発酵時のパンチ(ガス抜き)の役割 | 高橋貴子の飛常識なパンお菓子料理教室開業集客:横浜東京

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今日はパン作りンのコツということで、「パンチの役割」についてお伝えしますね。

発酵の途中で一度、容器から取り出して、平らにして(ガスを抜いて)
3つ折りとか4つ折りにする作業です。

パンを習いたてのころ、

「えーーーせっかくきれいに膨らんだのに~」って思った記憶があります。w

パンチには主に3つの役割があります。

目的は「生地を鍛える(改良する)こと」

①パン生地の中にある、炭酸ガスの大きな気泡をきめ細かい小さな気泡に整える(分散)させる。これによって、パンの断面内相のキメが細かくなります。

②生地を潰したりすることで、生地のグルテン組織を刺激して、グルテンの抗張力(膨らむ時の張力)を強化します。それにより、パン生地がよく膨らむのでパンの高さやボリュームが出ます。

③アルコール類を外に出して、新たに空気中の酸素を生地に取りこむことで、イーストの活動力を高めます。それによって、さらにまた炭酸ガスの発生が多くなり、発酵が進み、パンのボリュームがでるようになります。



パンチをするのにむいている代表的な生地は

「食パン」と「フランスパン」でしょうか。そのほかカンパーニュもパンチで作ったりすることもあります。

主に理由は、ボリュームアップだったり、グルテン組織の強化だったりしますが、
適切なタイミングでパンチをうまく使っていくと、美味しいパンができますよね。

特に食パン、今まで1回だけの発酵で作っていた方は、もうひと手間かけて、パンチを入れてさらに膨らますという1次発酵にチャレンジしてみてください。
ふわっとしたボリュームのある食パンが作りやすくなりますよ~(*^^)v