◆Over the rainbow◆ -61ページ目

2007/10/18

ホントに
あと少ししかないんだなぁ

同じ電車に乗ったり
同じホーム歩いたり
同じ建物で
同じ空気を吸って
たまーに廊下ですれちがったり
そういうのも全部
二度となくなっちゃうんだなぁ


よく考えてみると
なんか実感ない
だってもう
蝶を好きな気持ちは
足とか手とかが
生えてるのと同じくらい
当たり前のことで
あの胸がつまるような
理不尽な砦に入りさえすれば
絶対にあいつに会えてた


4年間
いつ
どこにいるときも
ずっと一緒だった
私の
すべてだったこの感情


届かない想いの行き先を
私はまだ知らない

2007/10/17

蝶は
気付いてくれるだろうか

少しくらいは
認めてくれるだろうか

遠ざかった間に
何があったのか
何を考えて
何を支えに生きてきたか
その1%でも
届かないだろうか



3年前の今日
私たちは
最初のさよならをした

そういえばあの日も
かなり寒くて
きりりと冷えた
あの大気の中で
私は泣いた
みんなが泣いた


体育館に残された
わずかな白いため息と
たった一言の
最初で最後の誉め言葉


あれから
幾度も幾度も
さよならを繰り返したけど
今でも
あるのかなぁ





さぁ
宝探しに出かけようか

ここにいられる
残り少ない時間で
なくしかけた大切なものを
もう一度
見つけにいこう

2007/10/17

いつもの電車
いつものホーム

見慣れたはずの
蝶の顔が
一瞬だけ
別人に見えた


目を潰すくらい
強い西日のなか
軽やかに上着を羽織って
くしゃっと笑う
蝶の顔が
誰か見知らぬ
男の人に見えた





もう
あいつは
華奢で儚いだけの
男の子じゃないんだ

誰かに守られて
のらりくらりする
あいつはもう
そんなんじゃないんだ



不覚にも
"かわいい"ではなく
本気で
"かっこいい"と
思ってしまった私は
もう
どうしたらいいの?


見なきゃよかった


届くわけない
叶うことない想いだけが
増長に増長を重ね
一瞬一瞬
3回目の
恋に堕ちていく