先日、半年ぶりにがんの再発転移の定期検査をしてきました。
がんになってから、十数年たちますが、私はいまだに半年に一回定期検診を受けています。
それは、まだ転移再発する可能性があるからです。
もう何回定期検診を受けたことか・・・もう30回は軽く超えています。
でも、いまだに定期検診の前は憂鬱な気分になり、行くのが嫌で嫌でたまりません。
半年に一回、血液検査(腫瘍マーカーを含む)、尿検査、1年に1回 Ⅹ線検査、腹部エコーをしています。 最初の8年くらいは1年に一回CTと骨シンチ検査もやっていました。
主治医との付き合いも、十数年になります。
ずいぶん長くなりました。
検診に行くと、いまだに、主治医は当時を振り返り、「子どもが大きくなるまでは絶対に死ねないんです。とよく言ってたよな」と言います。 あの当時の私は本当に必死で、鬼気迫るものがあったのでしょう。
主治医に強く印象に残ったのだと思います。
「がんが大きかったから、どうなるかと思ったけれど・・・よかったな」とも言われます。
私がここまで生きてこられたのは、どうしてだかはわかりません。
癌の進行に関しては、運が良かっただけではないかとも思います。
別に特別なことはしてきませんでした。
がんに効くらしいということはしてきませんでしたし、規則正しい生活をしてきたわけでもありません。
健康的な食事をしてきたわけではありませんし、ちゃんと睡眠をとっていたわけでもありません。
(前にも、書いたように、夜眠れず、長い間睡眠導入剤を飲んで眠っていました。睡眠導入剤を飲み続けていた後遺症はこれからでてくるかもしれません。)
ただ、先生の言う通り、医学的な治療を受けてきただけです。
あまり先のことは考えずに生きてきました。
目の前の一日一日を淡々とすごしてきました。
その積み重ねが、この十数年です。
あまり悲観的にもならず、かといって楽観的にもならず生きてきました。
人間は、いつか死ぬのだ、 早いか遅いかの違いだ、 と心のどこかで覚悟しながら生きてきました。
先がどうなるかなんて、誰にもわかりません。
自分がどうなるかなんて、誰にもわからないのです。
同じくらいのがんでも、同じ経過をたどる人はいません。
がんの進行は人それぞれ・・・。がんの治り方も人それぞれ・・・。
あせらず、あきらめず、生きていきましょう。
多くの人は最期は病気と闘う運命にあります。
まだ、病気と闘ったことのない人は、今までがただ運が良かっただけ・・・。
どんな人にも、まさかの病気が、人生のどこかで落とし穴のように待っている、
この世に生まれたものは、いつか必ず死ぬのだ、
今から、100年後には、今この世にいる人のほとんどが死んでしまっていないのだ、
生きものは、生まれた時から死に向かっているのだから・・・などと、がんになってから、よく考えていました。
こんなことを考えながら、いつも、自分で自分の身に起こった不運を慰めていました。
がんは人生について多くのことを考えさせますね。
今回の定期検診は、異常なしでした。
また半年後、定期検診を受ける予定です・・・。