19世紀ブリュロカップ・池のや・おうちご飯 | パリでサンサン七拍子のブログ

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19世紀末、ビストロで使われていたブリュロです。ブリュロは前にも載せているが労働者が早朝ビストロで熱いカフェを飲んでカップが温まった後にカフェを飲み干しカップを逆さまにし、其処の凹んだ部分に蒸留酒やアルコール度の強い酒を少し入れてグイっと飲んで仕事へ向かった・・・寒い冬には馴染みのビストロ、店主と一時の団欒を経て寒い外へ仕事に向かう人達の習慣として使われていたカップ。

今では製造はされていない、中々出て来ない代物でアンティーク好きにはとても良く知られているカップです。

厚みの有る陶器は熱伝導率が高く、温まったカップの底へアルコールを垂らし入れると程よい暖かさに成って身体も温まると言う優れたカップです。庶民の味方で有った、富裕層の人々は優雅に小食を暖かな部屋で過ごすが低階級の人々にはそんな余裕は無く、朝早くから仕事場へ行かねば成らなかった、ビストロはそんな人々のささやかな幸せの場所で有った。

日本で見つけたホテル近くの”池のや”と言う店のランチは驚くほどの安さで美味い店!!

パリへ戻る前の最後のランチが此れ!白身魚の西京焼き定食です。

白身魚の種類は忘れたが、、、銀鱈では無かった。しか~し!脂ののった白身魚、大根の炊きもの、漬物にみそ汁、驚くのは自分で選べるご飯のトッピング!!シラスかアジフライ、辛子明太子の3種類から選んでトッピング。私が得たんだのは辛子明太子、これ等全てのセットメニューがな・何と!!850円だった~~!!脅威である。どうやったら利益が出るかが不思議で成らない!

で・・・私もパリのおうちご飯で試してみた。白身魚は築地で銀鱈の西京漬け、これだけで確か600円だった気がする・・・

築地で購入した辛子明太子にブロッコリーの胡麻和え、味噌汁、どんなに頑張っても850円では収まらない!パリで鱈を買って西京味噌に漬けたとしても絶対に850円では無理!家庭料理”池のや”は味も素晴らしく、とってもリーズナブル!只、朝早めからオープンしてるのでお昼ごろに行くと本日のメニューは略完売に成ってしまう。

最後に行った此の店で私の横に居た一組の男女の話が耳に入って来た。男性はTV制作がらみの仕事で相手の女性を連れて来ていた様で、、、”此の店は本当は教えたくないんだな~!”と言ってた。常連さんらしく自慢げに店を相手に紹介してた。

実に納得!で有る。マグロの中落定食は確か?950円か1000円だった気がするが即完売となって私が入店した時には残り1セットしか無かった。勿論小鉢やトッピングは同じに付くんだぞ~!凄い!

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