​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所 -120ページ目

​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

連れ合いに先立たれた男というのは、しばしば可笑しな言動をみせるもの



たとえば私の母が突然死んだ後。
父は夕飯のテーブルでポツリと「死にたくなったな〜」と呟いた
私は「(頼む!悪いけど)…もう少し後にして。」と返したよ
耳の悪い父には聞こえなかっただろうけどね^ ^



ま、とかく
連れ合いに先立たれた男は、同じ女よりも
弱い。驚くほど弱い。



この映画のベンジャミンもそう。
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街には、妻との思い出だらけ
何を見ても思い出す
季節ごとに咲く花
一緒に歩いた道
入った店
彼女が好きだったペストリー
出逢ったカフェ。。。
スーパーに並んでる調味料すら
彼には妻を思い出すスイッチにしかならない



それは、14歳になる息子ディランも同じ
パパであるベンジャミンが
妻の死を受け入れ切れないように

息子も
ママの死を受け止めきれず
そんな自分を持て余してる
素行の悪さから学校は退学処分

そして突然、ママの代わりをつとめるようになったパパと
事あるごとにぶつかる

おまけにパパは何を思ったのか
田舎の動物園を買ってオーナーに



心機一転!と意気込んだところで
住まいを街から離れた田舎に変えても
パパは、息子を見るたび妻の面影を見つけ
息子は、パパを見るたびママを思い出す
共に、何もしてやれなかったと
力になれなかったと
自分を責めてる
目の前の家族に何もしてやれない(と感じている)ようにね




パパの“告白”をきっかけに二人は大ゲンカ
『自分を憐れんでいないで、何かしろ
妹とパパを助けろ』
『僕の方こそ助けてよ!』


ディランは抑えてた気持ちを吐露するけど
それは、パパを責めることになると分かってる
だからますます抑えてしまう
ベンジャミンは息子に言われるまでもなくいつでも
すまないと感じてる

お互いに、目の前の家族に何もしてやれないと
そう感じている



本当は、何もしてやれないなんてことない
ただ、聞いてあげるだけでいいんだ
そのどうにもできない気持ちをね



父子は、衰弱していくベンガルトラのスパーを前にしてようやく向き合う
父は、お互いに、言われたいことを言おうと提案する
息子は、うまくいっていないガールフレンドのことを

好きだけど、恥ずかしい
たとえ打ち明けなくても恥ずかしい
…と打ち明ける




その時ベンジャミンが言うのは「20秒の勇気」
『20秒だけ、恥をかく勇気を持てばいい
そうすれば素晴らしいことが起きる』




・・・パパは知ってか知らずか
身をもって体現してる
一見、突拍子もない
田舎暮らしと動物園のオーナー
そして子どもたちに語る、ママとの出会いでもね(´∀`)



20秒の勇気、というのは
迷いや弱さ、怖れをふっ切るためでもあるのね
カウントはしても計算はなくて

ただ、こうしたい

という本音が隠れている
もうどっち転んでもいいわ
行くわ
やるわ
するわ!という(´∀`)



本音を隠した勇気で進む時
怖れなんてもんには、なすすべもないのです(´∀`)

ベンジャミンは
飼育員ケリーから

なぜ素人のあなたが動物園を買ったの?と聞かれ、こう答えます
『いけないか?
Why not?』




それは、妻との出会いの言葉でもあるのです
気になる方はラストシーンを観てね^ ^



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私はいわゆる「ガンダム世代」
ランドセルを 学生カバンに持ち替える頃に
初めて観たTVシリーズは 衝撃でした



とても魅力的に映ったのね
TVシリーズと3部作の映画
大人の話なんだな、と感じて夢中になった



ただね、疑問も感じたの
「戦闘ロボットに乗って、なぜ口喧嘩してるの?」



・・・身も蓋もない、かもしれないけど
そう感じてしまった身には
続きを観ることができなくなりました
「Ζ」の途中で戦線離脱^^



「ガンダムUC」は
特に“ファースト世代”に 人気だとのこと
よくわかる気がします







出てくる大人たちが皆、優しいのよ。
原作小説は読んでいないけれど、きっと原作者さんも やさしい人なんだろうな



一年戦争下では、大人たちは
それぞれが 主義主張を押し通すのが精一杯で どちらかといえば非情だった



戦争に巻き込まれた子どもたちは
自分で 自分の道を切り開くしかなかった
それがただ「生き延びる」という一点でもね



まもなく宇宙世紀100年を迎えようという
この「UC」シリーズではもう



大人たちは 大切な誰かを失う哀しみを 知っている
そして 戦うことに疲れてもいる
だからどこか優しくて、余裕などなくても
子どもを見守ることができる

・・・そんな風に 私の目には映りました



そこへ あの主人公ですよ
母を亡くし
父の記憶を無くした子 ー バナージ・リンクス



ある日 空から女の子が降ってくる それを助ける
自分に似て「根無し草」と語る女の子が言う「戦争を止めたい」
その言葉の重さを 感じ取る



自分が 何の為に生きているのかわからない彼は
彼女を助けたい
彼女の力になりたい
それが ガンダムに乗る理由となる



だから彼 ほとんど戦ってないよね(^^;



