さわやかウォーキング@岡崎(2017/11/04)② | パンダの音楽

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静岡在住のセレクタ兼チャーターです。

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2017年11月4日(土)に岡崎市内で行われたさわやかウォーキングの記事、昨日の「①」の続きになります。中途半端だったけれど、「旧:本多忠次邸」での記録からつづります。上の画は邸宅の玄関、車寄せの外観です。

上の画は邸宅の2階で、広い畳敷きの和室の廊下沿いの窓から庭園を眺めた画。壁泉はこの庭のシンボル的存在で、画では伝わりにくいが天使とシャチのレリーフが施されています。様式の庭を眺める背後にはキレイな畳の部屋があるわけで、まさに「和洋折衷」です。

なんと!、納戸とバルコニーも特別公開されていました!。画はバルコニーの出入口を西側から写したもので、1階玄関:車寄せの真上になります。

バルコニーから南方に岡崎市街を望む画。北岡崎駅で降りた時は雨が降りそうな曇り空だったのに、良い天気になって気分爽快でした。

それにしてもまぁ、車の通りの多いこと!。県道26号線は国道1号線との交点で左折すれば直ぐに東名高速道路のインターにつながり、まっすぐ南下して西尾方面へつながる幹線道路…、愛知県が車王国であることを如実に表しています。

1階へ下りる階段にて。廊下に掲げられているステンドグラスがとても美しくてウットリ…。やっぱり貴族か華族のための洋館だね、大々名の末裔のお家だけあります。

またしても特別公開!(なお立入禁止)、「使者の間」、いわゆる待合室、。1階の団らん室とか、2階の広い和室とか、来客の多い邸宅だったんだね。当日は特別公開エリアが3ヶ所もありました!、サービスデーだったのであろうか…。

庭園を広く捉えたつもりのショット。秋晴れの空のもと、ゆっくりベンチに腰かけて憩う、素晴らしい休日たね!。

庭園から邸宅を写した画。1階の団らん室と日光室の間は、日陰の回廊見たくなっていました。

読書をされる方、うたた寝されている方が陣取っていて、自由で気ままで思い思いの秋を楽しむ風景です。

邸宅から県道26号線に戻る途中の坂道にて。少し壁泉の女神像が見えるが、そこの噴水が風になびいて降りかかる!、まさかの「寝耳に水」でした。

この「旧:本多忠次邸」のある東公園は実はメチャクチャ広い。岡崎市営の動物園があり、瓢箪池など大きな池が3つある。歩き回ったら"えらいこっちゃ"なのでした。なお、「旧:本多忠次邸」の関連ホームページはこちら→旧本多忠次邸:岡崎市

その後、再び「欠町」の交差点に戻り、県道26号線の歩道を南下する。

県道26号線と国道1号線とは立体交差しており、ランプ沿いの排気ガスまみれの側道を歩くことになる。

「岡崎インター西」交差点にて。「欠町」交差点でうっかり道を渡り損ねてコースとは反対側の歩道を進んでいた!。

おかげで事故多発地点の交差点の高架下で信号待ちになってしまう(アホ…)。

現役の国道1号線から少し逸れた歩道を進む。ちゃんと「東海道」の表示がありました。

こういった松並木、静岡県だったら湖西、袋井、藤枝でも見ることができる。いかにも「東海道」っぽい風景ですね。

再び国道1号線沿いの歩道に戻るあたりの画。ここが今回のコース最大の罠!!。わかりにくいけれど、画の中央部に写っているガードレール沿いの歩道が"現:国道1号線"をそのまま進むもの、対して国道から右側に逸れて山沿いに続く坂道が"旧:東海道"であり、ウォーキングコースなのです。矢印が描かれた看板が曖昧な向きで掲示されているだけで、私も含め多くのウォーキング参加者が戸惑っていました。イベント関係者の方に是非、道案内してほしかったポイントでしたね!。

