先日、りゅうの検査結果が出て、
【寛解】と診断していただきました。
たくさんの方が応援してくださいました。
たくさんの方がご心配くださいました。
たくさんの方がお知恵を貸してくださいました。
ほんとうにありがとうございました。
おかげさまで、りゅうは元気になりました。
本来は おひとりおひとりに
感謝申し上げるべきところですが、
このご報告でお許しいただければ幸いです。
昨秋、りゅうくんの食欲が落ちて体重が減り始め、毛艶も悪くなり、時々咳をするようになったので、健康診断を1か月前倒しで行ったところ、血液検査の結果が思わしくなく…
何かしらの炎症があるけれど、原因はわからない。
でも様子見で良いわけでもない…そんな感じの診断でした。
レントゲンや、エコー、念のためのエイズ・白血病検査も異常が見られなかったので、いろんな方のご意見を伺いました。
もしかしてFIPでは?と疑い初め、蛋白分画検査をしていただきました。
正常値とは明らかに違う結果でしたが、
りゅうくんには、腹水等がみられなかったためウエットタイプ
ではありませんでした。
なので、「ドライタイプの可能性がないとも言えない」という微妙な診断でした。
まだドライタイプの特徴的な症状もなく、肉芽腫もなく、
たんぱく分画のグラフにも、特徴的なものがなかったりで、
確定診断はとても難しいとのことでした。
治療薬を試験的に投与し、その反応(もしFIPでなければ何の変化も起こらない)により診断する場合もあるそうなので、試してみることにしました。
ムティアンかモルヌピラビルか…
FIPのドライタイプで神経症状を発症した場合、モルヌピラビルでは効果が出づらいとの症例もありましたが、
りゅうくんはまだそこまでの症状がなく、もしFIPだとしても初期の初期と言うことで、モルヌピラビルを投与してみることにしました。
モルヌピラビルを1日2回、84日間。
りゅうくんは、骨盤骨折の影響からの便秘の対処に、
1歳の時からずっと下剤を使っているので、
十分にお薬の効果が得られるのかとても心配でしたが、
投薬を始めて3日目くらいから嘘のように食欲が戻り、
目ヂカラが戻り、毛艶も徐々によくなり…
お薬の効果が表れたと言うことで、FIPドライタイプと診断されました。
モルヌピラビル 84日間投薬後
●Tp 9.4 → 7.3 (正常値:5.7~7.8)
●A/G比 0.43 → 0.63(0.60~1.32)
●FCoV抗体価 800倍 → 400倍未満(400倍未満)
●SAA 33.24 → 3.75以下(5.49以下)
なんとか正常範囲に収まりました。
一時期4.8㎏まで減った体重も5.2㎏まで戻りました。
恐らく便秘と下痢、浣腸や摘便を繰り返すことが、ストレスの原因のひとつになっているのではないだろうかとのことでした。
注)便秘や、巨大結腸症のすべての子がストレスを感じていると言うことではありません。あくまでも、りゅうの場合です。
ただ、今後も下剤の投与を止めるわけにはいかないので、
排便にストレスがあるなら、再発の可能性はあるのかもしれません。
今すでに口内炎が少しあるのですが、麻酔を使っての歯石取りや抜歯などは、体への負担(ストレス)がかかるため、しない方がいいとのことです。
ふたばさんからのグルーミングもストレスのようで…
ふたばさんはりゅうくんの首ををホールドして、グルーミングします。
先日りゅうくんの首のところに大きなハゲができたので、りゅうのストレス軽減のため、ふたばさんに精神安定剤を処方していただいたのですが、ふたばさんはカニのようにブクブクと泡にして、薬を吐き出してしまいます…
仕方なくいったん安定剤は止めたのですが、今度はりゅうのお尻のあたりの毛が抜けていて…困ったものです。
いくらFIPにストレスは大敵と言われても、
ふたばさんに我慢を強いたり、なかよしの2にゃんを離すわけにもいかないし。
ストレスフリーの生活なんて無理ですね。
先のことはまたその時考えます。
今は寛解したことを喜びたいと思います。
取り急ぎご報告でした。