ヤフオクとかを良く利用するんですが、やはり、落札したい商品、出品する商品の傾向が違う所為か、女性との取引は滅多に有りません。
それでも、数える程ですが、お付き合いの生まれる事は有ります。
この過程に於いて、例えば、何らかの応募券の類を落札した際、送られてきた品物に添えて、「忘れずに応募して下さいね」というメモが入れられていたりとか、出品物を落札して頂いて、その取引連絡の際、「頑張って落札できました^^;」との絵文字付の文面で伝えられてきたり、、、、男性との遣り取りの中では、大抵、事務的な内容のみなのですが、情緒を含んだ表現が多少なりとも散りばめられていて、何と無く、気恥ずかしい感じも否めません。


病院へ行き、こっちの症状を女性の看護士さんに説明していて、、、、

 看護士「はい、分かりました。喉の痛みと咳込みですね。で、熱は無いと・・・」

一旦、熱は出たけど、今は下がっている、との詳細を付け加えようとして、、、、
 
 自分  「あ、それと、、、、」
 看護士「うん?」


なんでしょう? この、唐突な気安さは、、、、? 別に、イヤじゃないんですけどね。女性独有の、素早い、距離感の詰め方、、、、近過ぎて、戸惑うんですよ。しかも、その撤退は迅速で、一切、余韻が伴わないし・・・。


 自分  「昨晩は発熱しました、、、、今朝には、平熱に戻ってましたけど・・・」
看護士「そうなんだ、、、、大丈夫? 身体とかダルくない? そういうのは早く言ってくれないと・・・
 自分  「・・・まあ、酷く魘されたんだけど、、、、独り身だからね、看病してくれる人とかいなくてさ、参っちゃったよ」
 看護士「分かりました。それじゃあ、先生が直ぐに診察しますので、あちらの席に座って、お待ちになってて下さい」
 自分  「・・・はい・・・」
預金口座とかの暗証番号は、誕生日など、類推し易い数字を使用しないよう、指導されるものです。
勿論、それは正しく、そうすべきなのですが、どんな事にも、例外は有るもので、、、、


とある会社社長は、自分が一代で築き上げた家業を長男に譲り渡したい、そう考えていたのですが、この息子、絵に描いたような道楽者で、父親の下、働かされていましたが、一切、仕事も覚えず、家族の財産のみならず、会社のそれに迄、手を付ける始末・・・。
徹底して、甘やかされて育てられた所為か、土台が無い故、今更、厳しく接しようとも、崩れ落ちてしまいそうで、皆、気が引けていました。身内だけなら未だしも、他人への危害に及ぶような事態に至れば、取り返しが付きません。親を始め、誰一人、直接には注意を与えられないのでした。

社長は、一計を案じました。外部的に揺り動かすのが適わないなら、内部的に衝き起してみようと・・・。

逆上されるのを懼れて、金品等をくすねられても、半ば見て見ぬ振りでした。知能は高く、目端も利くので、家の金庫も、会社の口座も、ID・パスワード・暗証番号の類は、何時の間にか嗅ぎ付けられてしまうのです。そこで、息子の誕生日、又、これに伴う識別の符号に、全てを統一したのです。どうせ知られてしまうのであれば、同じ事です。

道楽息子の心に、どんな核融合を引き起こしたのか、、、、以来、家の金品が持ち出されたり、会社の資産が使い込まれたりする事は、ぴったり無くなりました。


これは、実話として聞いたのですが、、、、彼は、改心したのか、それとも、危険を察知して、ほとぼりが冷めるのを、唯、待っているに過ぎないのか、実際のところは判りません。

誰しもが、他人を疑ったり、他人から疑われたりします。「他人を疑うくらいなら、騙された方が良い」との方針を打ち出しているのを、時々、耳にしたりしますね。“綺麗事に過ぎない”と否定したりはしませんが、、、、でも、不可能です。疑わないのなら、どの時点で、騙された事に気付けるのでしょう。或いは、騙された事に気付きすらしなくても構わないのでしょうか。それなら、「他人を疑うくらいなら、騙された方が良い」との方針を打ち出す必要性は有りませんよね。

