さわやかウォーキングが空振り・清水と草薙の街をトボトボ歩く(2017/09/18)その① | パンダの音楽

パンダの音楽

静岡在住のセレクタ兼チャーターです。

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先日ブログにあげた「直虎ゆかりの地めぐりバスツアー」の翌日、台風一過ですごくいい天気。久しぶりにさわやかウォーキングに参加しようと、朝早くから電車に乗って清水へ向かう。
ちゃんと気合い入れて浜松駅の券売機でホームライナーの切符も買ったしね。下記のようなダイヤで電車に乗る。(by NAVITIME)
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2017/09/18(月)
浜松⇒清水(静岡県)
07:04⇒08:34
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【所要時間】1時間30分
【運賃】IC:1,810円(きっぷ:1,810円)
【乗換】1回
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▽07:04発【浜松】
|ホームライナー静岡34号
|1番ホーム 静岡行
|(当駅始発)
|
▼08:05着【静岡】
|▽08:22発
|JR東海道本線
|1・2番ホーム 興津行
|
▼08:34着【清水】
 
■料金内訳
浜松 - 清水 IC:1,490円(きっぷ:1,490円)
浜松 - 静岡 IC:320円(きっぷ:320円)
<特急料金>
ライナー  320円
いつぞやのさわやかウォーキングでホームライナー乗車では大失敗をしており、トラウマになっている。静岡駅で各駅停車に乗り継ぐもやっぱり「あの時の失態」を思い出してしまう。やらかしている時の関連記事はこちら→さわやかウォーキング@興津~薩埵峠~由比(2016/12/18)
清水駅に着く。かなり個人的な感想なのだけれど、浜松からは静岡までだったら、まぁ「まだ庭」っていう意識があるが、静岡駅より東へ行くとだいぶん遠出した気になる。
…って、…えっっ!!??、「中止」!!。天気が良いからさわやかウォーキングは実行するもんだと思っていたよ。
清水駅で啞然としているときの画。まぁ電車の中に定期入れを忘れることを思えば大した失敗ではないが、…やるせなす…。ちゃんとHP確認してから動けよ!。休日とはいえ朝の貴重な2時間を棒に振ってしまったではないか。
ふたたび富士山を眺める画。9月の半ばにしてまだまだ雪化粧からは遠い。こんなに良い天気なのになぁ…、よくよく考えてみれば台風接近に伴いイベント関係者には早くから中止の連絡が入っていたのだろうし、…当日の朝になって中止を発表するような田舎の小学校の運動会とはわけが違う。
清水駅の構内にて。いかにもウォーキングで降り立ったと思われる方々を多く見かけて、「おっちょこちょいは自分だけじゃないな」って、負け惜しみな安堵を抱く。確かに9月三連休の最終日で抜けるような秋の晴天!、ウォーキングのイベントが行われるのが当然だと思ってしまうものだ…。
…さて、どうするか。せっかく清水のくんだりだし、このまま帰るのはもったいない。ちびまる子ちゃんにでも会いに行こうかな…。
清水駅の西口に降りる。清水の街は静岡県内の東海道沿いでは珍しく南北に路線が走る。
この時点で9:00頃、エスパルスドリームプラザや史跡などの観光名所はまだ開いていない時間帯、とりあえず近くのコンビニへ向かいうろちょろする。清水駅西口のバス・ロータリーからすぐに主要道が通る。
この交差点(清水駅前交差点)を区切りに国道1号線が北から西へまがり、南行きは国道149号線になる。駅からまっすぐ東方向は国道1号線と県道67号線(静岡清水駅)が重複しており、いわゆる「北街道」である。
コンビニに置いてある道路地図を見ながら、清水駅近くの観光名所を検索する。そう言えば行ったことのない「清水次郎長の生家」を訪れようと思い立つ。
再び清水駅の近くに戻る。開いているお店もなさそうだけれど、「清水銀座」を歩いてみる。
