その夏の解散総選挙で
大敗し
とうとう終えた与党
騙され続けた国民も
バカではなかったと
微笑んでみるが
中身は与党だった
厄介な野党の連中も
選挙直前に
本当が分かったと
れいわ新選組へと鞍替えし
やっと
山本総理の誕生となった
トランプは
その年の春先に
ダラスで撃たれ
命は助かったが
即時 引退となり
副大統領のヴァンスが
大統領となったが役立たず
共和党の時代を終えた
急いで政権を固めねばと
内閣人事を急ぐ総理は
有能な人材を
一般から採用すると言う
さてでは
お手並み拝見といれば
なんと
環境大臣に僕が指名され
それは無理ですと
お断りしたが
総理は
貴方の今までをずっと見て来たと
微笑んで
貴方の肩越しには
C.W.ニコルさんが
いつも付いているから大丈夫だと また微笑んだ
まさか
ニックさんが
総理にも見えていたのかと
嬉しくなって
ならば
引き受けましょう!
しかし
ニックさんと共に
そこそこ暴れますよ! と
告げると
その言葉を
待ってましたと
握手をして笑った
さてすれば
まずは何から… と
ニックさんに問えば
森の再生と言うかと思ったら
すべての原発を廃炉にと言う
更には
すべての建物の屋根に
ソーラーパネルを設置し
農地法を改正し
希望すれば
農地にもパネルをと言う
すれば
この夏の暑さ
パネルの下で
作物の被害が抑えられるはずで
また
パネルとパネルの隙間から
ちょうど良い光が入るはずと
その次に
森を広葉樹に植え替え
光を入れ
再生すれば
多くの木の実を落とし
野生動物たちも
街へと来なくなるはずと
そんな提案をすると
それは即座に実行され
この国は元気を取り戻した
数年し
太郎さんは
良くなったこの国を見つめ
そろそろ退く頃と微笑んで
育ってくれた若手たちに
次を任せた
これからどうなさいます? と
僕からの問いに
またさ
福島で
一緒に波乗りをしましょうと
嬉しそうに笑った
では
良い板を探しに行きましょうと
僕らは
お茶の水の街へと
ワゴン車を走らせた
ニックさんは
黒姫の森へと戻り
今
風となり森を守っている
僕は
季節ごとに美味い酒を持って
ニックさんと呑みに出掛けている
江戸の新選組は
消滅してしまったが
令和の新選組は
成し遂げることが出来た
良かったあ〜と
微笑んだところで
目が覚めた