マラケッシュからスタートしたモロッコの旅。まず、ホテル
Ksar Char Bagh へ。このホテルは、マラケッシュの街の
喧騒から離れて、椰子の木林に囲まれた閑静なところに
あります。ここで、最初に目に飛び込んできたのは、ホテ
ルの玄関に飾られた真っ赤なバラの花びら。モロッコの
国花でもある、バラの花びらは歓迎の意をあらわします。
ホテルの中に入ると、大きな絵画のように、美しくレイ
アウトされた螺旋階段を上って、２階へ。ここは吹き抜
けになっており、廊下はライブラリースペース。ホテルで
の過ごし方の定番は、やはり日光浴をしながら、読書。
ここは本の品揃えも充実しています。
さて、お部屋の中はというと、かなり広めのでゆったり
しています。内装はとてもシンプルですが、窓など、と
ころどころにモロッコ特有の装飾がみられます。昼は
プールサイドで日光浴できるのに、朝晩はとても冷え
ます。なので、暖炉はかかせません。朝・晩この暖炉
に火をともして、コーヒーを頂くのが至福のひとときで
した。
バスルームの窓は、巧みな木彫りの窓枠になっており、
柔らかな光が入ります。大理石のバスタブは、かなり深
く大きめで、お湯が冷めやすいのが難かな。でも、オリジ
ナルのバスオイルは優れもの！提携ハーブ園に特注した
レモンバーベナーのバスオイル。香りの広がりがとてもいい。
お湯にすばやく乳化して、入浴後は体に柑橘系の香りが残
り、肌はしっとり。ひさしぶりにいいものに出会った嬉しさに
探究心をそそられ、翌日には提携のハーブ園に足を運ぶこ
とに。。。
部屋の一角には、壺からあふれんばかりのバラの花が！
女性には、嬉しい演出です。そして、驚いたことにトイレの
便器のふたを開けると、バラの花びらで真っ赤に染まって
いました。ここまで・・・。でも、トイレが詰まらないかしら？
さりげなく脱ぎ捨てたTシャツも部屋に戻ると、きちんと
メーキングされたべッドの上にたたんで、バラを添えて
ありました。オープンして５年のホテルですが、スタッフ
の一生懸命さとツボを押さえたサービスが心地かった
です。
