「アンドレ この戦闘が終わったら結婚式だ」を考える☆
続きです(*'ω'*)
これまでの記事👇
オスカルがパリ出動の際、民衆側に寝返り、
パリへ進撃したまさにその直後、
馬でアンドレの横をかすめながら
オスカルが放ったこのセリフ
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
そして驚くアンドレ🐎
前回、「ベルサイユのばら その謎と真実」という本に記された
原作者さん自身の見解をまとめてみました。
そこに記述された原作者さんの見解では、
オスカルはすでに死を覚悟していて未来を考えてはいなくて、
なので、
オスカルの「アンドレ この戦闘が終わったら結婚式だ」のセリフは、
「アンドレ、愛しているよ」といった意味で書いた
とのことでした。
アンドレはアンドレで、
オスカルとの結婚は彼の発想の範囲外の事象。
なのにオスカルが「結婚」という言葉を出したので驚いた
みたいな感じだったのですが…
うーん…
なんだか知りたい事実のところと
原作者さんの解答にずれがある感じ?
知りたいところまで答えてもらっていない感…
(笑)
もうこれは、
妄想するしかないか…
🍃
(笑)
ということで、
いつものように大妄想大会を開始してみたいと思います(・ω・)ノ
(笑)
そうそう、思ったのですが、
これまでのベルばらキャラたちの心理状態などの
わたしの壮大な大妄想上劇場の数々🌷
これ全部、
あれっぽい…
あれです。
役者さんが演技をする前にする、
役作りの作業。
|ω・)
わかりにくいですね(笑)
説明すると、
演じるキャラクターの背景を読み込んで、
そのキャラの性格やら行動パターンを分析。
演じるシーンの背景やらもプラスして分析し、
その瞬間のキャラの気持ちを想像し作り込み、
そして演技として表現する作業。
わたしの場合は演技としてアウトプットするのではなく、
分析結果を文章として起こして自分で理解しながら表現する
そんな感じでしょうか。
そう、そういえばわたし、
以前も記事で書いたことがあるのですが、
大学時代にダブルスクールして
本格的に演技の勉強をしていたのです。
舞台じゃなくて
カメラで撮る方の🎥
勉強していた期間は1年くらいと短かったのですが
結構本格的に学んでいて、
その勉強の基礎は実際演技をする、
だったので、
いろいろなシーンを実際に仲間と組んでリハーサルし
演技してたのです。
演技する時間は数分でも、
そこに至るまでの諸々の分析作業が膨大。
台本読んで(映像からセリフをおこすこともある)
作品の全体像ももちろん知らないといけないし、
いろいろと想像し、妄想し、
キャラや演じる瞬間のキャラの気持ちを作りこんでいく
そんな作業の連続でした。
そこでの演技の知識とか実技が、
ブログの記事を書く作業のベースになっているという奇跡!(笑)
人生、思わぬ経験が後に生きてくるんですね~(*'ω'*)
もうわたし、
ベルばらのいろいろなキャラの名シーンを
演じる勢いで分析しているみたいです
(笑)
さてさて、本題です☆
オスカルの「アンドレ この戦闘が終わったら結婚式だ」のセリフですが、
パリ出動の際、
ベルサイユからパリを目指して出発した
衛兵隊たちを先導していたオスカル🐎
まだパリへ到着していない段階で
パリでの暴動発生の知らせを聞いたオスカルが
衛兵隊員たちに民衆側に寝返ることを宣言して、
その後すぐにアンドレに告げたセリフです。
ではまず、
キョーミあるところから検証してみたいのですが、
ベルサイユからパリへの道中、
オスカルを始め将校の皆さん+アンドレは馬に乗っていますが🐎
他の隊員たちは歩兵みたいで歩いて移動しています。
アニばら🌹では全員馬に乗っていましたが🐎
原作での衛兵隊員は歩兵部隊みたいです。
ベルサイユからパリまで
どのくらい時間かかるのかしら?
ということで、
いつものように、
あまり正確な情報が得られない
Google mapに頼る…
(笑)
検索してみると、
徒歩…4時間18分
自転車…1時間19分
だそうです。
…|ω・)
うーん、
歩兵隊を引率した馬に乗ったオスカルたちだと
3時間くらいでしょうか??
結構な時間を行進したのでしょうね。
さてさて、
まずオスカルの心理を大妄想してみます(・ω・)ノ
もうこのシーンのオスカルを演じると思って
気持ちを分析していきます(笑)
オスカルは衛兵隊の練兵場(?)に到着したときから
とても慎重な面持ちです。
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
そして出動!!