人質になったオードリーを 助けたい一心で
『あの赤いMSをやっつければいいんでしょ。やりますよ』と飛び出していくし



話の通じないマリーダへは ひと言
『分からず屋!』だし



父母を殺された恨みを持って 殺し続けるロニを前にしては
『撃てません!』だし



再調整され 敵として目の前に現われるプルトゥエルブを
『あなたはマリーダさんだ!』と必死に止め
ジンネマンの元へ 連れ戻そうとする



当の本人は
『でも、それでもと思ってやったことが
みんな裏目に出る』
と落ち込むけれど、
それにすら大人たちは優しい。



これは命令だ、と言い切る
ダグザ中佐然り

ガンダムに乗ると決意させたものは何だ?と 問う
ブライトも

おまえの感じ方は間違っちゃいない と背中を押す
マリーダも



だから
『絶望を退ける勇気を持て』だし
『それでも、と言い続けろ!』だし
『心に、従え』なのよね




ジンネマンは バナージを連れて砂漠を歩く道中
涙を止められないバナージを前に こう言った
『何があっても泣かないなんて奴を 俺は信用しない』



泣ける大人
哀しみを知る大人たちが

同じように、それ以上に
「感じる」ことが出来る子ども達へ
託す話なのね^^






・・・フロンタルは泣かないよね
あれじゃ 子どもら相手に
太刀打ちできませんわ



シャアだって ララァを亡くした時は
仮面の下で 涙したもの^^



『過ちを気に病むことはない
 ただ認めて、次の糧にすればいい
 それが大人の特権だ』
とはフロンタルの言葉だけど



ジンネマンの言葉を借りれば
哀しみに涙することも
理不尽さに怒りを覚えることも
陽気さに笑い喜ぶことも
できない奴は 信用ならないし


怖れを抱いて できないことを
出来る者に託すことも
大人の特権だわ。




|☆|高橋 早苗Facebook
タイアップの
BBS「BROKEN MIRROR」が聴きたくて^^
「ガンダムUC」を観ていました



ちょうど、兄とのメールのやり取りと前後して
すご〜くシンクロしていた

人って、ちゃんと
必要な時に必要なものを観る(´∀`)



