マジカルストーム 24 | ~ 嵐気に包まれて ~

~ 嵐気に包まれて ~

嵐さんのメンバーのお名前や雰囲気をお借りした読み物です。
腐的描写や暴力的シーンがあります。
気を付けてご訪問ください。
山、大宮、櫻葉、モデルズ、にのあい等、様々なCPのお話がありますので
お気に入りのCPでお楽しみください。

メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話です。

 

最初のお話はこちら ⇒ 「マジカルストーム 1」

 

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  「でも見ての通り満席だぜ。 

   こっちで一緒に飲もうや。 なあ?」

 

  「おう。ほら、ここに座ってさ。」

 

同じテーブルに座っていた男が席を立つ。

 

「いえ、ほんとにいいですから。」

 

  「遠慮すんなって。」

 

「あっ!」

 

ぐいっと手を引かれて席に座らされる。

 

すごい力だ。ここはあまり刺激をしない方がいいかもしれない。

 

「ごめんなさい。 ちょっと急いでいるので。」

 

なるべくか細い声で言って男を見上げる。

 

   「・・・。」

 

えっ? なんか固まってる?

顔もちょっと赤らめているような。

 

   「姉ちゃん、いい女だな~。」

 

はぁ?

 

   「今日は俺のおごりだ。 じゃんじゃん飲もうぜ。」

 

「あの・・ほんとにダメなんです。」

 

席を立とうとするのにがっしりと肩を抱かれて動けない。

う~、これ、どうすんのよ。

 

 

「離してあげてくれる?

 俺の彼女なんだ。」

 

「えっ?」

 

俺と男の間に割って入ってきたのは相葉さんだった。

 

  「へ~。あんちゃんがか?」

 

男が相葉さんの頭のてっぺんから足の先までじろじろと眺め回す。

 

  「ふん! こんな貧相なやつ、やめとけよ。

   俺の方があんたを満足させられるぜ?」

  「違いねぇ。がはははははっ!」

 

テーブル席の4人が声を揃えて笑う。

なんかまずいぞ。この展開。

 

「彼女は俺でも十分満足してんの。」

 

おいおい、何の話だよ。

 

  「そんなへなちょこでか?」

 

「へなちょこじゃないから。」

 

ちょっと~、なに言い争ってんのよ。

ここは穏便に・

 

  「ほ~、そこまで言うならやるか?」

 

男がいかにもなファイティングポーズをとる。

 

「いいよ。」

 

相葉さんも半身に構える。

 

「ちょっ、やめときなって。

 ゲームじゃないんだよ。完全にリアルなんだからね。」

 

慌てて相葉さんの手を引っ張る。

 

「わかってるよ。でもこのままじゃ収まらないでしょ。」

 

「いや、逃げちゃえばいいんだって。」

 

  「なにをごちゃごちゃ言ってんだ?

   こないならこっちからいくぜ。」

 

シュッ!

豪快なパンチが飛んでくる。

 

「わっ!」

 

ノックアウトされる相葉さんを予測して思わず目を瞑る。

 

ドカッ!

 

  「うっ!」

 

ドサッ!

 

「・・・えっ?」

 

が、ノックアウトされたのは男の方だった。

 

≪To be continued≫

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