さわやかウォーキングが空振り・清水と草薙の街をトボトボ歩く(2017/09/18)その② | パンダの音楽

パンダの音楽

静岡在住のセレクタ兼チャーターです。

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昨日のエスパルスドリームプラザはちびまる子ちゃんランドを出た辺りのところからの記事の続きとなる。

ちびまる子ちゃんランドとは別エリアのようだが、学校給食を楽しむことができる食堂も。「ソフトめん」とか食べたなぁ…懐かしい。

食事中に読まれている方には申し訳ないが、学べるうんこ展「BenZoo(ベンズー)」。触れる爬虫類展「ShimiZoo(シミズー)」のスピンオフ企画で、意外と好評だったらしい。

ドリームプラザ内を早足でぐるりと歩き回る。観光目的でつくられた施設だからなのだろうか、こういったおみやげ売り場がたくさんある。

1階のイベント会場を見下ろす画。コレが「全国お菓子フェア」だね。とても食べ歩く時間はないからパスしちゃったけど、また機会があるときにお邪魔しよう。

JR清水駅まで向かう循環バスに乗る。こちらはエスパルスのみにこだわったデザインで、真っ赤なボディに横文字がいっぱい、でもここに来ないと乗ることができないバスだね。

車内も眼がちらつくほど真っ赤!。ドリームプラザからJR清水駅までは1.5kmくらいしかないのだが、歩く気にもならずバスに甘える。とてもさわやかウォーキングに参加しようと思ってきた人とは思えない。
↑↑↑↑↑こちらはエスパルスドリームプラザのフロア案内図。前日の記事に載せた「清水すし横丁」や「ちびまる子ちゃんランド」はプラザ内のメイン観光スポットであるが、フードコートや海を眺めながら食事のできるレストランやカフェなど飲食店が充実している。また、「MOVIX清水」という映画館もあり、観光客だけでなく地元の市民も集まるエンタテイメント集合体なのだ。

清水駅の東口=みなと口にて。階段の壁にはさくらももこ氏が描いた富士山と茶畑の画、エスパルスのパルちゃんのイラストなど、清水ならではのものをアピールしている。

清水駅のホームにて。線路ごしに写る建物は「テルサ」といって、勤労者総合福祉センター、…貸会議室やカルチャー講座の教室、フィットネスやプールなどもある複合施設である。リンクはこちら→清水テルサ
ほんじゃまたね、清水の街、バイバイ!。

その後、JR静岡駅にて友人と合流し、新静岡へ。セノバで昼食をとる。画はセノバの3階にあるフードコートでの昼食の画。「横浜中華チャーハン達人」のチャーハンとハンバーグのセット。それと、「築地銀だこ」の和風ネギソース系。ガッツリ食べてしまった。なお、セノバのホームページはこちら→新静岡セノバ

いざ草薙方面へ。静鉄に乗るのはすごく久しぶり。静鉄にはクレジット機能も付くLuLuCa(ルルカ)という電子マネーカードがあるのだが、SuicaなどJR系の電子カードも使うことができるため、今ではSuica系の使用者が主流だったりする。

新静岡駅のホームにて。ここでも"ちびまる子ちゃん"がお出迎え。エスパルスドリームプラザの最寄り駅は新清水駅、でも800mくらいは離れている。ただ、上述したドリームプラザとJR清水駅間を循環するバスは新清水駅でも停車する。

これが静岡鉄道の車輛、相変わらずのデザイン。私が学生で静岡で過ごした20年くらい前から変わらない。

車内はこんな感じ。決して新しいものではなく、遠州鉄道と比べるとだいぶん年季が入っている。友人は「静鉄よりも遠鉄の方がキレイで新しい車輌だからいい」と言うが、私はこの古めかしさもなかなか味があって良いと思う。

新静岡の時刻表。ダイヤを見たところ、朝のラッシュアワーでのダイヤはけっこう過密で、昼間も1時間に約7分間隔で9本運行しており、遠鉄が1時間に12分間隔で5本しか走っていないことを思うとだいぶん頑張っている。遠鉄が全区間が単線であるのに対して、静鉄の線路は概ね複線だし、だいぶん静岡の方が鉄道面では都会である。

それと、私が学生時代の頃にはなかった急行が復活していること、複線だからできることだ。おぼろげな記憶だが、ちびまる子ちゃんのアニメでも、まる子が姉と2人で清水から静岡へ向かうにあたり、快速電車が停まらない駅に降りて困っていたシーンがあったと思う。

「県立美術館前」駅で降りる。名前のごとく静岡県立美術館の最寄り駅だ。

お目当てはこの特別展、「戦国! 井伊直虎から直政へ」。前日のバスツアーに引き続き、「直虎づくめ」なのであった。
草薙の界隈は「有度丘陵(うどきゅうりょう)」といって、日本平や久能山を含む駿河湾にせり立った丘陵地となっている。大地震が発生したらまったく影響がない地域とは言えないが、津波の心配がない分、静岡市内では住宅地として人気が高い。閑静な住宅街ではあるが静岡県立大学が近くにあり、学生街にもなっていることからオシャレなお店も多い。