話す言葉は
話している本人が一番聴いている

だから<ゆるす>も 双方向なのよね。
許して赦される。






“袖付き”ガランシェールの艦長・ジンネマン

一年戦争以前からジオン軍所属の彼は
自身が捕虜として収容所にいた間に 故郷を襲った“ガス抜き”と称する敵軍の襲撃で
妻と娘を亡くしている



後に「生きていれば同じ年頃の」少女を救い出し
彼女の養父となり 傍に置いて
共にミネバ・ザビに仕え 戦う同志となるが



亡き愛娘に似た マリーダという名を与えても
また失うかもしれない怖れが
彼女を大切に思う気持ち以上に強く 彼を支配している




彼が ミネバの意に反し
敵の目前で マリーダに武装解除するよう
命令を下すシーンがあります



ミネバが叱責する
「おまえはまだ過去に囚われているのか!
 マリーダがいるというのに!」



ジンネマンは声を震わせて
告白します

「理屈では消せんのです
 恨みも
 後悔も
 何もしてやれなかった 何も

 怖かったろうに
 痛かったろうに
 何も」



肌身離さず持つ写真を手に
妻の、子の名を呼ぶ 彼の細い声



・・・愛する家族を守れなった
助けられなかったという思いは
一人残った彼に


<苦しんでいい>


という許可を与えて
どんどん縛っていくのです



その時 マリーダが
常に忠実に ジンネマンの命令を守ってきたマリーダが

生まれて初めて言葉を発した
子どものような声で 彼に呼びかける

「お、お父さん、
 わがままを、、
 ゆるしてくれますか」



苦しむ養父に 娘は


<あなたの命令以外のことを 私、してもいい?>


と聞きながら
養父が 自分を見るたびに感じてきたのだろう
贖罪のまなざし、それを


<もう 終わりにしていいよ>


というメッセージを 送るのです



大きく目を見開いた父が
崩れ落ちそうになりながら 顔を覆い応える
「ゆるす」




それぞれに傷ついた者同士のジンネマンとマリーダ
弱さが近づき
寄り添い
時に癒されもして

二人は強く信頼し合っているけれど
私には このシーンが



<過去を重しにして
 怖れながら共に歩くのはおしまい>



という ひとつの別れのシーンに観えました
別れでもあり 解放でもあり
そのキーワードが「赦す」



父は 娘の力を借りて「ゆるす」
娘が 父の力を借りて「ゆるした」ようにね



本音と弱音を 吐き出すと 受け止めてもらえると
理屈でなく 過去から今に還ってくる
過去目線が 今にスライドする



ひとつ大事なのは
彼の中の 恨みと後悔は 決して
キレイさっぱり消えたわけじゃないってこと



その証拠に ジンネマンは
仲間のクルーから今後を聞かれ
こう答えています



「楽にしてくれ、と言ったら引き受けてくれるか」



傍らには銃が見える
恨みも、後悔も相変わらずある



ただ 心を押しつぶし続ける 罪悪感が
軽くなるの

巨岩が小石のように感じられる

真っ黒に塗りつぶされた心に 光が射すの

その罪悪感 いらなくなるの



本音と弱音を 受け止めてもらえること
これも 赦しのひとつなのですね



父は 娘に応えた後 こうも言いました



「最後の命令だ
 心に
 従え」




父娘が袂を分つ時
重しを降ろした 二人の心に
外からの命令は いらないの。






|☆|高橋 早苗Facebook

嫌な感情からチカラを取り戻すように
嫌いな人=棄てた自分を取り戻すと
そして一番嫌いな人に
本音と弱音を吐き出すと

それまで怖れていたことと
真逆のことが起きる



何を言っても良いんだってこと
受け止めてくれるってこと
言っちゃいけないと思っていたのは
私ひとりだけの勘違い



それともうひとつ
嫌い=ダメで
嫌いでいることにバツ付けて
好きになれない自分がいけないと思い込んでいたことにも気づく



棄てた自分が戻ってくると
嫌うことにもOK出せるのね



嫌いな人を
嫌いでいられることの幸せ(´∀`)




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昨日の記事に関連して、もう少し。




この映画「プラダを着た悪魔」は
恋に仕事にがんばるあなたの物語
というキャッチコピーがついています



日々の仕事に追われているなら
この映画を観てテンション上げて また頑張ろう
そんな風に思う人も多いはず

そう 頑張ってんのよね。



我慢して
(こんなことやりたくないけど次のステップの為)
努力して
(あの鬼上司の要求に応えられなければ私の首はないわ!)
成長して
(上司や先輩たちのメガネにかなう私になって)


↑↑↑
罪悪感ワールドそのまんまよね(^^;



・・・で 私生活は崩壊
友人が離れ 恋人は去り
相変わらずジャーナリスト「志望」のまま

・・・で 私 何したいんだったっけ?
となるわけ



頑張ってるのはミランダも同じ
彼女が「また離婚だわ」と呟き
子供たちの身を案じるその姿に
アンディは自分と同じ弱さを見てとるが

自分の立場を使い RUNWAY編集長のポストを死守して
「誰もが私たちに憧れているのよ」
と言い切るミランダ
その自信の前に アンディは立ち止まる



頑張る、頑張らないのどちらが じゃない
仕事か恋人か じゃない

確かにアンディは望む仕事のために
望まない仕事を頑張った
けど、恋人も友人も望んでた
だから立ち止まった



頑張ったけど
頑張ったけど
何か違くない?



だから 彼女は携帯を放り出し
ミランダの元を去るの

だから 別れた彼に会いに行く
元彼に乞う赦しは 彼女自身に乞うたもの
棄てて(見ないふりして)ごめんね。。。



そして、新聞社での面接は
面接官へ売り込みもせず
「多くを学びました
 それでも結局は上手くいかなくて・・・」
と正直に告げる



面接官が言う ミランダの言葉
「今までのアシスタントの中で最も期待を裏切ってくれた
 君を雇わないなら私は大バカ者だ」と



それは「あなたは私に似ている」と言ったミランダの
アンディへの賛辞
…ここまで使えるヤツは探してもそういないわよ。
って意味のミランダ語w



この映画を観る 多くの人にとって
プラダを着た悪魔=ミランダ
でしょうけど


私には
アンディこそ悪魔に見えましたわ


雇い主から見たら
自分と同じ立場に立って 物事をみて動ける
最高の部下になっておきながら

ある日「あ、違うわ。」と
あっさり去って行くのだから
そして元上司の賛辞も堂々と受け取る


その証拠に アンディは
車に乗り込むミランダを見つけた時
軽く会釈をし 片手を上げる


そこに 罪悪感などかけらもない
ただ(私、これでやっていくわ)という
決意だけ



初めて会った時より ほっそりとして
誰かに着せられる服ではなく
自身で選んだ 好きな服を着てね。



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