やっぱりガランとしている。朝のうちから開いているのは老舗の喫茶店くらいだし、電車でしっかりコーヒーを飲んできてしまったため、スルー。
清水駅前銀座は清水区中心街でいちばん大きい規模の商店街で、夏の七夕祭りでは大勢の人でにぎわう。私的に静岡のローカル番組「ピエール瀧のしょんないTV」で、すいか割り大会をやっていた映像が脳裏によみがえる…、しょんないTVのホームページはこちら→ピエール瀧のしょんないTV(静岡朝日テレビ)
あっ「トラヤ」懐かしい!、私が子供の頃は静岡県中部商圏にたくさん店舗があった衣類チェーン店で、藤枝にも何軒かあった。[しまむら]の「静岡版」といったところか…。
アーケード商店街が終わりJR線路を越える広い通りに出てしばらく歩くと新清水駅に着く。静岡鉄道の終点である。
そのまま国道149号線を南下する。清水区市街を南北に貫くメインロードだ。県道75号線が重複している路線でもある。
遠い位置からの撮影だが通りの海側に清水区役所(旧:清水市役所)がある。周りには金融機関の支店も多く、清水市街の行政中枢地帯である。この国道149号線は路線長わずか2.6kmしかなく、国道150号線を西からかっ飛ばして走ると、知らぬ間に通り過ぎてしまう存在である。
「万世町」交差点にて右折、県道197号線(入江富士見線)を西へ進む。
巴川の手前に小さな神社があり、立ち寄ってみる。
「水神社」(みずじんじゃ)、初めて聞く名前だ。祭神は「彌都渡廻売命」(みづほのめのみこと)、江戸時代は寛永年間(1624~1645年)に建てられたものだそうだ。
この地は大波により数回の被害を受けたことから、水を守る水神を祀ったのが神社の始まりだと言われる。名の通り「治水の神様」なのだ。
ひっそりと住宅街の中に佇む神社。独り占めの神聖な空間で、1人祈りと瞑想にひたる。さわやかウォーキングの行列にまみれていたら体験できないひと時であった。なお、「水神社大祭」なるものが毎年6月15日に行われ、露店が並び花火が打ちあがるなど、なかなか盛大らしい。
巴川を渡る、橋の名前は「八千代橋」。
少し眩しいくらいの秋空の日差し、まだ彼岸前の時候で、夏の名残がある太陽はまだ元気だ。
良すぎる天気だ、カヌーに乗った2人組が颯爽と川を下る。ぶっちゃけキレイな水質とは言えないので、ひっくり返ったらえらいこっちゃ。
しばらくの間、巴川の左岸をくだる。低い堤防沿いに住宅が並び、海抜は4~5mくらい、ここも東南海地震がきたらえらいこっちゃ。
川沿いにまた、小さな社があり、立ち寄ってみる。
「西宮神社」、かの西宮神社とルーツが同じく恵比寿様を祀るもので、地元では「おいべっさん」と呼ばれている。
ここも住宅街の中にひっそりと佇む神社で、この地域の鎮守といった印象を受ける。しかし、毎年11月19日~20日にかけてえびす講の例祭があり、縁起物を売る露店が立ち並び、大いににぎわうらしい。
「港橋」の通り=県道75号線(清水富士宮線)に出たところで右折し、西へ進む。
程なくして「次郎長通り商店街」の入口に着く。
清水次郎長…こんなかわいらしい看板もあるんだね。
…で、清水次郎長生家に到着。画の右側に写っているオッサンみたいに、おそらくさわやかウォーキング目当てで清水に来て、ここへ流れ着いた方だと思われる人たちがちらほら周りにいました。
この時点で9:15、開館時間は土日祝日は10:00~15:00。案の定、早過ぎる到着で、45分も待たされるのもイヤだったので、清水港方面へ引き返す。
近くにあったお魚屋さん「おがわ」。朝のうちから、お客さんが多くてなかなかの盛況。そう、清水港は「冷凍マグロ水揚げ量が日本一」なのだ、マグロを売りにしているお店は多い。
再び、次郎長通り商店街の入口にて、「肉のふくだ」。買わなかったけれど、ここのお店の焼豚は絶品!。地元テレビの取材が入るなど、静岡や清水界隈では有名なお店なのだ。
県道75号線(清水富士宮線)は港橋を渡る画。遠くには富士山とエスパルスドリームプラザの観覧車を眺める、ホント良い天気。
港橋から巴川の上流を観る。雲一つない青空のもと、緑の山々が映える。方角的に興津や由比の近くの山々なんだと思うが、南アルプスの端っこになるわけだ。
港橋を渡り終えたところの画、ここで県道75号線(清水富士宮線)は北に曲がって国道149号線に合流する。筋向いに歴史ある建物が見えて近づいてみる。
