手相物語〜『学び方を学ぶ』とは? | 和顔工房(わげんこうぼう)

和顔工房(わげんこうぼう)

和顔という言葉は、「大無量寿経」 の言葉「和顔施」「和顔愛語」に由来。穏やかで温和な表情、顔つきや言葉遣い。穏やかで親しみやすい振る舞い。のこと。どんなに苦しい時でも、「和顔」がその状況を突破する鍵になる。

~密教という秘儀を学んだ手相家の物語~

その手相家の名前は、安倍吽馬易(あべのうんめい)という。
まだまだ、密教の教えを実践している今日この頃・・・。

密教とは、

師匠:「特別なことではなく、人生における誰もが知っていることの中にある教えなんだ。」

師匠:「その教えを知っていることは特別なことでもなんでもないんだ。」
師匠:「密教の教えに触れることは、覚悟がひつようなんだ。」

吽馬易は、師匠から、常々教わっていました。

師匠は、「だから、いい加減な気持ちで、相を観てはいけない。」
そして、
師匠:「どんなに相がよくない状態だからといって、それを観たまま相手にお伝えするだけではだめだ。」
師匠:「よくない相を回避する方法、良い相へと変える方法を具体的にアドバイスできないのなら、良くない相について伝えてはダメだ。」
師匠:「それは、相手を落ち込ませるだけである。」
師匠:「相手にさらに不安を増幅させることになる。」
師匠:「人生で悩んで相を観てもらいに来てくださった方を、さらに絶望を与えることになる。」
師匠:「これから先の未来において、希望を探しに、手相を差し出してくれているはず。」
師匠:「私たちは、希望を手相から読み取り、それが叶うようにお手伝いするのです。」
と、何度も何度も、弟子たちに話しているのをよく覚えている。

 

 〜〜〜〜〜

 

そのクライエントさんは、

久しぶりにある資格を取るために

勉強している途中…。

なかなか、

思うように覚えることが出来なかったり、

勉強時間の割に成果が出ないようで、

ご相談を受けました。

 

吽馬易は、

学び方を教えるのが、得意です。

 

昔、不登校児の家庭教師もしていた吽馬易、

学び方には、いろいろな想いもあるようです。

 

そこで、

学び方について

吽馬易が話し始めました。

(クライエントのお名前を仮名にて富子さんとします。)

 

吽馬易:「学び方って習ったことないですよね。」

富子:「学び方って習うものなのですか?」

吽馬易:「そうですね。習うということすら思い浮かばないかもしれませんね。」

吽馬易:「学び方を学ぶってことが、もっとも大事なことなんです。」

富子:「学び方を学ぶ・・・、勉強の仕方を聞いたことはありますけど、学ぶことと勉強って違うのですか?」

吽馬易:「学ぶことと勉強はそもそも語源が違います。学ぶは真似る、出来るようになりたい、動作や考え方に習って、真似ること。」
富子:「学ぶは真似るって聞いたことあるかもしれないです。」

