家族４人で👨👩👧👧
のんびり過ごすはずだった
温泉旅行♨️
私達が滞在していた
兵庫県北部の新温泉町では
地震による津波警報が出たため
元日の午後４時２２分に
町内全域に避難指示が発令されました。
「すぐに高台や安全な場所に
避難するように」という
新温泉町役場災害対策本部からの
防災無線が聞こえる中、
どうすればいいのかわからず
パニックになる私達
緊張感と恐怖心のあまり
次女ちゃんが👧
「吐きそう、吐き気がする
」
と言っているのに、
パパは👨
「大丈夫や大丈夫。それより
晩飯はどうなるんやろな？
」
食欲…ないわ
長女さんは🧒🏻
「えっ？ご飯は食べるで
このまま避難したら、次はいつご飯が
食べられるかわからんねんで
」
確かにそうやなぁ
あの時にご飯をしっかりと食べて
おけば良かったって、後で
後悔する事になるかもしれないよね
「とりあえず様子を見に行ってみようや」
「吐きそうやし手と足が震える。
何も食べたくない」
「うん、何も食べられる気がしない」
「ご飯は絶対に食べておいた方がいいで」
意見がバラバラでまとまらないまま
指定されていた食事処へ行ってみると…
夕食の準備が普通に整っていて
「地震の驚きとショックがすごいですよね。
でも、この建物はとても安全ですので
何も心配せずに、ゆっくりとお食事を
お楽しみくださいませ。
温泉も通常通り行っておりますので
是非入っていってくださいね。」
心が穏やかになる言葉と笑顔で
迎え入れてくださいました
働いている人達も不安を
抱えているはずなのに、
包み込んでくれるような優しさに
感激して泣きそうになりました
「ご家族のお写真も
撮らせて頂きましょうか？」
「あっ、はいすいません。
では、お願いします。」
温泉旅館らしく浴衣を着たかったけど
外は寒そうだし走りにくそうなので
いつでもどこにでも避難出来るように
全員👨👩👧👧普段着のままです
「吐き気がするし食欲がない」
と言う、次女ちゃんの代わりに👧
「食べてあげようか？」と言って
長女さんがほとんど食べた🧒🏻
小学生用の夕食
私達と長女さんの👨👩👧夕食は、
【蟹🦀懐石】でございます
先付や前菜などをボチボチと
食べ始めました。
お刺身のあまりの美味しさに
食欲が復活
蟹🦀来た〜
大きなかに一枚だけでも満足なのに
その他にも焼き蟹に🦀
蟹鍋まで出てきました
お出汁の優しい味わいに
緊張感がほぐれます
蟹料理の合間には
あんこうの唐揚げ
この後に、ご飯や蟹汁なども
続くそうですが…
食欲全開ではないので
食べきれない
気持ちも落ち着かないし
やはりモリモリ食べられる
体調でもないので
残りのお料理をお断りさせていただくと
子供達への配慮なのでしょうね。
「当旅館はお部屋へのお料理のお運びは
火事などの防止のため
出来ない事になっておりますが
もし宜しければ、デザートだけでも
他のお客様にわからないように
ご用意させていただきますので
いかがですか？」と言って
こっそりと持たせてくれました
このデザートを
部屋に戻ってから
ほとんどひとりで爆食いした
長女さん
食欲だけではなく
メンタルの強さも
最強だと思いました
二日目は、鳥取県立博物館に行き
ダイオウイカの標本などを見る
予定でしたが、
何かあってはいけないので
お土産だけ買って
帰路につきました🚗
この小さい紫のリュックに
避難するために必死で
次女ちゃんが👧詰め込んだ
旅館の備品のタオルやティッシュなどは
きちんと元通りにお返ししておきました
湯村温泉♨️
とても趣きのある素敵な温泉街なので
機会があれば、是非皆様も
訪れてみてくださいませ
子供達の成長記録として
書かせていただいた
家族旅行記事に最後まで
お付き合い頂き
ありがとうございました
🙇♀️
