2007/10/12
あの華奢な体のどこに
こんな破壊力が
あるというのだろう
私が必死で作った
想いの蓋とか
心の壁とか
あいつは
いともたやすくぶっ壊し
いつだってそうだ
いつもあいつは
そうやって私の心に
ずかずか土足で入ってくる
自覚もなしに
いつのまにか
気付くとそこにいる
死に物狂いで
忘れようとしてた
4年分の思慕
たった14分で
返ってくるなんて
考えてもなかった
忘れたはずなのに
どうして
休み時間になると
廊下に出たくなるのかとか
毎朝電車の淵に寄っちゃうかとか
集会があると聞くと
反射的にはしゃいじゃうかとか
そういうことも全部
考えないようにしてた
愛とか
ロマンとか
そんな青臭いもの
いらないと思った
もう疲れてた
そんなもの
生きていくことの
邪魔にしかならない
だって
あいつは
私なんて
死んでもいいと思ってる
なのに
どうして
私は
いったい何度
蝶に
惚れなきゃいけないんだろう
これ以上
ぐちゃぐちゃにするのは
やめて
やめよう
ね
その方がいい
早く
一刻も早く
私の中から出ていって
お願い
蝶
そう願いながら
どこかで
いつかこうなると
思ってた自分もいる
たったこれくらいのことで
砕けるくらいの決意なら
ゴミに等しい
いつかどうせ
こうなる予定だったのかもしれない
あんなに好きだった人間のことを
いきなり意識しないようになるなんて
最初から
無理だったのかもしれない
こんな破壊力が
あるというのだろう
私が必死で作った
想いの蓋とか
心の壁とか
あいつは
いともたやすくぶっ壊し
いつだってそうだ
いつもあいつは
そうやって私の心に
ずかずか土足で入ってくる
自覚もなしに
いつのまにか
気付くとそこにいる
死に物狂いで
忘れようとしてた
4年分の思慕
たった14分で
返ってくるなんて
考えてもなかった
忘れたはずなのに
どうして
休み時間になると
廊下に出たくなるのかとか
毎朝電車の淵に寄っちゃうかとか
集会があると聞くと
反射的にはしゃいじゃうかとか
そういうことも全部
考えないようにしてた
愛とか
ロマンとか
そんな青臭いもの
いらないと思った
もう疲れてた
そんなもの
生きていくことの
邪魔にしかならない
だって
あいつは
私なんて
死んでもいいと思ってる
なのに
どうして
私は
いったい何度
蝶に
惚れなきゃいけないんだろう
これ以上
ぐちゃぐちゃにするのは
やめて
やめよう
ね
その方がいい
早く
一刻も早く
私の中から出ていって
お願い
蝶
そう願いながら
どこかで
いつかこうなると
思ってた自分もいる
たったこれくらいのことで
砕けるくらいの決意なら
ゴミに等しい
いつかどうせ
こうなる予定だったのかもしれない
あんなに好きだった人間のことを
いきなり意識しないようになるなんて
最初から
無理だったのかもしれない
2007/10/01
3年前の今日は
月の綺麗な夜だった
半年間温めつづけ
初めて口にした
好きということば
たった2文字の言葉だけど
あの頃の私には
とんでもなく重大なことで
破格の勇気を要した
しばらくの沈黙のあと
蝶は
細い目を真ん丸にして
『……へっ?』
と言った
真っすぐな道に
私たち2人の影が伸びていた
肩を並べて歩いたのは
あれが最後だった
あの夜
とめどなく噴き出す
涙を拭いながら決めた
10月1日を
蝶の日にすると
蝶のことも
蝶を愛した自分のことも
忘れてしまわぬように
2年前の今日
私は
蝶に嫌われた
この時のことだけで
怒ったのではないと思う
でも今思えば
はっきりと
あの電車の中で
蝶は私に嫌悪を見せた
けどバカな私は
それにも気づかず
ひたすら蝶の傍に居座り続けた
いや
居座り続けようとした
その結果
1年前の今日は
ただ廊下ですれ違うだけで終わった
目が合うこともなく
無論話などするわけもなく
そのまま
終わった
そしてあれから
また1年が過ぎて
この季節が巡ってきた