ぶつくさボヤきながらも、コースである東海道を歩き、東公園入口=旧本多忠次邸から約1.4km、冠木門(かぶきもん)に到着する。

冠木門とは神社の鳥居みたいに門柱の横に貫(ぬき)=冠木(かぶらき)を掛けた造りの門のこと。ここの冠木門は東海道の「岡崎城下二十七曲り」の東口に置かれたものだそうです。

門の下には「岡崎城下二十七曲り」についての解説が刻まれた石碑がありました。岡崎宿の外から押し寄せる敵からの攻撃を防ぐために、街道を迷路のように曲げて通したらしいです。

その後、根石町(ねいしちょう)の交差点から現:国道1号線を歩く。見えてきたのは岡崎市消防本部と岡崎市役所。

岡崎市役所庁舎の案内標識。この立派で大きい建物だけが市役所のものと思いきや…。

「市役所南」交差点にて、広い通りの向こうに同じくらいの大きさの庁舎がある!。この画が"西庁舎"、上記の画で写っていたのが"東庁舎"。さすが人口38万を超える都市だけはある。…っていうか、静岡市葵区や浜松市中区の庁舎よりも立派じゃないかな…。

市役所の前で国道1号線を左折→吹矢橋で乙川を渡る画。この年の冬の訪れは早く、11月初頭で寒波が訪れました。この日は最高気温が20℃くらいで運動するにはちょうどいい日和だったのだけれど、翌日にはまた寒波が押し寄せました。

吹矢橋を渡ったら右折、乙川の左岸を下流方向に進みます。画に写るのは岡崎信用金庫の本店。けっこうデカくて立派な建物…、信金の中では規模が大きい機関なんだろうなぁって勝手に想像しました。

ひたすら広々とした乙川の河川敷を歩き進む。…ふと、川の中にそびえ立つ、白くて平べったい柱のようなもの…何だろう??。

おそらく新しく建設される予定の橋の脚なんだと思う。明代橋と殿橋の中間地点にあり、地図で確認すると籠田公園から南西に延びる広い道路につながる印象…、果たしてどんなふうに完成するのやら。

殿橋をくぐってから、ようやく岡崎城の姿を捉えました!。

この日は「岡崎ジャズストリート」の他に岡崎城の周りで「家康公秋まつり」も開催されていてイベントづくし!。まずは岡崎市消防本部の催し:「消防ひろば」の中を進む。

消防士の訓練みたいにロープをつたう体験コーナーの画。子どもは"おっかなびっくり"なんだけれど、親御さんたちはすっかり「インスタ映え~」。

消防車に展示試乗できるコーナーも。小さい子どものいる家族連れにはうれしいイベントですね。

っていうか、この消防車、ドッシリと、イカツく四角いフォルムで初めて見るタイプ。「救急消防援助隊」ってことは、診察室みたいにベッドとか医療器具も積んでいるのだろうか…ちゃんと立ち止まって確認はしなかったけれど。消防車は自治体ごとでデザインや搭載機能をいろいろカスタマイズすることができる世界なので、とりとめがない。

うん、これは防災訓練でよく見かけるね、放水体験コーナー。子ども1人ではとても危なっかしくて、大人が付き添ってあげないとホースの勢いに振り回されてしまう…。空も晴れ渡って水遊びには良いお日和ですなぁ~。

「消防ひろば」を抜けると「秋空てづくり市」のコーナーに入る。ホットスナックや弁当を売る屋台が並び、お祭りムードが高まる。

このエリアは食べ物というより、手芸や陶芸などクラフトワークの展示がメインで、ガレッジセールしているようなテントが多く立ち並んでいました。人それぞれの「芸術の秋」を楽しむことができるのです。

潜水橋を渡るときの画。人の行き来は多く、昨年同様、大いに盛り上がっているイベントでした。

乙川を渡る画。11月にして日が傾くのは早く、斜光に映える水面が眩しいのだけれど、すごく柔らかい印象を持つ。何だか心を和ませてくれる光景でした。

対岸に着き、次のコーナーは「農林業祭」=「感じてみりん!岡崎の農林産物」。…"みりん"って岡崎の方言なのかしら…ちゃんとした事は不明。

何だこいつ?、「オムレッツ」…調べてみたらJA全農たまご株式会社の公式キャラクターでした!。「とくたま」っていう栄養満点な卵を推しているらしい。自分が普段からスーパーとかで卵を買っていないくて、料理を全くしていないのがバレバレ。なお、Facebookのページがありました、リンクはこちら→オムレッツくん。関連ホームページはこちら→JA全農たまご

