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先日、中1息子が「一緒に買い物に行きたい」と言い出しまして。
思春期でほとんど口をきかなくなった息子と、久々のお出かけで、母ちょっとウキウキ
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ええ、わかってますとも。息子が私の財布目当てだということは
そんなわけで行ってきましたヨドバシカメラ〜
息子がゲームや本屋を見ている最中、私は自転車売り場へ。
クロスバイクいろいろ〜
広い試乗コーナーがあってスゴイ!
で、ヨドバシカメラの自転車用ヘルメットのコーナーで目に止まったのがこちら。
ユアーショップ(YOUR SHOP)の「HATHELMET」9,900円
え、これ、めっちゃ普通の帽子っぽい!
見た目ヘルメット感なくてすごい。
こんなにオシャレなのにCEマーク(欧州規格の安全マーク)付いてる!
でも、この帽子をよく見たら「ホントに大丈夫?」と思う部分があったので、今回のブログ記事では
- 自転車ヘルメットの安全基準(安全マーク)
- 帽子型ヘルメット「ユアーショップ HAT HELMET」「オージーケー KABUTO シクレ」の比較
- 帽子型ヘルメットの選び方
についてまとめます。
自転車ヘルメットの安全基準(安全マーク)
自転車ヘルメットの安全マークには、以下のようなものがあります。
SGマーク(一般財団法人製品安全協会)
(画像出典)一般財団法人製品安全協会
SGマーク制度は、日本の消費生活用製品の安全性を認証する制度。対象製品ごとに基準が定められ、基準に適合していると認証された製品にはSGマークが表示されます。
自転車ヘルメットに関しては
- 衝撃吸収性試験
- あごひも引張強度試験
- ロールオフ試験
SGマーク付き製品の欠陥により人身事故が発生し、欠陥と事故とに因果関係があると認められる場合、製品安全協会が被害者1人につき、最高1億円の損害賠償を行うとのこと。
なお、乗車用ヘルメットSGマークには有効期限があり、耐久性を考慮して「購入後3年間」とされています。
JCFマーク(日本自転車競技連盟)
(画像出典)日本自転車競技連盟
自転車競技連盟および加盟団体の主管する自転車競技大会に使用が認められたヘルメットのこと。自転車レース等に出場する際には公認ヘルメットが必要です。
- 通風性能
- 衝撃吸収性能
- 保持装置(あごひもや締め具)の強さ
CEマーク(欧州標準化委員会) ※CE EN1078
(画像出典)ムラサキスポーツ
CEマークは、商品が全EU加盟国の安全基準を満たしていることを示すマーク。その中でも自転車用ヘルメットの安全基準として規定されたものがEN1078です。
要求事項とテスト項目は下記のとおり。
- 視界を含む構造
- 衝撃吸収特性
- 保持システム(あごひもや締め具)の特性
- マーキングと情報
CPSCマーク(アメリカ合衆国消費者製品安全委員会)
(画像出典)ムラサキスポーツ
CPSCマーク制度は、アメリカで最も一般的な安全基準。ロードバイク用ヘルメットの多くが認証を受けています。
- 周辺視野
- 姿勢の安定性
- 保持システム(あごひも・締め具)の動的強度
- 衝撃減衰基準
についてテストを行うそうです。
参考:
- au損保「自転車用ヘルメットの代表的な安全基準」
- 公益財団法人日本自転車競技連盟「公認/推奨ヘルメット」
- OGK KABUTO「自転車用ヘルメットSG基準」(PDF)
- iTeh Standards, CEN EN 1078:2012+A1:2012
- Leap Consulting「よくある質問」
◆
以上が、代表的な自転車ヘルメットの安全基準。
ヘルメットは命を守るものなので、自転車ヘルメットとして安全基準を満たしている製品を選ぶことが大切だと思います。
帽子型ヘルメット「ユアーショップ HATHELMET」「OGK KABUTO シクレ」徹底比較
しかし…安全マークが付いていればそれでいいのか?
