呼ばれていたらしい

「あっごめん、で」

「最初から言うね、塵がつく少し前にレノとリノの姉妹が運ばれて来たわよ」

そう言えば幸神の村に置いてきたのを忘れていた

「誰が運んできたの」

「えっと確かミートサラスとか言っていたような」

「まだいるの?」

「忙しいらしいからすぐに帰ったわよ」

「リノとレノは」

「特別室に入って、面会したいのなら………そうだゾーサラス先生から…………帰ってきたら直ぐに私の部屋にこい………伝えたからね…………塵早く行きなさい」

こいつ………忘れていたな

ゾーサラスの部屋に行くことにした



[人間界に行くことにしよう]

これでキラリンが助けられる

[3つの品物は手に入れただろう]

3つの品物と言えば

青く光る花

ケサラパサラの毛

あと一つは確か…………

「まだドラゴンの鱗が手に入っていない」

「まだ貰ってないのか、仕方ないな」

そう言うとアリルに向き直り

「さあ早く鱗を渡せ、なんなら手伝ってやろうか、まあ私は不器用だから尻尾ごと切り落とすかも知れんが、さあどうする?」

「…………断ります………自分でします」

そう言うとアリルは小さな悲鳴を上げ

「こ………これでいい?」

「じゃ大人しく隅っこにいなさい、さあ瑛太これで揃っただろ。早く戻りなさい」

「アギレラは」

アリルを指差しながら

「こいつに用がある」

「あなた早く帰りましょう」

夢枕に手を引かれその場を離れてゆく

「血祭お姉ちゃん、祭達も行こうよ」

「わかった」

祭に手を引かれ後に続いてゆく

歩きながら背後から二人の会話が聞こえてきた

「さてドラゴン……」

「あの一様名前があるんだけど」

「面倒くさいやつ……まあ聞いてやる」

「………アリル」

「アリルね、アリルに頼みたいことがあるの…………まあ断れないけど」

「………………………………………」

聞こえたのはそこまでだった

外に出ると西の空が明るくなりかけて

夜明けが近いのがわかる

一晩中戦っていたのか

体中痛いが

「夢枕、血祭、祭、帰るか」

「はいあなた」

右に近寄ってきた

左には無言で血祭が……何か怖い

あるき出した背後に祭がついてきた

こうして洞窟を後にした