屁理屈を並べ立てて、申し訳ありません。しかし、「他人を疑うくらいなら、騙された方が良い」との台詞は、他人を見下しています。自分が他人を疑わなくても、自分が他人から疑われれば、平衡は簡単に崩れます。無条件の信用も、徹底した放置も、結局は同じ、、、、日々の、心の安穏を求めるのならば、飽く迄も公正に、疑える程に、相手を見て(監視して、言い方を更に換えれば、関心を寄せて)おかなければならないのでしょう。

ま、確かに、不愉快にもなりますけどね。
ロボットには、心が有りません。
データをインプットされて、プログラムに従い、情報を処理しつつ、応じて、動作するだけなのですから。


<2wq-WER21> この個体は、公園を管理するためだけに設計された、特化型ロボットです、、、、とはいうものの、部品の殆どがリサイクルされたもので、ソフトウェア自体、とある警備会社が開発し、数年前まで採用していた形式に過ぎません。

仕事は、公園環境の保全・修復、そして、来園者への、基本的なサービス等です。
1ヘクタールにも満たない規模では、これを管理するのに、ロボット一体のみでも充分過ぎる程でした。

ある夜、一つの集団が公園に近付いて来ます。彼らは、14、5歳の少年達です。各々、金属バットを手にしていました。徒、日ごろの憂さ晴らしの為だけに、此処のロボットを破壊しに遣って来たのです。

ロボットは、公園に入って来た彼らを見留めると、不恰好な体躯をガタガタさせながら、直ちに駆け寄ります。

 「スミマセン、午後10時以降の入場はご遠慮頂いております。猶、通り抜けの際には、私が出口までをご案内させていただ******」

マニュアルの文言が再生し終わらぬ内、一人のフライングを合図に、無軌道な少年達は、ロボットに襲い掛かりました。取り囲まれ、四方八方から振り下ろされるバット、、、、金属同士のかち合う、耳障りな音響が公園中に駆け巡ります。

 「止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい」
  「この役立たずが! お前なんか、居ても居なくても同じなんだよ!」
 「止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい」
 「バーカ! バーカ! バーカ! バーカ! バーカ! バーカ!」
 「止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい」
 「死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね!」
 「止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい」
 「指図すんじゃねぇぞ! こら! 鉄の塊が! 抵抗してみろ! こら!」
 「止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい。止めて下さい」
 「もっと、他の事を言ってみろよ!」
 「Stop it. iYa basta. Hör auf. Ça suffit comme ça. Fermi 住手、Tumigil ka

ロボットは、同じ言葉を頻りに繰り返しています。“止めて下さい”、、、、これは、自分の身の安全を求めているのでは有りません。
確かに、ロボットは、危害を人間に加えてはいけません。また、これに反しない限り、人間の命令に服従しなければなりません。そして、これらに反しない限り、自己を護らなければなりませんが、この個体には、人間の命令に服従するよりも優先されなければならない、二番目に置かれる、もう一つ別の原則が備わるのです。

 「こいつ、馬鹿みたいに頑丈で、埒が明かんわ。転ばしちまえ!」

一人の指示にて、少年達は協力し、ロボットの胴体を一斉にひっくり返します。そして、可動する、全ての箇所を集中的に攻撃し始めました。
これでは、再び、仮に起き上がれたとしても、まともな活動は望めません。
ロボットは、特有の、合理的な判断に至ります。自分が、もう、役割の全うしえない事を知ったのです。

 「お願いが有ります」
 「は? そんな立場じゃねぇんだよ、てめえは!」
 「お願いが有ります」
 「うるせぇな!」
 「お願いが有ります」
 「聞いてやれよ。この期に及んで、足りねぇ頭が何の文句を導き出すのか、知りてぇな」
 「・・・言ってみろよ」
 「お願いします。どうか、この公園を荒らさないで下さい」

少年達は、公園を荒らしに来た訳では有りません。このロボットを破壊しに来たのです。
彼らの思考は、一瞬、停止しましたが、互いが悪ぶる事を競い、それを監視しあう間柄が為、暴虐の挙動を再開せずにはいられません。ロボットへの攻めは執拗に続けられて、遂に、一切の機能停止状態へと陥りました。

少年達は、公園に残る事も無く、この場を立ち去って行きました。

結果として、ロボットは、公園の秩序を守る事が出来たのです。


ロボットには、心が有りません。
データをインプットされて、プログラムに従い、情報を処理しつつ、応じて、動作するだけなのですから。但し、人間の側が感情を投影せずに居られず、パーソナリティが形成される事は有るのです。