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
オスカルは出動した衛兵隊の2個中隊を指揮しているリーダーです。
大人数を動かさなければいけない。
かなり職務に集中していて
引き締まった気持ではあったと思います。
ましてや軍隊ですからね。
たぶん全隊員たちがオスカルの一挙一党則に注目していたと思うし、
そのことをオスカルも感じていたと思います。
わたし、軍隊ではもちろんないのですが(笑)
子どもの頃から、そして大人になってからも、
リーダーとしてグループや組織をまとめたり引っ張る役割をしてきたので、
(ああ、オタクなのに…|ω・) 役割違い…(笑))
オスカルの心境は
なんとなく想像ができます
向かう先は戦場と化す可能性があるパリ。
オスカルも任務中に命を落とす覚悟ができていたと
原作者さんが例の本の中で何度も書いています。
オスカルはかなり引き締まった気持ちで
軍を進めていたと思うし、
そしてそれ+
民衆側に寝返る可能性も念頭にあったのでしょう。
いろいろな解釈ができます。
オスカルはパリ出動の瞬間に
すでに民衆に寝返ることを100%決めていた説もあると思います。
でもわたしはその後のオスカルの表情の変化をじっくり見ると、
まだ100%は決心していなくて、
覚悟はしつつ、
その決断自体は保留していたんじゃないかと思っています。
それゆえ、そんな雰囲気を
オスカルの気持ちをテレパシー的に感じ取ってしまうアンドレに
悟られていたんじゃないか?
なんて思ってしまいます。
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
オスカルは決断を保留(慎重に事を運んでいる)
→ 沈黙
→ オスカルの考えていることをテレパシーでも感知できないアンドレ?
でもね!
わたしはそんな軍務に集中するオスカルの心理状況だけじゃなくて、
もう一つ別の彼女の感情が見える…(もう、シャーマンの域(笑))
重要なのは、この前夜、
半日以内前に、
オスカルとアンドレは夫婦として
結ばれたばかりだということです
オスカルはプライベートモードからお仕事モードに
切り替えるのが早い方だと思うのですが、
証拠👇
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
オスカルの中で思い入れの深かった「結婚」という枠の中で
アンドレと結ばれたばかりのオスカルです。
アンドレと結ばれたといっても、
ただ形式だけ夫婦になったとかいった問題じゃなくて、
はじめて契った(アンドレ風表現(笑))
心も体も結ばれた、ということ。
いや、はっきりとはわからないですが、
でも❤
たぶんオスカルはものすごーく幸せな気分で
たぶん脳内にも体にも心にも
幸せホルモン的な熱いものが駆け巡りまくって🌸
その後もずーっと気持ちがアンドレの方向へ向かってしまうことを
押さえることができなかったんじゃないかと思うのです。
アンドレはオスカルの初めての恋人で
体も心でも恋に落ちた相手❤
初めて愛し合って、キスをして、心から甘えて
お互いの温もりを感じあった相手で、
そしてパリ出動の前夜に「結婚」という永遠の愛で
体で愛し合って愛された相手、
運命の夫です
パリ出動の際にオスカルは、
職務に集中して前を見据えて軍を進めているように見えますが、
彼女の気持ちは絶対に
アンドレの方向へも向いていたんじゃないかと思います。
馬で前を向きながら、
背後のちょっと離れた場所にいるアンドレの方に
意識が分散していってしまっている状態。
意識の向いている方向が
前後に2分されている状況と言っていいでしょうか。
そういえばアンドレが撃たれて、
アンドレを担いで安全な場所へ避難させているとき、
「なぜわたしは女だ!? あ…あ!! こんなにも…
指揮さえつづけることができないほど... どうして女だ!?」
とオスカルが言っていましたが、
アンドレと結ばれた瞬間からもうずーっと、
実はオスカルは無意識でも意識の中でも、
アンドレへ思いを馳せることを止められなかったんじゃないか?