"清水船宿記念館"といい、静岡市が運営しているようだ。
清水次郎長の船宿「末廣」で、清水市街観光でも主要スポットだったのだ。
この時点でまだ9:21、開館は10:00。せっかちで待たされるのがイヤだったので、この史跡もスルー、まぁすごい遠いところに来たわけではないし、また訪れることはあるだろう。なお、清水次郎長の生家のホームページはこちら→次郎長生家。清水船宿記念館のホームページはこちら→清水次郎長の船宿「末廣」
そのまま港方面へ進む。「エスパルス通り」と呼ばれていて、マスコットの「パルちゃん」が見える。
「エスパルス・ドリーム・ハウス」(S-PULSE DREAM HOUSE)、エスパルスのスポーツ・グッズを多く取り扱うサポーターのメッカ。辛口なことを書くが、エスパルスはここ何年もJ1の下位をウロウロ浮き沈みしていて、「低迷」というより「この程度の実力」なのかもしれない。「静岡がサッカー王国」と言うのはもはや故事であり幻なのだ。なお、エスパルスの公式ウェブサイトはこちら→清水エスパルス
再び国道149号線に出る。やっとこさ、エスパルスドリームプラザの近くまで来た。
南の方に振り返って真正面に見えるのは「浪漫館」というマンション。建物の14階には「清水マリンビル別館」があって、駿河湾や富士山の眺望を楽しむことができる。
国道149号を渡った後の画。すぐ近くにフェリー乗り場があり、清水~土肥(とい)間を結ぶ駿河湾フェリーもここから乗船する。
エスパルスドリームプラザの駐車場にて。まだ開館前だというのに、意外に車がたくさん停まっていた。
港の風景。こうやって、清水港界隈を歩くことって、珍しいというか記憶にないのかもしれないのだが、初めてなのかもしれない。
青空のもとにそびえる観覧車、エスパルスドリームプラザのシ:ンボルでもあり、清水港の中でもっとも目立つ建築物である。
静岡鉄道が運営する[清水駅⇔ドリームプラザ]を循環するバス。
エスパルスのマスコット「パルちゃん」とちびまる子ちゃんのイラストが施され、観光気分満載である
バスの後ろは大きくパルちゃんのイラストのみ。「サッカーの街:清水」をアピールしている。
「マリンパーク」と呼ばれるイベント広場へ向かう。富士山はまだ冠雪しておらず、晴天の中にひと際濃い青色に映る姿は雄大である。
イベント広場の周りにあるコの字型をした回廊に上る。レンガ造りで西欧の城壁のようである。富士山をメインに駿河湾もベスト・ヴュー。空の青と海の蒼、山の碧…眺望を大いに楽しむ。
清水港は前述した通り「冷凍マグロ水揚げ日本一」とうたうが、魚市場はない。この港は主に物流がメインの国際港湾であり、マグロの流通では日本国内に出回っているマグロの4割が清水港で陸揚げされているといわれる。富士山を望み三保の松原に囲まれた美しい港は外国船員から人気が高く、神戸港・長崎港とで「日本三大美港」の一つにされている。
少しズームを上げて富士山と駿河湾の望む。愛鷹(あしたか)の丘陵から伊豆半島もくっきり見ることができて、…良い天気すぎる。
陸側へ振り返ってエスパルスドリームプラザの全景をショット。「観覧車に乗ってみても良いなぁ」と思ったりもしたが、まだこの時点で9:32、ドリームプラザが開くまでまだ時間がある。何をするでもなく、しばらくの間、ぼんやり海に囲まれた光景を眺める。なお、エスパルスドリームプラザのホームページはこちら→エスパルスドリームプラザ
少しわかりにくい画だが、イベント広場では9月のまだまだ暑い日差しを避けてか、回廊の下で闇市のようにガレッジセールが行われていた。これでは「青空市場」とは言えない。
イベント日和でもある。まだ早い時間帯なのだが、この青空の下で踊りも歌も何もないのはもったいない。この時、焼津にいる友人に電話をして、いっしょに県立美術館に行くことにした。JR静岡駅に11:00に集合。清水に居られるのはあと小一時間くらいになる。
10:00の開館前の間、エスパルスドリームプラザの周りをウロチョロ歩く。まさに怪しいオヂサン…。
いつしか訪れたな、寿司ミュージアム=「清水すし横丁」、お寿司屋さんが8軒集結していて、それぞれのお店をハシゴして様々なスタイルのお寿司を楽しむことができる。メインとなるホームページはこちら→清水すしミュージアム。Facebookのページはこちら→清水すし横丁
