昨年の秋…。
度重なるグロムミーティングで感じた事があります…。
一人でトコトコ走っている分には感じませんでしたが、『エロいエキスパートなグロム乗り』と一緒に走っている時に感じたんです…。
それはフロントの剛性感・接地感の無さ…。
ブレーキを掛けた時の沈み込み、コーナー途中でのフワフワとした剛性感・接地感がない車体…。
いつものペースとは違うエキスパートなスピードだった為、それを感じたのだと思います。
それ以後、普通に街乗りしていても、一人でプチツーしていても、どうしてもフロントフォークのフワフワ感に不満を感じていました…。
手っ取り早くフワフワ感を改善するには、フロントフォークオイルの粘度を上げれば解決するかな?
そこでツイッターで呟いたところ、ルゥさん・あひるさんから返信がありました!!
と言う事で、開催しました!!
第34回
グロムメンテナンスミーティング in ルゥさんチ♪
当日、総勢11名がルゥさんチに集まりました!!
ちなみにルゥさんチのガレージは凄かったです(笑)
エアコンプレッサーあり〜の…。
天井からウインチあり〜の…。
サンドブラスターあり〜の…。
業者仕様のガレージでした(笑)
それではいよいよ作業開始です♪
ルゥさん指導の下、サクッとショックを外して…。
ショックのトップのネジを外して、ショックをシュコシュコしながらオイルを抜きます…。
↑ビール瓶ケースに刺して、オイルを抜いているトコロ…。
プロフェッショナルな人は、オイルを抜くのにこのまま一晩放置するそうですが、ワタクシは15分間だけ放置しました(笑)
そして、投入するフロントフォークオイルはこれっ!!
カヤバのフロントフォークオイル 20番と30番。
ちなみに純正は10番相当だそうです。
値段はニャップスで1缶600mlで2,200円です。
グロムの場合、左右交換して約450mlですので1缶で十分余ります。
調べてみると、本気で走っているグロム乗りは、一番硬い30番をそのまま使うのが定番みたいです。それでも柔く感じるとの事…。←ここミソ
しかし、ワタクシの場合…。
毎日の通勤と、一人でのトコトコツーリングがメインです。
レース活動をする訳ではありませんし、現状よりフワフワ感が無くなればいいので、そこまで硬い必要はありません。
多分…。
(笑)
でも、やっぱり30番では硬すぎるかな…?
かと言って20番を入れて、純正との違いを感じなかったらどうしようかと不安に駆られ、相当悩みました…。
ですので、20番と30番を足して、25番を作ってみます(笑)
今回、硬く感じれば、次回は20番にすれば良いし…。
逆に柔らかく感じれば、30番にすればいい…。
そう思って25番を作りました♪
いよいよオイルを注入!!
ショックをシュコシュコしながら何度かに分けて、ゆっくり注入します。
注入後、15分間放置してエアを抜きます…。
(プロフェッショナルな人はここでも一晩放置するそうです。)
エア抜き後、特殊器具を使って油面の調整を行います。
グロム純正の油面の高さは75mm。
油面をあげるとストロークをしにくい方向に調節されます。
『油面を3mmあげる』とはここの数値が72mmの事です。エキスパートなグロム乗りは、油面を数ミリ上げるそうです。
何度も言いますが、ワタクシは街乗りがメインです。ストロークしてもらいたいので、純正値と同じ75mmにしました。
余分なオイルを注射器で吸い上げます。
油面調整後は元通りに組み直して、作業終了です。
※ 追記
組み付ける時にとても大事なところが2点あります。
その1
フロントフォークチューブの先端(金色の所)とトップブリッジ(黒い所)が同じ高さになるように組み付けます…。
純正は同じ高さを推奨しています。
マニアックな人はココのチューブの突き出し量をワザと増やして、コーナリング特性を変えている人もいます。
その2
フロントフォークを固定する上下のボルトの締め付けトルクは27N・m(2.8kgf・m)。←思っているよりキツく締めないのでビックリです。
キツく締めすぎると、チューブが変形する恐れがあるそうです。
たまに大ざっぱ(?)なルゥさんですが、ココのトルク管理にはとてもシビアになっていました。
ちなみにサービスマニュアルを読むと、⑴も⑵も仮締めの後は⑴のボルトから締めるように記載してあります。
あっ…。
ついでにフロントのブレーキパッドも交換しました♪
26,000km走行で初めての交換です。
交換したのはデイトナ赤パッドです。
全ての作業終了まで2時間弱かかりました。
ガレージの外では『ぜぇ?』さんの原チャリをオジさん達が総出でメンテナンスしてました(笑)
皆さんの作業が無事に終了した為、昼食後は北九州の平尾台までツーリング!!
寒かったですが、皆さんで記念撮影!!
気になるインプレですが…。
参考になるか判りませんが、動画を作りましたので良かったらご覧ください♪
動画を見ると、伸び・縮み、ともに僅かながらショックの速度が遅くなっています。
強く押した時のワタクシの力加減(腰つき)を見ていただければ、なんと無く硬くなっているのが判るかと思います。
実際に走行した感想は…。
粘度が上がった為(硬くなった為)、低速で走っていると小刻みに揺れます。しかし、不快な振動ではありません。純正プラスアルファぐらいです。全然問題ありません。
高速になるにつれ、無駄な挙動が無くなり、衝撃の吸収が良くなりました。今までは、段差や凹凸の衝撃を受けると、衝撃を抑えきれずに、余韻が残って船みたいにフワフワする感じがありましたが、ピシャッ・ピシャッと振動を抑えて吸い付くように走ってくれます。
コーナーではテキメンでした。フワフワしなくなり、接地感が増しているのが実感できます。狙ったラインに『スパッ!!』っと入って、すごく踏ん張ってくれます。
吸い込まれて行く感じでコーナーを走れます。エキスパートなグロム乗りが30番を入れる理由が分かった気がしますが、ワタクシの乗り方(街乗り・通勤)だと25番で十分だと思いました…。
恐らく、これで…。
南畑ダムの第1コーナーの進入速度が5kmは上がったと思います!!
すいません。嘘です(笑)
それにしても…。
いや〜。
最高っす♪
今、すごく楽しくガブリエルに乗れています♪
最後になりましたが、今回メンテナンスミーティングに参加された皆さん…。
そして、ガレージ・工具・取り付けの指導をしていただいたルゥさん…。
ありがとうございました!!
また次回、機会があれば、よろしくお願いします♪
今回購入した物
● KYB 30番
● KYB 20番
● レベルゲージ
● デイトナ 赤パッド