なーんて大妄想してしまいました(*'ω'*)
たぶんわたしがこのシーンのオスカルを演じたら、
気持ちが前と後ろと両方向に分散されてしまっている要素を盛り込んで
演技しちゃいます(笑)
(一人ベルばら劇場🌷)
オスカルは原作者さんが解説していたように、
死をすでに覚悟している。
でも意識の中には確実に
アンドレへの思いが溢れてしまっているに違いない🌸
そして民衆側に寝返る前は、
オスカルはまだ貴族の称号を捨てると宣言していないので、
自分は旧体制に属す人間でありながら、
でも平民であるアンドレとすでに(オスカルの中では)結婚という形で
既成事実を作ってしまってる状態です。
旧体制側の人間でありつつ、平民側、つまり
革命側の方への片足を突っ込んでいるオスカル。
なので、どっちつかず、
いや、どちらも?の
すっきりしない状態だったのかもしれません。
オスカルは最後の一歩を踏み出さなければいけない。
自分で貴族側のすべてを捨て、
一市民として革命側につく決断をしなくてはいけない。
うーん、なるほど。
結局オスカルは最終的に民衆側に寝返って、
貴族側のすべてに別れを告げた
ということですね。
オスカルを民衆側につなぐものは
オスカルがそれまでに獲得してきた啓蒙思想だったり
旧体制に対する経験上の疑問であったりもあったとは思いますが、
それらより何よりも、
アンドレの存在
アンドレへの愛
それがかなり重要な要素なのかもしれません❤
そうなると、
民衆側に寝返った瞬間にオスカルが、
「アンドレ この戦闘が終わったら結婚式だ」
とアンドレに告げた事実、
なんだか理解できるかも(・ω・)ノ
民衆に寝返る瞬間に、オスカルの意識が旧体制側から民衆側に
針が振れるようにスイッチしたわけじゃなくて、
それ以前にすでに
どちら側にもオスカルの意識は足を突っ込んだ状態で、
自分で決断して先に進まなければもやもやしてしまうような
心が重いような状態だったのかも。
心を重くしていたのは、
旧体制側の自分が属してきたものたち。
そこにそれまでのオスカルの人生が詰まっている。
でも、民衆側に寝返る決心をして
たぶん心がすっきりしたというか軽くなったんじゃないかしら?
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
なんだかお顔がすっきりしたようなオスカル👆
心が軽くなった分、
それまで自分の意識の中を占めながらも
享受しきれていなかったアンドレへの思いがわーっと溢れてきて、
もう気持ちが抑えられなくて、
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
のセリフだったんじゃないかしら?
オスカルの顔がなんだか、
わくわくしています(*'ω'*)
たしかに原作者さんが解説していたように、
オスカルのセリフは、
「アンドレ 愛しているよ」
の一つの表現ではあったと思います。
でも、オスカルは、
「結婚」というものにものすごーく思い入れのあった女性
のように描かれているし、
きっと彼女の中で、
結婚=究極の愛の最終地点🌸
そんなイメージもあったのかもです。
オスカルは軍人として生きてきたとはいえ、
旧体制時代の伯爵令嬢ですからね。
男性の愛を得るには結婚するしかない
と思わされていたみたいだったし、
たぶん「結婚」に憧れがあったんだと思います。
そういったことを全部ひっくるめて妄想するに、
具体的に戦闘が終わったら、
どこでいつどんな形で式を挙げるかとか
そういった発想はなかったと思いますが、
アンドレとの結婚式🌸をその一瞬では生きたビジョンとして
幸せと共に思い描いたんじゃないかしら?
なーんて妄想してしまいます。
でも、
よし! アンドレと結婚するために
なんとしても戦闘を生き延びなければ!
ということではなく、
あくまでもその一瞬に、アンドレと結婚式を挙げることを心から真剣に夢見て、
その気持ちをアンドレと共有したかった
そういった感じだったのかも(*'ω'*)
と、大妄想です。
たぶんわたしがこのシーン演じたら、
アンドレへの気持ちと結婚式への憧れが
心と体とオーラとかに出まくる方向で気持ちを作ります
(笑)
それにしても、
オスカルがベルサイユから軍を進めてから
アンドレが銃弾に倒れるまで、
ここしかアンドレに声をかけてないし、
側に寄っているコマもない。
たぶんここだけです。
軍隊を指揮する職務とはいえ、新婚のオスカルにとっては
つらく孤独な状況なんじゃないかと妄想してしまいます。
あ、そうそう、
アンドレのこと忘れてた…^_^;
でも長くなったので、
ここで一旦切ります。
そして次の記事で
アンドレの心理分析します。
ああ、妄想、
おもしろい(笑)
もうこのシーンのオスカル、
演じられる自信あります!
(笑)
でもやっぱり、
一人大妄想劇場内ですけどね
(笑)