「塵、遅いじゃないか」

玄関を開け中に入って、最初に聞いた言葉だった

「それとなんで女性に挟まれているんだ」

話したいが………長くなる

「瑛太………お帰りなさい………」

「ナナツ………ただいま」

とそこに

「瑛太………夢枕と血祭に挟まれている理由を話してほしい」

「茜…………疲れているから休んでからでいいか」

「…………いいわよ………納得できる説明が出来るんだよね」

多分…………………無理

ここに来るまでが大変だった

二人をよく見ると刀に手をかけ、いつ切りあいになっても可笑しくない

「なあ夢枕、血祭………刀から手を離してくれないかな」

「…………血祭が離してくれたら……」
「…………夢枕が離してくれたら……」

「「刀から手を離してあげる」」

無理だな

「じゃせめて抜刀だけはするなよ」

「「努力しま〜〜〜〜〜す」」

無理かもしれないが、万が一なっても

期待を込めて振り返るが………………

祭は何だか楽しそうに笑っていた

「血祭お姉ちゃん………夢枕が襲ってきたら加勢するから……一緒に頑張ろうね」

こりゃ駄目だ

あとは神に祈るしかない

こうして何事も無くたどり着いた

「塵…聞いている?」

気がついたらアデルに呼ばれていたらしい

「あっごめん、で」

「最初から言うね、塵がつく少し前にレノとリノの姉妹が運ばれて来たわよ」

そう言えば幸神の村に置いてきたのを忘れていた

「誰が運んできたの」

「えっと確かミートサラスとか言っていたような」

「まだいるの?」

「忙しいらしいからすぐに帰ったわよ」

「リノとレノは」

「特別室に入って、面会したいのなら………そうだゾーサラス先生から…………帰ってきたら直ぐに私の部屋にこい………伝えたからね…………塵早く行きなさい」

こいつ………忘れていたな

ゾーサラスの部屋に行くことにした