※アニメK妄想小説ですので、NGな方はサヨウナラ
※ZenRaとは公式とは無関係に勝手にアニメKを(やや歪んだ方向へ)広めるべく勝手に活動する集団です。変○的アメンバー三名(乃柑・ゆーり・tsumoru)で構成されています←
某日某所にて
周防尊生誕お祝い妄想を、チームZenRaに向けて発信しました。
訂正なしの思いつきぶっつけ本番書きなぐり小説だったので
あまりの駄文っぷりに極内々だけの披露となりました。
それはそれで満足だったんですが・・・
一応曲がりなりにもKの妄想小説をこんだけ書きためて来たもので
こっちにも残しておこうかなあなんて欲が沸いてきたのです。
お誕生日はずいぶんすぎてしまいましたが
尊への大きな愛を込めて、私からの特別なプレゼントを・・・w
ちなみに、去年の宗像の誕生日にも素敵なプレゼントを送りつけていました(笑)
このお話とつながりがあるので興味の在る方はこちらからどうぞw
ZenRa企画第六弾その2「第二弾~本当に尊にリボンつけて送っちゃうんだからね!~」
―――
私は天才科学者、乃柑。
昨年10月、私が人生の全てを注いで研究に研究を重ねてきた超高性能アンドロイドを、ようやく世に送り出すことができた。
その名も、“お世話型アンドロイド1号・周防くん”
発案者でありこの研究において最大の協力者でもあった青の王、宗像礼司からは大きな評価を得ることができ、私は再び新たな研究に没頭する日々をおくっていた。
その後、わずか1年足らずで私は新たなる超高性能アンドロイドを完成させたのだ。
その名も、“お世話型アンドロイド2号・宗像くん”
宗像の指示で8月13日に周防のもとへこれを届ける手配をすると、私は暫しの休息を得た。
―8月13日、Ber-HOMRAにて
突然ズボンのポケットにさしていた端末が振動し、周防の浅い眠りが途切れた。
「…あ?」
面倒臭そうに気のない返事で電話に出る。
『ああ尊ね!?今日そっちにプレゼント届くから!ウフフ…楽しみにしてて!』
あまりの声のでかさとハイテンションっぷりに、周防は迷惑顔で端末を耳から遠ざけた。
「…誰だ」
『え?!私よー、乃柑!!天才科学者乃柑様よー!!ねぼけてんの?!』
周防は大きな溜息をつくと、返事もせずにゆっくりと体を起こす。
『今の聞いてたの?!プ・レ・ゼ・ン・ト♪届くからよろしくねん!!』
「…何が」
『何がって何よ?誕生日プレゼントだってば!!今日届くからっつってんの!!』
「はあ……誰のだ」
『誰って…、貴方よー!!尊の誕生日プレゼント!!』
「そうか…」
『まさか忘れてたの??自分の誕生日だよ?!』
「あぁ…」
『貴方って人はもう、毎年毎年おんなじこと言われてんだから自分の誕生日ぐらい…っ』
「…面倒だ」
『とにかく!送ったからね!あとで感想聞かせてね~~ん♪バイチャ~~♪』
「ふんっ!」
チリンチリーン
『ホムラのスオウさん宛てにお届け物でーす、どなかたいらっしゃいませんかー?(^^)』
「ん…」
『こちらに受け取りの印鑑をお願いします(^^)』
「……。」
『??…えーっと、こちらに受け取りの印鑑をお願いします…(^^;』
「…ねえよ」
『それでしたらサインで結構ですので~(^^)』
「なら初めっからそう言やぁいいだろ」
『え…っ、申し訳ございません、では荷物のほうはこちらに置かせていただきます(^^;』
「……。」
周防は、自分の身の丈ほどもある長方形の箱を見下ろし、暫く無言で睨んでいた。
そうしてどれくらいの時間が経っただろうか
周防は頭をぼりぼりかいて大きな溜息をひとつ落とすと、煙草を揉み消してようやく箱を開封した。
「なん…だ、これ……」
箱の中身を見て唖然とする周防は、普段あまり自分から発信することのない端末を取り出して、先程の相手に問い詰めた。
『あら、珍しいわねぇ、尊からかけてくるなんて』