国道149号線に架かる歩道橋に上がってみる。道路の反対側は立体駐車場だ。
歩道橋より南側を望む。画の右側にある茶色い建物は静岡県下いちばんの流通会社「鈴与」で、エスパルスの大手スポンサー企業だ。ここから三保の松原まで7km、日本平まで8kmほどある。
子供向けだけど「静岡はたらくクルマ展」、「全国お菓子フェア」ってのもやってたんだね。時間があったら寄ってみよう。
5分ほど早くにドリームプラザは開館、11:00までに静岡駅に着くとすれば、30分くらいしか見て回ることができないことが判り、やや早足になる。
3階の西側から入るとすぐに「清水サッカーショップ」がある。先ほどのエスパルス・ドリーム・ハウス同様にエスパルスのグッズが充実しているほか、ごく普通にサッカー用品も多く取り揃えており、サッカーが清水の市民スポーツとして根付いていることは確かである。
すぐ近くのKIDDY LANDにて。何だ?この太っちょな柴犬のかたまり、オヂサンでもあるまいし…ま、かわいいけど。
ちびまる子ちゃんランドへ到着。1999年10月にオープン、かれこれ18年も開いている観光スポットで、静岡県民のくせに初めて入る。
おぉ…、サンリオピューロランド的な、女の子の世界。
早速みやげ売り場がお出迎え。「みつや」はアニメの「ちびまる子ちゃん」オープニングで登場する駄菓子屋さんだね。
↑↑↑これが入場券の画。日付入りで記念もの。
これはちびまる子ちゃんランドを案内するリーフレット。エスパルスドリームプラザは清水区でいちばんの観光スポットなのだ。
ちびまる子ちゃんランドの中は撮影自由。親子連れや女子旅の2人組とかはいるけれど、オッサン1人きりだけで入館しているのオイラだけだな…、怪しすぎる。
友蔵のフィギュアも、なかなかの人気。毎週欠かさず「ちびまる子ちゃん」を視聴するほどコアなファンではないが、ほほえましく和やかな雰囲気に包まれる。
台所のさくら(母)、
居間で酔っぱらうひろし(父)、
不機嫌そうな顔が多いさきこ(姉)の部屋、
こたけ(おばあちゃん)にすり寄るまる子…などなど、ファンにはたまらない世界。
まる子が在席する3-4組の教室。こんな戸川先生みたいに真面目を絵にかいたような教師、今の小学校に実在するのだろうか…。
教室の机には無造作にカンカンの筆箱があり、中にはかわいらしい色鉛筆も。大人でも子供心をくすぐられる演出。
よくアニメの舞台になる公園をテーマにした空間にて。まる子とたまちゃんがベンチに座っていて、良い撮影スポットだ。こりゃ、従兄弟の子供でもいいから連れてきてあげればよかったな。
ここも記念撮影スポット、日付も入るから「ちびまる子ちゃんランド」の中でもメインスポットと思われる。画の左端に写る黒い車は花輪くんが乗り、ヒデじいが運転するロールスロイスである、「ヘェイ、ベイビー」。
3年4組のクラスメイトがズラリ。このメンバー全員の名前をすんなりスラスラと読み上げることができたらマニアの領域であろう。ちなみに私が好きなキャラは「野口さん」である。他にも達成すると記念品がもらえるスタンプラリーとか、間違い探しのイラストなど、子供向けのアトラクションがちらほら仕組まれていた。
↑↑↑上の画はスタンプラリーをやってみた画。3ヶ所めの野口さんのスタンプを失敗し、やる気をなくしてしまい、途中で止めてしまういい加減なオヂサン。
なお、ちびまる子ちゃんランドの公式ホームページはこちら→ちびまる子ちゃんランド。「ちびまる子ちゃん」の公式ウェブサイトはこちら→ちびまる子ちゃん
ちびまる子ちゃんランドのおみやげ売り場にて。文具やハンカチ、タオル、インテリア商品やら関連グッズがズラリ。
プリクラもある。ここにしかないオリジナルでレアものだ!。
おみやげとして、焼津の友人にまる子ちゃんがプリントされた、大きいえびせんべいを買う。
それと、これは職場へのおみやげ、「ちびまる子ちゃんクリームサンド」。

まる子ちゃんとたまちゃんのプリントがあり、イチゴ味で無難な仕上がり。…と、ここで何ともまぁ中途半端なことに、まさかの文字数制限オーバーなので記事を打ち切る。明日へ続く…。