吽馬易:「そうですね。勉強は、明治以降に英語を日本語に訳す中で作られた言葉でして、馴染みが薄い言葉です。」

富子:「勉強って言葉、どうも好きじゃないです。強制されているような・・・。」

吽馬易:「そうなんです。学びは強制するものではないんです。」

富子:「学びって強制じゃないとしたら、どうやって学ぶのですか?」

吽馬易:「それは、学ぶの語源は真似る。ということを考えるといいかと思います。」
富子:「真似るを考える?何を真似るか?ですか?」

吽馬易:「もっとも早い学びは、それを学んだ未来の自分がどんなことしているか?それを真似るんです。」

富子:「う~ん、未来の自分を真似る?」

吽馬易:「わかりにくい云い方でした。もう少し簡単に云うと、それが出来ている人に学ぶ、そして、その人を真似るです。」

富子:「自分の目指している人を真似るんですね。」

吽馬易:「なかなか言い回しが難しいのですが、学ぶということは、どんなことが出来るようになりたいか?それが明確でなければ、学ぶことは出来ないんです。」

富子:「それって目標ってやつですか?」

吽馬易:「目標に近いかもしれないですが、大事なのは、目標よりもそれを学ぶ目的です。」

富子:「目標と目的は違うのですか?同じニュアンスに思っていました。」

吽馬易:「これ、かなり違うんですよ。目標は目的を達成した状態なんです。目的が達成されることが大事なんです。」

富子:「目的が達成された状態が目標・・・。」

吽馬易:「例えば、東京に行くことが目標なのか、目的なのか?考えてみてください。」

富子:「東京に行くことは、目標?目的?」

吽馬易:「東京で何をしたいのか?それが、目的。そのために東京に向かうのはひとつの目標でしかない。」

富子:「わかりにくいような、なんとなくわかるような・・・。」

吽馬易:「そうですよね。なかなか慣れていない考え方かもしれませんね。」

富子:「目標と目的を区別したことなかったので、すぐにはピンとこないです。」

吽馬易:「それでいいんですよ。もうすでに、新しい考え方を学んでいるんです。」

富子:「もう学んでいる・・・。」

吽馬易:「新しいことを学んだ時って、理解できないんですよ。というか理解できたらまずいんです。」

富子:「理解できたらまずい?!ひとつずつ理解していくことで新しいことが学べるんじゃないですか?」

吽馬易:「今までの学校教育などでは、そう教わったかもしれませんね。理解度を深めて、ステップバイステップで・・・。」

富子:「そうです。一段一段、階段を上るように・・・、理解を深めていくことだと思っています。」

吽馬易:「それこそが、学び方を学んでいないんです。学ぶの語源は真似るでしたね。」

富子:「はい、真似るですね。」

吽馬易:「真似る時に、その真似ていることをすべて、理解していますか?理解してから真似ますか?」

富子:「・・・。理解してから真似ている?」

吽馬易:「とりあえず、見よう見真似で、真似ませんか?」

富子:「確かに、とにかく、真似てやってみるですね。」

吽馬易:「学ぶってことは、理解できないことを真似て、学んで、理解に繋げるんです。」

富子:「学ぶことができてからしか、理解できないってことですか?」

吽馬易:「そうです。もし、先に理解できたとしたら、それは、新しいことを学んでいないんです。」

富子:「理解できたら、新しいことを学んでいない・・・?」

吽馬易:「新しいことって、理解できないですよね。だって、新しいんですから、自分自身にとって、経験や今までの知識では理解できないことだから新しいことなんですよね。」

富子:「えっ?!新しいことは理解できない・・・。」

吽馬易:「そうです。新しいので、理解できないんです。理解って、自分自身の言葉で解釈することだからです。」

富子:「理解は、自分自身の言葉で解釈すること?!」

吽馬易:「そうです。理解は解釈なんです。そして、それぞれの理解が違っている時、おそれぞれの解釈が違うことを誤解というんです。」

富子:「解釈・・・、言葉って難しいですね。」

吽馬易:「言葉の定義や、言葉の意味合いの違いなど、とても大事ですね。」

富子:「ウンメイ先生と話していると勉強になります。」

吽馬易:「勉強じゃなく、学びが深まってくれると嬉しいですね。」

富子:「学びでした。理解できないことが新しいことに触れている最中ってことですね。」

吽馬易:「そうです。新しいことは、自分の頭のどのカテゴリーにも分類できない。つまり、解釈できない。それは、理解できないということです。」

富子:「ということは、学び方を学ぶっていうことは、理解できないまま、真似るってことですか?」

吽馬易:「その通りですね。理解できないことを、そのまま、解釈しようとしないで、理解できないまま、体験すること。」

富子:「理解できないまま、体験するって、少し怖いような不安なような感じしますね。」

吽馬易:「新しいことは、不安や恐怖が付き物です。だから、新しいことに挑戦しないですし、新しいことを学んだふりをして、すぐに理解できる範囲のことしか学ぼうとしないのです。」

富子:「学んだふり・・・、なんだか耳が痛い言葉・・・。」

吽馬易:「学び方を学ぶ、第一歩、新しいことは理解できないことだ。新しいことを学ぶとは、理解できないことをそのまま受け入れること。」

富子:「理解できないことをそのまま受け入れること。う~ん、なかなか難しいですね。」

吽馬易:「だから、これを知って、学び方を実践すれば、勝手に加速度的に学びが深まります。吽馬易が提唱している加速度学習の基本です。」

 

 

『学び方を学ぶ』

なかなか面白いお話でした。

 

 

 

 

(この物語は、すべてフィクションです。登場する人物、その他、すべて架空のものです。ただし、手相・家相に関する記述については、できる限り鑑定の際に用いる内容に準じております。)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


相命整体®︎Tシャツ作りました。

 
 
 
 



ご予約・お問い合わせはこちら コチラ 


 

 





↓クライシスサイコロジーについて

クライシスサイコロジーが大切な理由

↓クライシスサイコロジーについて

クライシスサイコロジーって何?

吽馬易流ワークショップ一覧

「曼荼羅コード(情報シェア会)」と「曼荼羅コード(吽馬易塾)」の違いとは?

 ご予約・お問い合わせはこちら コチラ 

「曼荼羅コード(情報シェア会)と(吽馬易塾)」とは? / 

安倍吽馬易の個人面談について / 

初めての方へ / プロフィール / お客様の声 / 料金よくある質問プライバシーポリシー/