おやおや?、マンホールの蓋じゃん。キレイに岡崎城の画とか彫られているものなど6種類、"ご当地マンホール"ってやつだね。

っていうか、マンホールを「せり売り」しているし!。何やらこのところ、マンホールの"フタ"は密かなブームになっているみたい。確かにレアな買い物だけど、入手したところでどうやって家に飾り置くのだろう…。水道局もおもしろいことをやるもんだね。

乙川の堤防を上って、ようやく岡崎公園の中に入る。

朱塗りの橋の上で七五三の記念撮影。もう男の子はすっかり"おめかし"に飽きてしまった様子。

東海道の冠木門から約2.8km、ようやく岡崎城に到着。

前年のウォーキングのときも同じようなアングルでお城の撮影をしたような…。どうしてもこの2本の松の木がジャマなんだよなぁ…。

岡崎城への入館者は多かったのだけれど、自分は迷うことなくパス。前年にここの天守閣は登ったしね。ここで…今さらながら、このウォーキングの前年のイベントでの記事へのリンクはこちら→「さわやかウォーキング@岡崎(2016/11/06)その①」「さわやかウォーキング@岡崎(2016/11/06)その②」。…なんつって、思いっ切り言い訳で、久しぶりの10km越えのウォーキングで足がヤラれているだけなのでした。

ここの風景も撮影したなぁ…、岡崎城をバックに竹千代像と家康公の像がセットの「出世ベンチ」。

これは徳川家康公の銅像、昭和40年(1965)に建てられたものです。静岡の駿府城公園にある「いかにも大御所」な貫禄たっぷりの家康像と違って、まだ天下を抑えたばかりで凛々しい風格のある姿です。

二ノ丸能楽堂の前にて。入場待ちの行列ができていて、よっぽど人気の演奏家のステージだったのであろう…。帰ってから調べてみたのだけれど、「岡崎ジャズストリート」のタイムテーブル通りだったら、「ジャミン・ゼブ(jaminn'Zeb)」っていう日本人男声コーラスグループで、爽やかなジャズ・コーラスが定評らしい。どうも現役プレイヤーの楽曲に疎くて、まだまだオイラ、勉強不足だな。

こちら、「三河武士のやかた家康館」。上記にリンク付けした前年のウォーキングの記事のごとく、館内のトイレにスマホを置き忘れて、あたふたした失敗の記憶が、まだ鮮明に残っていてトラウマになっています。ゴールまでの時間があまりなくて、入館はパス。

家康館のすぐ脇でさわやかウォーキング参加者限定で、お茶を無料で振る舞ってくれていました、ありがとうございます。

商品名を忘れてしまったけれど、岡崎の周辺で作られている紅茶で、さっぱり美味しくいただきました。旧:本多忠次邸から4.2kmくらい水分を摂らずに歩いてきたのでありがたかったです。

↑↑↑↑↑こちらが2017年の「家康公秋まつり」のリーフレットの画。(たぶん)オカザえもんも大活躍?!、大勢の人出でにぎわうメインの商工フェアも前回の岡崎でのウォーキングで多少かじったのでパス。この時点で13:45頃、15:00までにゴールインしないといけなくて、食事をとったりしてのんびりするのは気がひけてしまったのです。いろんな団体が寄せ集まったようなイベントだけれど主催は「岡崎市」で、問合わせ先は「経済振興部商工労政課」。関連するホームページはこちら→岡崎市

