補足のような続きのような関連のようなものです。







今回のことで言えば、

『"合理的配慮"が(したくても)できない現場を責めないでほしい。』

『どうしても気持ちのやり場がないのなら、国や県を責めてほしい。』

と思います。





同じように、

・産休育休を取った人に対して「他の人に皺寄せがいくから迷惑だ」と責める。

・子どもの急な体調不良などで早退することが多い人に対しても、同様に責める。

・就学判定に沿わない保護者に対して「ゴリ押しだ」と責める。

などは、見ていて『責めるべきはどこなんだろう』と疑問に思うことがあります。

子どもを持つ保護者側を責めていては、そりゃ少子化は止まらんさ…。

子どもだって好きで体調不良になるわけでもないし、好きで障害をもって産まれてくるわけでもないし。







私の個人的な考えは以下の感じ。


・産休育休を取った人に対して「他の人に皺寄せがいくから迷惑だ」と責める。


産休育休の制度を取り入れてるのに、現場の補填はしない企業側に問題がある。

現場の補填もセットで行うべき。

それができないんだったらハッキリと
『現場が困るので、産休育休取られると迷惑です。』
とブラック企業宣言しちゃえよ。





・子どもの急な体調不良などで早退することが多い人に対しても、同様に責める。


上に同じ。





・就学判定に沿わない保護者に対して「ゴリ押しだ」と責める。


そもそも、就学判定後に親の自由裁量が大きいのがおかしい。

親ではなく、その制度を作った側(文部科学省なのかな?分からん…)に問題がある。



子どものためを思うなら、


①親の自由裁量で就学先を決められる場合…

→親が決めた就学先でしっかりと支援を受けられるよう、人員や環境を確保する。
(その子のためにも、周りの子のためにも)

→子どもの実態と大きく乖離した就学先を選ぶ時は、保護者の付き添いを義務化するなど、権利と義務を抱き合わせにする。


②それが無理な場合

→就学判定にある程度の強制力をもたせる。


と、どちらかにすべきなのではと思う。







産休育休にしろ、就学判定後の親の自由裁量にしろ、

○権利を行使した人間が責められる風潮

○権利を行使した後のことを忖度し、遠慮しなければならない風潮

○そもそも権利だけ簡単に与えて、現場に支援や補填をしない上の怠慢

に対してモヤることが多いです。







まあ、いつだって現場は大変ですよね。

何かに不満をぶつけたい気持ちそのものは分かります。



自分自身が損をするのは勿論嫌です。

それ以上に、可愛い我が子が割を食っている場合、不満感情が半端ないんじゃないでしょうか。





不満をぶつける人にも、ぶつけられる人にも、事情や背景があるんですよね。

個人レベルで言えば誰も悪くない。
(※度を過ぎた誹謗中傷は除く)





ほんと、日本さん、文部科学省さん、都道府県さん、企業さん。

権利を与えっぱなしにしないで、与え方と現場の補填をしっかり考えてくださいよー。(丸投げ)