「おい、見てるだけで虫唾が走るコレは何だ」
『見たのね?見たのね?!聞いて驚くなかれ~、これは私が人生の全てを注ぎ込んで研究に研究を重ね、ようやく…っ』
「どーでもいい、さっさと説明しろ」
『ゴホン…貴方に無駄話は通じなかったわね、まあいいわ、それは超高性能アンドロイドよ』
「……コレを俺にどうしろってんだ」
『役に立つわよ~~いろんな意味ですっごくね☆っていうか、さっきからコレコレ言わないでくれる?!ちゃんと名前あんのよ!』
「興味ねえな…」
『じゃーーん、お世話型アンドロイ2号・キッチリ君!!またの名を“宗像くん”よ!!』
「見たまんなだな…」
『細かいことは気にしなーい!ねえ尊、使うにしても使わないにしてもバッテリー切れちゃうから宗像くんの眼鏡、ちょっと外しておいてくれるかなあ…どうしても必要ないっていうなら後で回収するから、さ♪(ニヤリ)』
「はあ……」
乃柑の言葉を信じて眼鏡を外すだけだと念じて渋々近寄り顔の中央の眼鏡に触れようとした。
その瞬間、眼鏡がピカリと光り、周防はあまりの眩しさに目が眩んでよろよろと後ずさる。
チカチカする目がようやく収まり薄っすら目を開けると、そこに信じがたい光景が見えた。
「眼鏡は外さないでいただきたい、以後頼みますよ。ああ、申し遅れました、私は超高性能お世話型アンドロイドの宗像くんと申します。そこにいる目つきの悪い暴君のような顔付きの貴方を、我が主である周防尊と認識しました。間違いありませんね?」
「おい!乃柑!これはどういうことだ?!」
『あーらあら、ひょっとして起動しちゃったぁ?オホホホホ』
「ナメた真似しやがって…」
『じゃあ、私の自信作の宗像くんにたくさんご奉仕してもらっちゃってねん♪バ~イチャw』
「お、おぉい…待てっ…!」
ブチッ
「ちっ」
周防は腹立たしげに端末をソファに投げつけた。
「てめぇもウゼェからとっとと消えろっ」
「ふーむ、粗暴なその所作と言動…私の中にインプットされている周防尊の情報と今正確に一致しました。たった今この瞬間から貴方が私の主です。」
「……。」
そこから暫し、沈黙の睨み合いが続く。
周防は不機嫌そうにただひたすら煙草を何本も吸い続け、アンドロイド宗像は少し離れたところで立ったまま腕を組んで品良く背筋を伸ばし、静かにその様子を伺っていた。
「はぁ~」
ガタンと大きな音をさせて椅子から立ち上がり、周防は何も言わずにバーを出て行こうとする。
その周防の腕をアンドロイド宗像ががっちり掴んで引き止めた。
「…離せ、燃やされてぇのか」
「何処へ行くんです?この私に何の命令もせずに」
「俺はてめぇなんかに用はねぇ」
「おや、ひょっとして…これ程までに高性能で従順なアンドロイドを目の前にして使いこなす自信がないと?曲がりなりにも多くのクランズマンを統べる王ともあろう身で何と器の小さい男でしょうねぇ…」
「…っ」
妖しく白く光る眼鏡のブリッジを指で押し上げながら、穏やかであって挑戦的なアンドロイド宗像の言葉に捲くし立てられるように、周防はフンと鼻を鳴らしてソファにどかりと腰を下ろした。
その前にすっと立ったアンドロイド宗像は、いかにも従順そうに見える仕草で主に命令を請う。
「さあ、命令を!」
「………。」
「早く!!」
「……………なら、煙草買って来い、何か文句あんのか」
「とんでもありません。それが主からこの私へのファースト・オーダーかと思うと実に感慨深いものが…」
「俺は今すぐ吸いてぇ、3分でやれ」
「その命令しかと受け賜りました、速やかに実行します。2分半で戻りましょう!」
「はあ……。」
「はあぁ……。」
溜息しか出てこない周防の後ろで勢いよく扉が開いた。
「1分20秒です!!フフフ…どうでしょう?貴方の指示よりも自ら設定した時刻よりも早く任務を遂行するこの私の高性能っぷりは?!」
「どーでもいい、早く寄越せ…」
「さあ、思う存分吸いなさい」
