今朝
夢に桑名さんが現れて

今度は
いつ来るんだ? と微笑んだ

はい
すぐに! と答えてはみたが
なかなかどうして
大阪は遠く

失礼ながら
伊丹空港からの
京都や奈良へと出掛ける度
素通り出来ず
回り込むようになった


桑名さんが他界して
はや
干支がひと回り

それ以来
長いこと
墓参せねばと
墓所を探してみたが

それを知る方はなく
わずかなネットでの情報を頼りに
大阪の街を彷徨った

そう
いつか
今陽子さんが出したそれの
高槻かと思わせる言葉で
高槻近郊の墓所を
すべて訪ねたこともある




それを
偶然 
見つけ出せたのは3年前
9年も掛かってしまった


桑名


桑名正博



それ以来
関西へと出掛ける度
素通り出来ず

月のあかりを持参し
そっと立ち寄っては
手を合わし
献杯する



気が付けば
とうに桑名さんの齢をも
越してしまったこの身体

大事に生きたならば
まだ
何度も伺えるのだろう

ガキの頃
わずかな時間をお世話になった
兄貴より上で
親父より下な
ちょいと斜に構えた世代

そんな
カッコ良くも
自由に生きた先輩方は
もう
1人も残ってはいない

あの頃は
良かったですねと
呟いてみれば

良い時代だったよなあと
聞こえた気がする


帰り際に
人影なきその墓所で
月のあかりを
口ずさんでみると

相変わらず下手だなあと
また
聞こえた気がする




そんなわけで
今朝はこれが
503枚目となった