日中対照用語集/「眠る」の周辺語②:「横になる」の身体の向き | いろいろあるけど、やっぱり台湾

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「眠る」に関連する言葉を集めて日中対照用語集にしています。
 
過去記事
 
外国語を勉強していると、普段使っている日本語の面白さや不思議さに気づくこともありますね。
 
例えば「横になる」と言った時、皆さんが最初に想像するのは、どんな身体の向きでしょうか?
 
私の場合、どちらかの腕を下側にして「横向き」になっている体勢です。
 
「横になる」の「横」は、立っている「縦」の状態から「横」の状態になったということなので、本当は仰向けでもうつ伏せでもよいはず。でも、「横」という漢字に引きずられて何となく「横向き」の体勢を思い浮かべている気がするのです。
 
そんなことを考えたきっかけは、次のような中国語との比較でした。
 
1.横になる、寝ころぶ/躺

2.仰向けに寝る/平躺
3.横向きに寝る/側躺

「横になる」を中国語にする時は、通常「躺」を使います。でも、こちらは仰向けが原則。病院での診察等ではっきり「仰向け」と言いたい時は2の「平躺」を使うこともありますが、「躺」だけで使ってもネイティブが思い浮かべるのは仰向けの状態なのだそうです。

横向きなら3のように言います。

「躺」は比較的早い段階で出てくる語彙ですね。でも(だから?)、こんなズレには気づきにくい。例えば小説で同じ「躺」という言葉を見ても、私が思い浮かべる体勢は、ネイティブとは違っていたのだろうと思います。

でも、だからこそ外国語を学ぶのは面白い。何年、何十年たっても新しい発見があって、わくわくできるなんて、素敵だと思いませんか?

 

「躺」の話に戻ります。これは仰向けが基本なので、うつ伏せの状態には使えません。「趴躺☓」という言い方はないのです。

では「うつ伏せに寝る」はどう言えばいいのでしょうか?この話はまた次回に。

 
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