がん闘病  5年が過ぎて思ったこと  | がんと闘いながら子育てしている、お母さんたちへの応援ブログ

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「残念ながら進行がんです」と宣告されてから、十数年。
その時、私は39歳、子どもたちは9歳と6歳でした。
これまでの日々をブログに・・・


がんになって5年が過ぎました。

よくがん治療後5年が無事過ぎれば、もう大丈夫という話は聞きますよね。

でも、私のがんは5年再発転移しなくても、治ったとはいえない種類のがんだったので、決して安心はできませんでした。 医者からも「5年たったからといって、もう大丈夫とは言えないんだよね。」と言われていました。

私の夢は、「子どもたちが大きくなるまでのあと10年は生きたい」ということでしたので、ようやく10年の半分が過ぎたかという感じでした。 「あともう5年は頑張らないと」と、気持を新たにしたのを覚えています。



治療に関しては、劇的に変化しました。
5年がたって、飲み薬もついになくなり、1か月に1回通っていた病院に行かなくてもよくなりました。

がんの治療がすべて終わったのです。

手術・抗がん剤・注射・飲み薬と私のがんの治療には5年かかりました。

1か月の入院、全身麻酔による4時間の手術、半年にわたる6クール計12回の抗がん剤治療、2年間の注射と飲み薬による治療、その後の2年半の飲み薬のみの治療・・・、 トータル5年間、多い時には月に3~4回、少なくても月に1回は病院に通い続けました。

それが、これからは、再発・転移の定期検査だけ受ければよくなったのです。

手術前の恐怖、手術後の痛み、抗がん剤の辛さ、死の恐怖・・・本当にいろいろな試練や困難を乗り越えてきた5年間でした。 睡眠導入剤を飲まなければ眠れない日も多々ありました。

もちろん、完治という訳ではないので、異常を感じたら、またすぐ病院に行かなければなりませんでしたし、再発転移の恐怖は常にありましたが、毎月通院しなくてもいいと思うだけで、何とも言えない解放感がありました。

こんな日がくるなんて、5年前の発病当時には、想像もできませんでした。


ある程度進行したがんの治療には、時間もお金もかかります。

がん治療の辛さは私の想像をはるかに超えていました。

それを思い知った5年間でした。



5年間のがん治療にはお金もたくさんかかりました。

私の場合、5年間で軽く100万円は超えました。

それでも、私は専業主婦でしたので、治療にかかるお金の心配だけですみましたが、

がんになったのが一家の家計を支える人だったら、本当に大変だろうなと思いました。

収入が減ったり、なくなったりしてしまったら、家族が路頭に迷う場合もありえるのだなと思いました。

入院、通院には会社を休まなくてはならないし、周りの理解や協力がなければ、がんと闘うのは難しいだろうと思われました。

やはり、がんは色々な意味で、大変な病気です。






我が家では、5年がたって、子どもたちは、14歳と11歳になっていました。

中学2年生と、小学5年生です。

私ががんになったとき、下の子は、まだ6歳で、一人では何もできませんでした。

一人で留守番も、家事(食事の支度や洗濯など)もできませんでした。

上の子は、9歳だったので、留守番くらいはできましたが、家事はできませんでした。




この5年間、2人の子どもたちには家事を教えてきました。

私が入院しても、死んでも困らないよう、しっかり教えてきたつもりです。

料理も、洗濯も、アイロンがけも、掃除もすべて教えました。

まだ小さいのに、こんなに家事をいろいろやらせるのはかわいそうかなとも思いましたが、この先どんな事態になっても、子どもたちが生活するのに困らないようにと私は必死でした。 

何とか子どもたちが自分たちの力で生きていけるようにしたかったのです。

2人とも私ががんになった当初は本当に一生懸命手伝ってくれました。

小さいながらも、一生懸命手伝ってくれて本当に可愛かったし、嬉しかった・・・。

子どもたちも、母親が死んだらどうしようと心配していたのだと思います。




でも、上の子は反抗期に入ると、自分の世界を持ち始め、あまり手伝ってくれなくなりました。

がんにはなったけれど思ったより母親が元気だと安心したのか、5年の間に、だんだん何もしなくなりました。

下の子の方が、女の子でしたし、よく手伝ってくれましたし、上手でした。

上の子に手伝うよううるさく言っても、「勉強が忙しい。」とか「学校が忙しい」とか言って、だんだん手伝わなくなりました。

マンガを読んだり、ゲームをしたりする時間は結構あったようなので、本当に勉強や学校が忙しかったのかは疑問ですが・・・。

親の心子知らずですよね。 こっちは、親が死んでも困らないように色々教えようとしていたのに、当の本人には覚えようという意識が全くなくなってしまったのですから。

親ががんで苦しんでいるのに、手伝おうとしないなんてありなの?と上の子に腹を立てたりしましたが、

親ががんであっても、反抗期の子どもなんてこんなものなのかもしれません。





後日談ですが・・・

上の子、反抗期が過ぎればもうちょっと手伝ってくれるかと期待していましたが、反抗期が過ぎてからは、私に言われればやるけれど、言われなければ自分からは何もしない・・・いう子になりました。

私に言われたことをやらないと、私がうるさいので仕方なくやるという感じで手伝います。

本当にしぶしぶです。 態度でわかります。

それでは、手伝ってくれてもあまり嬉しくないような・・・。

どこで、教育を間違えたのでしょう・・・。


下の子は、現在でも私が疲れている時など、言われる前に気を利かせて私を助けてくれています。

この差は男の子と女の子の差なのか、 性格の差なのかはわかりません。