「…おい、これ、てめぇのじゃねぇか…俺はこんなもん吸わねぇ」
「ああ、失礼。私の中にこの煙草の銘柄を貴方に買い与えるようインプットされていたので…」
「案外てめぇも使えねぇな…」
「それは心外です、しかしすでに火を付けてしまいました…さあ、文句を言わずに吸いなさい、さあ!」
「んんっ…んぐっ?!」
「どうです?優秀なアンドロイドでしょう?自分でもそう思いますよ」
「………はぁ~」
納得のいかない表情で仕方なしに宗像の愛用する煙草を吸う周防は、コイツからどう逃れようかなどとあれこれ思案していた。
そんな難しい顔をして一点をみつめる周防の顔を覗き込むようにアンドロイド宗像が動いた。
「2本も吸えば充分でしょう、さあ次の命令を」
「………酒だ」
「その命令しかと受け賜りました、速やかに実行します。」
アンドロイド宗像はカウンターの中に入ると、手馴れた手つきでなにやらカクテルを作り始めた。
始めはとんと興味がなかった周防も、流石にその草薙出雲の手捌きにも匹敵するほどの華麗な動きにいつの間にか見入ってしまっていた。
「こちらをどうぞ、題して…“ラブリー・ブルー・キング”!」
「えらく青い、な…」
「申し訳ありません、赤は作れませんので……」
「ゴクリ」
「どうですか?“ラブリー・ブルー・キング”は口に合いましたか?」
「名前はくそセンスねぇが、味は………まあまあ、だな」
「美味しいなら美味しいと言えませんかね…もう少し素直になってみたらどうですか?」
「フン、不味くはねぇっつってんだろ……」
「仕方ありませんね…全く」
周防はその燃えるような赤髪によく映える鮮やかで透明感の在る青い酒をどんどん口に運びながら、手際よく使ったものを片付けている目の前の厄介者をどう消そうかと再び思案していた。
グラスが空になったのを見計らったかのように、再びアンドロイド宗像が口を開いた。
「そろそろ次の命令を」
「煩せぇ…てめぇはそれしか言えねぇのかよ」
「何でも私に言いつけなさい」
「じゃあ黙れ…」
「……。」
「声出すんじゃねぇ、そっから一歩も動くな、こっちも見んな」
「ふーむ……」
「犬なら犬らしく待てでもしてやがれ」
「……。」
周防は我ながらいい案を思いついたものだと鼻で笑い、このまま待てをさせて自分はとんずらしようかと狙っていた。
「…ひとつ、忠告があります」
「しゃべんなっつったろうが」
「私は5分以上主から放置され命令なく何もせずにいると、主に思いっきり甘える設定になっているようですが、それでも構いませんか?」
「何だそのふざけた設定は…」
「私に言われても困りますね、製造者の趣味…とでもいいましょうか」
「あの女…っ」
「私に思いっきり甘えられることを望むなら、今から5分間活動を停止させましょう」
「…望まねぇ」
「おや、何故ですか…?」
「理由もクソもねぇ、薄気味わりぃもん見たくねぇだけだ」
「では何か命令を!!」
「………俺は寝る、寝てる間マッサージでもしとけ、時間になったら起こせ」
「その命令しかと受け賜りました、速やかに実行します。」
カチャリ…
ジジジ…
ガサゴソ…
………かぷっ
―――
続く(笑)
無駄に長い!!
え?続きが気になる人がいるって?ドコドコー??←
ネタバレしてるZenRaの皆さんと勘のいい人ならお気づきでしょう♪
この後はシモな展開となっておりますwwwやっぱり~~(笑)
最近は慎重になってきているというか用心深くなったというか…
続きはこちらで展開するにはやや不都合がございますものでー
例のごとく、無法地帯なアチラへ続きVerを載せたいと思います!
ひっぱるなぁ…行ってもそんなおもろいもん出てきませんぜ?←
というわけで、興味の在る方はアチラへ行ってらっしゃい!!!!
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