本格的な夏に突入するこの時期には、新社会人もやっと現場に慣れてきたという人も多いのではないでしょうか。
そして、今年度で卒業する学生の皆さんは、就職活動の真っ只中といったところでしょうか。

新卒採用の面接では、中途採用と違い実務経験がないため、これまで携わってきた仕事での経験や実績を活かしてアピールすることができません。
しかし、その企業に応募した志望動機を話すことや、積極的に自己アピールすることは必要です。
新卒の場合は、転職する際と同じようにじっくりと的を絞った就職活動はなかなかできず、多くの企業にエントリーしていくつもの面接に挑まなければいけません。

しかし、これが例えば専門職などの場合には、どのような面接になるのでしょうか。
そこで、比較的身近でかつ特殊な職業として看護師の場合はどうなのかというのをちょっと調べてみました。

結論から言ってしまうと、あまり一般企業と内容は変わらないようです。
例えば、志望動機やこれまで自分が行ってきた活動についてなどの自己アピールなど、一般企業で面接するのとほぼ変わらない内容が多いようです。

そのなかで強いて違いをあげるなら、一般企業であれば企業理念についての回答をするポイントが、病院の理念であることなどでしょうか。
また、もう一つあげるとすれば、採用試験よりも面接の結果の方を重要視しているという点があげられます。
看護師は医師や薬剤師と同じように資格が必要な仕事のため、多くの人材をふるいにかける必要がなく、実務経験がない新卒であっても一般の就活生のような厳しい就職活動ではないのかもしれません。

患者さんやその家族と接することが多い看護師は人対人の職業のため、コミュニケーション能力を重要視するのは当然といえます。
そのため、これから看護師になろうとしている看護学生の皆さんは、面接対策をしっかり行っておく必要があるでしょう。