…というわけで、駅から県立美術館までは1kmくらい、ずっと登り坂となり、暑い夏の日であればへこたれてしまう。途中、美味しそうなたい焼き屋さんを見かけるが、昼飯を食べたばかりなのでガマンガマン。

県立美術館の手前は緑豊かな公園になっている。
林の中を歩き、ちょっとした森林浴である。

画に写るような野外展示の現代彫刻などが何体か置かれていて、少しずつ美術鑑賞の気持ちを高める。

ようやっと見えてきました!、県立美術館。

美術館の建物はこんな感じ。平べったい屋根で、実にそっけなっく、あまり美術館らしくない。
浜松からは遠方なわけで、気になった特別展でもない限りあまり近寄らない。久しぶりの入館だ。

ブレた画になってしまったが、美術館のロビーはこんな感じ。全体に石造りでひんやりとした印象がある。3連休の最後の日で行楽日和なのに、けっこう来場者が多い。

おや、ここにも直虎をはじめ主要キャストの等身大パネルがそろっている!。浜松は細江にある大河ドラマ館にあるもの同じもののようだが、まさかこちらの特別展に貸し出すわけでもなく、複製のようだ。

こちらは大河ドラマ「おんな城主 直虎」の大きいポスター。この辺りで記念撮影している来場者は多かった。

特別展の入口にて。「直虎から直政へ」、開催期間は8月14日~10月12日のおよそ2ヶ月。ブログの書き込みを怠り、残念ながらこの記事は既に展示が終わっている時期に載せてしまった。
↑↑↑こちらは特別展の入場券の画。裏には日付のスタンプが押され、もう2度と企画されないであろう美術展であることを思うと記念品である。
↑↑↑静岡県立美術館を訪れると、必ずと言っていいくらいもらうポイントカード。伊藤若沖の「樹花鳥獣図屛風」の一部分の画。スタンプを5つためると招待券1枚をもらうことができる。有効期限はないのだが、一度もまともにポイントを貯めたことがない。

こちらは特別展のリーフレット。当たり前だが、展示場の中は撮影NG。怪しまれないようにデジカメもバッグの中に収納した。サブタイトルのことばが良いね、「守らねばならぬ未来があった。」

リーフレットの裏面の画。時代の流れに沿った展示がされていて、直虎の波乱の生涯をたどる前半部と、井伊家繁栄への道を切り開いた直政の活躍を描く後半部で構成されている。井伊家の旗、直政の太刀、家康着初めの鎧、南渓和尚の肖像画など、静岡の戦国史を語る文化財が集まる。大河ドラマ館のミーハー心をあおる内容を思えば、だいぶんためになるもので、歴史に精通している方にとってはありがたいものであっただろう。
↑↑↑こんな子供向けのシールも拾う、「井桁の旗」シール。「直虎どーもくん」と「次郎法師しずくん」。「どーもくん」は全国ネットだが、「しずくん」はNHK静岡放送局のオリジナルだ。
↑↑↑こちらの画は静岡県立美術館の平成29年度に行われる特別展を案内したパンフレット。今は10月21日(土)~12月10日(日)に行われている「美しき庭園界の世界」という特別展が開かれていて、江戸時代の大名庭園、大邸宅の庭園画の美しさを堪能できる。
こちら、美術館内にあった「今川さん」のパネル。今川義元をモチーフにしたゆるキャラで、密かに静岡で話題になっている。家康のお膝元のイメージが強い静岡だが、それよりも、今川氏の歴史は深い。「天下のやられ役」とか、歴史ドラマとかであまり良いイメージではない描き方をされることが多い武将だが、静岡を盛り上げるべく頑張っているのだ。「今川さん」の公式ホームページはこちら→今川さん

そんなこんな、90分ほど芸術品を堪能し、美術館を後にする。常設展示のロダン館は何度か観たことがあり、パスしちゃいました。
↑↑↑こちらの画はロダン館のイベントを紹介するパンフレット。実は、2017年はロダン没後100年迎える。全国的にも有名なこの静岡県立美術館のロダン館(常設展)では、「ロダン没後100年に寄せて」という総称の下、彫刻家ロダンと写真との関係に着目した3つの小さな企画展が開催されていた。
↑↑↑上の画は静岡県立美術館の周辺を案内したマップ。美術館裏山の展望台や、現在日本でつくられている緑茶の80%を占める「やぶきた」品種の原木、また美術館近くに点在する屋外彫刻の作品紹介などを紹介している。実際にこの辺りを歩いて回ったら「散策」というよりも、坂道を上がったり下ったりするわけで「ハイキング」に近い。

帰りは県立美術館からJR静岡駅まで走る路面電車に乗って帰路につく。何はともあれ、さわやかウォーキングを空振りしたことで、自由気ままに静岡市内を散策することになり、その結果、わりと充実した一日となった、ほっっぅ。
最後に、またしても「おんな城主 直虎」の画。これはJR東海がNHKと組んで企画した鉄道旅行を案内したパンフレットだが、直虎ゆかりの地の名所や史跡について詳しく紹介されており、大変ためになる。50回ほど放映される大河ドラマも残りあとわずかで、いよいよクライマックス。最後までしっかり視聴しようと思う。以上、記事終わり。