岡崎公園を後にして、国道1号線の歩道を西方へ歩く。

「八帖」交差点にて。前年のウォーキングではこの大きな歩道橋を渡ったのだけれど、今回は左折し、国道248号線を南下する。

「中岡崎町」交差点で右折、「松葉通り」に入る。

愛知環状鉄道の高架をくぐる画。いよいよゴールが近づいてきました!。

こんな石碑が。「岡崎城二十七曲り 八帖村」。今は「八"丁"味噌」って書くけど、もといは"帖"の字を使っていたんだね。

岡崎城から歩くこと約1km、ゴール手前の中継地点が「まるや八丁味噌蔵」だったけれど、とりあえず中岡崎駅に向かう。

はい、約10.9km踏破、お疲れさまでした。

それでは「まるや八丁味噌蔵」に戻りましょう。

当日は見学受付もなく、味噌蔵の中を自由見学することができました。

おっ!!、"試供品"だけど赤だし味噌をゲット!。今年の冬におでんに付けて食べるにはウレシイ品だ!。

前年と同様の風景、…八丁味噌の製造工程が描かれている看板。

でっかい味噌樽がズラリ。これも前年と同様、味噌の香りで酔う感じ…。

特に工場案内をする職員がいるわけでもなく、素っ気なく、あっけなく見学が終わってしまいました。

そして、八丁味噌がらみの商品・おみやげコーナー。

八丁味噌の量り売りから、赤だし味噌汁や味噌カツ、どて煮、味噌煮込きしめんなど、定番のお土産がズラリ。

そういえば今回は"実物の"オカザえもんを見かけることがなかったなぁ…。ま、「どうしても」ってわけじゃないし、…夢で逢いましょう。

お?、「味噌ケーキ」…!!??。すんごく惹かれたけれど、¥800で片手で軽く持てちゃうようなサイズ。独り占めしてしまえば、見事にカロリー還元のため、ガマンガマン。

空になった味噌樽の画。直径がゆうに2mはあるサイズなんで、雨宿りにちょうどいい。…っていうか、住めるね。なお、「株式会社 まるや八丁味噌」のホームページはこちら→まるや八丁味噌

ウォーキングも終わり、また岡崎城方面に引き返して「家康公秋まつり」を堪能しても良かったのだけれど、この時点で気力なし。まっすぐ帰路につくことにしました。

愛知環状鉄道の中岡崎駅の構内にて、愛知環状鉄道のグッズ売り場。浜松も遠州鉄道でグッズ販売しているけれど、大都市圏ではないJR以外の地方鉄道ってコアなファンが多そうだね。

なぜか長良川鉄道のグッズ販売も。岐阜県を走るご当地私鉄で、養老鉄道とともに「乗り鉄」としては憧れの的である。きっと郷愁たっぷりの旅情を味わうことができるあろう。

中岡崎駅は名鉄の岡崎公園前駅と隣接していて、駅舎はくっついていないのだけれど乗換駅です。浜松へ帰るには豊橋まで名鉄を使った方が若干旅費も節約できてスムーズです。

そんなこんな、岡崎の地を後にしました。画は「ようこそでござる」になっちゃってるけど、バイバイ、オカザえもん!。

↑↑↑オマケの画になるけれど、北岡崎駅で撮影した「愛知デスティネーションキャンペーン」のポスター。今年(2018)の10月~12月にかけて愛知県で開催される観光推進キャンペーンです。JRグループ旅客の6社と指定された自治体、地元の観光事業者等が共同で実施する大型キャンペーンで、だいたい3ヶ月ごとで無作為に開催地となる自治体が決められて持ち回りされています。静岡県は来年(2019)の4月~6月に出番が回ってくる予定です。

今回のウォーキングでは鉄道会社からの記念品はありませんでした。この記事に載せたけれど、"岡崎信用金庫資料館"でいただいた「両替商の絵ハガキ」と、"まるや八丁味噌"からいただいた「本場の八丁味噌」がおみやげになりました。何より今回のウォーキングでは岡崎市内にある4つの国重要文化財(伊賀八幡宮、岡崎信用金庫資料館、旧額田郡公会堂及物産陳列所、旧本多忠次邸)を訪ねることができたわけで、東海道が曲がるのを27も数えているゆとりはなかったわけです…。。。思いのほか2日にわたる長い記事になってしまいました、最後までお読みいただいた皆様、誠にありがとうございました。以上、記事終わり。