「いきなり現れるとは………お前は誰だ」
「こっちを見ろよ」
「………あの………無視……しないで……あたしはここにいるから」
既に人間の姿に戻った騒ぐアリルを無視して
「その前にみんな回復してあげる」
辺りを暖かい光が覆ってゆき、軈て側に
「瑛太……あの人って……アギレラ……なんでこんな所に」
血祭が更に
「血祭お姉ちゃん、瑛太お兄ちゃん……大丈夫?………それに夢枕お姉ちゃんも」
祭が寄ってきた
「何でも主からの伝言を伝えに来たみたい」
「そうなんだ……あなた………ところで」
刀に手をかけ迫ってくる夢枕………笑っているけど……何か怖いよ
「そこの夫婦………喧嘩はあとにしなさい」
アギレラから見たら俺達はそう見えるんだ
「はいわかりました……あなた………説明は後でしてもらうから」
多分……何故血祭がいるかだろうな
なんて説明すれば納得するだろうかと考えていると、しびれを切らしたアリルが
「こっちを見ろおばさん!」
とんでもない事を言ってきた
「瑛太……少し待っててくれる」
笑っているけど……目が笑っていない
そして
「さっきなんて言ったのかしら?もう一回言ってくれるかしら」
気がついたらアギレラはアリルの背後にいた
いつ移動した?まあ俺には見えるわけ無いが
血祭も夢枕も見えなかったらしく、唖然している
「……………………………」
アリルも見えなかったらしく…………
「もう一回聞くね、さっきなんて言ったのかしら?」
「こっちを…………こっちを見ろ」
「その続きは?」
「お……………お…………お……………」
アリルが震えているのが分かる
勝てない相手だとわかっているんだろ
「………………………で?おの後は」
「お……………おね……おねえさん」
「こっちを見ろおねえさん………で間違いないのね」
アリルは縦に激しく首を振っていた
「何か違う様な………おばさんって聞こえたような………まあいいか……あなたは大人しく隅っこにいなさい、後で用があるから」
隅っこで縮こまるアリルを見て
「次邪魔したら3枚に捌くから」
アギレラはこっちを見て
「最初からね、主からの伝言を伝える」
一息入れて
「お前達の努力は認めよう、人間界に行くことにしよう、もう3つの品物は手に入れただろう。急いで帰ってこい」
