今回は、専門職の転職に関する情報として、看護師の面接にスポットをあてて色々調べてみました。
面接は、スキルや実績だけでなく、コミュニケーション能力や人間性も評価される場面です。
数ある求職者の中から採用されるためには、質問に的確に答え、良い印象を残す必要があります。

特に面接で重要な部分となるのが、志望動機です。
抽象的な表現ではなく、具体的な経験や理由を交えながら話すことで、真剣度や働きたい思いが伝わります。
「以前の職場でこういった患者さんと深く関わり、ケアを行う喜びを感じられた」などといったエピソード形式の言葉でアピールしましょう。

また、看護師は医療チームの中で橋渡し的存在であり、チームワークやコミュニケーション能力が求められます。
笑顔を絶やさず、質問にはハキハキと応えるように心がけ、一緒に仕事をしたくなるような立ち振る舞いを意識することが大事です。

そして看護師は職業柄、時に予測不可能な緊急事態やストレスが大きい場面に直面するもの。
そのため、面接の場でそのような状況にどう対処するかを尋ねられることもあります。
もし尋ねられた際は、過去の経験や対応策を交えて適切に回答しましょう。

加えて、医療の進化のスピードは早く、看護師は常に学び続ける姿勢が求められます。そこで、人として向上心があるかどうかは、特に注目される部分でもあります。
所持している、もしくは取得したい資格があればそれを伝えて、継続的に学ぶ姿勢がある点をしっかりとアピールしましょう。
人材として将来性があると見込まれれば、採用される可能性は高くなります。

 

本格的な夏に突入するこの時期には、新社会人もやっと現場に慣れてきたという人も多いのではないでしょうか。
そして、今年度で卒業する学生の皆さんは、就職活動の真っ只中といったところでしょうか。

新卒採用の面接では、中途採用と違い実務経験がないため、これまで携わってきた仕事での経験や実績を活かしてアピールすることができません。
しかし、その企業に応募した志望動機を話すことや、積極的に自己アピールすることは必要です。
新卒の場合は、転職する際と同じようにじっくりと的を絞った就職活動はなかなかできず、多くの企業にエントリーしていくつもの面接に挑まなければいけません。

しかし、これが例えば専門職などの場合には、どのような面接になるのでしょうか。
そこで、比較的身近でかつ特殊な職業として看護師の場合はどうなのかというのをちょっと調べてみました。

結論から言ってしまうと、あまり一般企業と内容は変わらないようです。
例えば、志望動機やこれまで自分が行ってきた活動についてなどの自己アピールなど、一般企業で面接するのとほぼ変わらない内容が多いようです。

そのなかで強いて違いをあげるなら、一般企業であれば企業理念についての回答をするポイントが、病院の理念であることなどでしょうか。
また、もう一つあげるとすれば、採用試験よりも面接の結果の方を重要視しているという点があげられます。
看護師は医師や薬剤師と同じように資格が必要な仕事のため、多くの人材をふるいにかける必要がなく、実務経験がない新卒であっても一般の就活生のような厳しい就職活動ではないのかもしれません。

患者さんやその家族と接することが多い看護師は人対人の職業のため、コミュニケーション能力を重要視するのは当然といえます。
そのため、これから看護師になろうとしている看護学生の皆さんは、面接対策をしっかり行っておく必要があるでしょう。

わたしだって今度こそと思いながらがんばってきました。
【最後の転職-決意表明- 】 でも、共感できる部分はたくさんありました。
なのでわたしも、いくつも面接を受けてきたことを案内してみたくなりました。

新卒の場合、学校側が斡旋してくれた仕事などにつくことも多く、学校内でも面接練習などを行うため、面接ではそんなに緊張したりすることもないのですが、新卒で働いた職場を何らかの理由でやめた場合、専業主婦になるのでなければ中途採用として次の仕事を探す必要があります。

中途採用の場合、面接練習などはありませんから、ぶっつけ本番で望むことになります。
しかし、中途採用者が面接で聞かれる内容は実は決まった内容が多いものです。
この、大方決まっている質問内容を抑えておけば中途採用の面接でも困ることはありません。

・なぜこの会社を選んだのか
 中途採用ということは、前にどこかの会社で働いていて、やめて自分の会社の面接を受けに来た人がほとんどです。
その会社のなぜ申し込んでみようかと思ったのか、その会社は自分にとってどういった魅力があるのかなどについて事前の答えられるようにしておきましょう。

・この仕事を選んだのはなぜか
中途採用ともなれば、新卒者とは違い、他人から紹介されたからなどといった理由は通用しません。
その仕事にどういった興味があるのかが調べられます。

・なぜ転職しようと思ったのか
前の職場をまだやめていない、または辞めて間近な場合には前の職場をやめた理由も聞かれる可能性があります。
たとえストレスだらけの職場で不満を感じて辞めたとしても、その不満を直接その面接官に伝えるのは決していい印象は与えません。
当たり障りのないような言葉でやんわりと前の職場をやめた理由も伝えられるようにしたいものです。
また、不平や不満などが多いと思われると、自分たちの仕事でも同じように感じられて辞めてしまうのではないかという印象を与えてしまいますから、どんな環境でも常に感謝の気持ちを持っていられるように心がけたいものです。

・自己アピール
新卒者の面接でも同じですが、自分をアピールすることはとても大切です。
自分のいい点や悪い点、今面接を受けている職場で役に立ちそうな資格などがあったら積極的にアピールしていきましょう。

・今の会社に入ったら何がしたいか
会社も常に成長を目指しています。
与えられた仕事をしっかりこなす人材も必要ですが、何かあたらしいことを考えているような人を優遇します。
この会社に入ったら自分はこんな仕事をしたいんだというビジョンを持って面接に望みましょう。

・仕事に関しての条件など
特に仮定がある女性などは、フルに働くことができなかったり、条件を指定して働きたい、残業はできない、など条件がつくことが多いです。
そういった個人の働く条件と会社側の働いて欲しい条件が合うかどうかを調査します。

・いつごろから勤務可能か
採用する会社側から提示する場合もありますが、前の職場をまだやめていない場合などはいつごろ自分たちの会社に勤務できる状態になるのかは重要な問題です。
たとえまだ前の職場をやめていなかったとしても、どのくらいの時期で勤務できるようになるのかははっきりと伝えられるように考えておきましょう。