オニュ(ONEW)DICEはきみの手の中に | ariさんは遊んでばっか

ariさんは遊んでばっか

面倒くさいと思いつつ、好奇心は旺盛。
好きなこといっぱい、楽しいこと大好き。

かけっぱなしのYouTubeから、ミュージカル Midnight Sunの映像が流れてきた。

見ればオニュさん。あらま。こんなことまで。

 

2021年に始まったこのミュージカル。

2022年6月12日がオニュの最終公演だったようで、

6月からすぐに「Life goes on」のレコーディングや

ソロコンに完全注力とはならなかったらしい。

 

どこでどんな芸能活動をしていたのか、あまりにたくさんありすぎて

今さら振り返って過去を追いかけるのは、ariにはちょっと難しい。

他にもSHINeeとしての仕事だってあったはずで。

 

たとえ露出時間が短かったとしても、準備もなく人前に立つことは出来ない。

準備の方がはるかに時間がかかる。覚えなくてはならない細かなこともたくさんあるだろう。

頭を切り替え、同時並行でそれぞれの仕事に向き合うことになる。

自分がメインという立場で、その周りに大勢の人やモノや時間が絡む。

外せない。失敗できない。逃げられない。

そんな状況が日常として引きも切らさず自分の元に押し寄せる

 

その重圧や、いかに。

想像しただけで、ari、頭痛、吐き気及び動悸、息切れ。

 

「僕はひとつのことに集中してやるタイプ」

 

ブレイクアウトのインタビューでこう述べたオニュだけど

実際にこれまで彼がしてきたことはその正反対。

本当は「もっとひとつのことだけに、しっかりと丁寧に注力したい」と願っていただろう。

でも、なかなかそうはならない。

なぜなら、これまでの彼が一つ一つの仕事をちゃんとやり遂げ

デキる人だと世間にばれちゃっているからだ。

 

デキる人だからこそ逆に仕事が集中するのは世の常。

そしてデキる人は、とおに肉体的・精神的キャパを超えてでも頑張るという悪循環で

自身をさらに追い詰める。

これはなにも芸能人に限った話ではないし、誰もが知っている。

知っていてもどうにもならなかったりする人もいる。

 

日本を離れている間、「自分の幸せは何か探した」と語っていたこの頃のオニュに

本当にそんなことを考える余裕はあったのだろうか。

本当は、それは「今のこの生活は自分にとって本当に幸せなのだろうか」という

容易く答えを出せない疑問符ではなかったか。

そう考えると、人としてariはとても切ない。

 

これはO-NEW-NOTEについて書く際に触れようと思っていたことだったけど。

で、むしろこちらはあくまで単なる受け手としてただ無邪気に楽しむのが

聴衆としての暗黙のマナーだということも知っているけれど。

 

・・・けれどね。

 

A.Icoverで作られたオニュもどきの歌声が、ネットで出ているのをたまに見かける。

なるほど。作りたくなった人の気持ちはわかる。明らかに反則だけど。

そりゃariにだって、あの曲もこの曲もみんな彼の声で聴いてみたいという

果てしない欲望はあるのよ。

それほど彼の歌声は今のariには特別だし

そんな人達はこの世界に本当にたくさんいるだろう。

多分、彼が思うよりももっと。

 

デキるオニュのことを多くの人達が待っていて、期待していて、

誰もがこれからも彼に、歌って!歌って!!と残酷なほど無邪気に求めるだろうし

ariもまた、そうだろうけど

 

だとしても

 

君自身を幸せにするDICEは、いつだって君の手の中にある。

それだけは絶対に誰にも渡してはいけないよ。