空気が冷たくなり
石油の匂いと共に
独特の
冬の香りがしてくる
この季節
私はこの先も
何十回と
この日を迎えるだろう
いろんな場所で
いろんな人と
でも
10月1日を
蝶の日と呼ぶのは
今年で最後にしようと思う
そして
蝶を想うのも
今日でおしまい
実は今日が蝶の日だってこと
昼過ぎまで忘れてた
去年までは
2週間くらい前から
毎日指を折るくらい
意識してたのに
時間の流れとは
悲しいものですね
自分だけは
時の旅人ではないと
信じてたのに
私も例外なく
時間という
不可抗力に流されて
知らないうちに
17歳になっていた
ねぇ蝶
最後に
私はあんたに
感謝しなきゃいけないと思う
あんたがいてくれたことで
私は
強くも弱くもなった
あんたがいなかったら
私は全然違う人生を
歩んでたんだろうと思う
もしかしたらその人生は
今より幸せだったかもしれない
でもね
それでも
私はあんたに出逢えて
よかったと思う
あんたに私は
たくさんの"初めて"を
教えてもらった
初めて
自分が壊れるほど
人を愛した
文化祭
合唱コンクール
選抜演奏会
クリスマス
定期テスト
バレンタイン
受験
入学
合宿
入院
運動会
遠足
あんたと生きた
たくさんの日々
イベントだけじゃなく
同じ場所で生きた
何でもない日すべて
私にとって
宝物のような
時間でした
ありがとう
蝶
生まれてきてくれて
出逢ってくれて
ありがとう
さよなら
月の綺麗な夜だった
半年間温めつづけ
初めて口にした
好きということば
たった2文字の言葉だけど
あの頃の私には
とんでもなく重大なことで
破格の勇気を要した
しばらくの沈黙のあと
蝶は
細い目を真ん丸にして
『……へっ?』
と言った
真っすぐな道に
私たち2人の影が伸びていた
肩を並べて歩いたのは
あれが最後だった
あの夜
とめどなく噴き出す
涙を拭いながら決めた
10月1日を
蝶の日にすると
蝶のことも
蝶を愛した自分のことも
忘れてしまわぬように
2年前の今日
私は
蝶に嫌われた
この時のことだけで
怒ったのではないと思う
でも今思えば
はっきりと
あの電車の中で
蝶は私に嫌悪を見せた
けどバカな私は
それにも気づかず
ひたすら蝶の傍に居座り続けた
いや
居座り続けようとした
その結果
1年前の今日は
ただ廊下ですれ違うだけで終わった
目が合うこともなく
無論話などするわけもなく
そのまま
終わった
そしてあれから
また1年が過ぎて
この季節が巡ってきた
空気が冷たくなり
石油の匂いと共に
独特の
冬の香りがしてくる
この季節
私はこの先も
何十回と
この日を迎えるだろう
いろんな場所で
いろんな人と
でも
10月1日を
蝶の日と呼ぶのは
今年で最後にしようと思う
そして
蝶を想うのも
今日でおしまい
実は今日が蝶の日だってこと
昼過ぎまで忘れてた
去年までは
2週間くらい前から
毎日指を折るくらい
意識してたのに
時間の流れとは
悲しいものですね
自分だけは
時の旅人ではないと
信じてたのに
私も例外なく
時間という
不可抗力に流されて
知らないうちに
17歳になっていた
ねぇ蝶
最後に
私はあんたに
感謝しなきゃいけないと思う
あんたがいてくれたことで
私は
強くも弱くもなった
あんたがいなかったら
私は全然違う人生を
歩んでたんだろうと思う
もしかしたらその人生は
今より幸せだったかもしれない
でもね
それでも
私はあんたに出逢えて
よかったと思う
あんたに私は
たくさんの"初めて"を
教えてもらった
初めて
自分が壊れるほど
人を愛した
文化祭
合唱コンクール
選抜演奏会
クリスマス
定期テスト
バレンタイン
受験
入学
合宿
入院
運動会
遠足
あんたと生きた
たくさんの日々
イベントだけじゃなく
同じ場所で生きた
何でもない日すべて
私にとって
宝物のような
時間でした
ありがとう
蝶
生まれてきてくれて
出逢ってくれて
ありがとう
さよなら