今回、店頭でおしゃれな帽子型ヘルメットを見て、「自分で手に取って、『これで命を守れるか』を判断するのはとても大事」と実感しました。
我が家に、ヘルメット専業メーカーOGKの帽子型ヘルメット(シクレ)がありますので、
- 見た目
- 安全マーク
- あごひも
- 内蔵ヘルメット
について、ユアーショップ製品とOGK製品を比較してみたいと思います。
見た目
▼ユアーショップ HATHELMET
断然ユアーショップの方がおしゃれですよね(顔にパンダ乗ってるけど)
OGKの方はヘルメット感が出て、頭が大きくなってしまいます。
安全マーク
▼ユアーショップ HATHELMETは「CEマーク」
▼OGK シクレは「SGマーク」
どちらも安全マークは付いていました。
あごひも
しかし、あごひもには大きな違いが。
▼ユアーショップ HATHELMET
ただの帽子のヒモやん
▼OGK シクレ
こっちはパッチンと固定するやつ(あご肉挟むと痛いやつ)が付いてて安心です。
交通事故に遭って大きな衝撃を受けたとき、ただの帽子のヒモで、帽子が吹っ飛ばないのだろうか?
これ本当にCEマークの「保持システム(あごひもや締め具)の特性」をクリアしてるの?
内蔵ヘルメット
どちらの帽子ヘルメットも、帽子部分を取り外すことができます。
▼ユアーショップ HATHELMET
緩衝材のスチロール樹脂が入っていない(ただのプラスチック板)
▼OGK シクレ
厚みのあるスチロール樹脂が入っています。
ユアーショップ(YOUR SHOP) HATHELMETの商品レビュー
ユアーショップ HATHELMETは、アマゾンや楽天でも取り扱われているのですが、次のような商品レビューが書かれていました。
形はとても満足していますが、ヘルメットとしては、どうなのかなと思います。
ヘルメットの場合、頭とのヘルメットの間に空間がありますが、これは直に硬い部分が頭に乗っかっているだけなので、頭を叩いたら痛いです。(楽天レビューより)
安価で簡易的で軽く使いやすいが事故の際は大丈夫かな。(amazonレビューより)
オシャレですが、そのためヘルメット部分が頭の後ろまでちゃんとカバー出来ていません。解説は付いていますが、もっと詳しく書いて欲しかったです。(amazonレビューより)
CE認証マーク 確認できず どこ見れば判る?(amazonレビューより)
※amazonで購入すると、「帽子(布製)と内蔵ヘルメット(プラスチック)が、別々に中国から国際郵便で届く」というレビューが多数ありました。
おしゃれでスタイリッシュな帽子型ヘルメット、私が見ているあいだも店頭で買っていく人がいたけど・・・
ヘルメットは命を守ってナンボなので、やっぱり緩衝材で頭部を保護してくれて、転倒しても外れない固定ベルトが付いてる製品がよいと思いました。
CEマークへの信頼性が揺らいでしまったよ・・・
ネット通販では、おしゃれなヘルメットがいろいろ売られています。
でも、自転車ヘルメットは、実物を見て試着するのが大事!
楽天市場を調べてみましたが、自転車ヘルメットを試着後返品できるお店がとても少ないですね。
私が調べた限りでは「ヒマラヤ」「自転車グッズのキアーロ」が、お客様都合の返品に対応していました(条件付きなので必ず各店舗ページで確認を)。最安ショップではありませんが、試着できる点はありがたいです。
※しかしヘルメットは、一度落とすだけでも耐久性が減少してしまうそうなので(一度の衝撃でもクッションが大幅劣化するとのこと)、返品可にするのは難しい製品なのかもしれません。
もちろん、簡易な製品あっても「何もかぶってないよりマシ」「素頭よりは安全でしょ」という考え方も理解できます。自転車ヘルメットの着用率、めちゃくちゃ低いですからね。オシャレさ・コンパクトさで着用率が高くなれば、もしかしたらそちらの方が安全なのかもしれない。
私自身は「そのヘルメットを、我が子にかぶらせようと思うか」が基準になるかなあ・・・
いずれにせよ、実際に見てかぶって、納得できる製品を身につけることが大切だと思いました。
息子と抹茶スイーツ食べて帰りましたとさ
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