フリウリ・ヴェネチア・ジューリア | 横浜から~遊食な日々~石けんとアロマとおいしいもの

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手作り石けん、アロマテラピー、パン教室などの日々をつづっています。

今月のジャルディーノはフリウリ・ヴェネチア・ジューリア州。
2回目の登場です。(前回のフリウリのレッスンはこちら )


フリウリ

北はアルプスを隔ててオーストリアと
東はスロヴェニアと国境を隔ててます。

州都は海沿いの町、トリエステ。

ワインワイン

DOCG1種、DOC9種。
前回はDOCG2種だったのですが、1つ降格したんでしょうか。。

しかし、フリウリのワインはカテゴリー外のものが有名。
ミアーニ、イエルマンなどの作り手も有名だし、
ラディコン、ヨスコ・グラブナー、ダリオ・プリンチッチ、ヴォトビーベッチなど
サローネでよくいただいているビオワインもフリウリのものが多いです。

チーズ食材

【チーズ】 DOPのモンタジオなど
【ハム・サラミ】 DOPのサン・ダニエーレ産生ハム、サラミーニ・アッラ・カチャトーラなど
【オリーブオイル】 DOPはテルジェステ産
【その他】 ガチョウ、とうもろこし、かぶ、いんげん豆

ナイフとフォーク料理

【前菜】
ニシンの野菜煮込み
ホタテのグラタン
フリコ(バター、玉葱を炒めてチーズを敷いてカリカリになるまで焼いたもの)
セージのフリット

【プリモ】
チャルゾンズ(ほうれん草、ドライフルーツ、チョコレート、パンのラビオリ)
ニョッキ・ディ・スジーニ(プルーンを詰めた甘いニョッキ)
カカオのニョッキ
かぼちゃのニョッキ
ヨータ(白いんげん、ザワークラフト、豚肉、ポレンタの煮込み)
スカンピのリゾット
かえるのリゾット
チーズ入りポレンタ

【魚料理】
うなぎのグリル
バッカラ・トリエステ風(干しタラとジャガイモのオーブン焼き)
ブロデット(魚のスープ)
いわしのフリットの酢漬け

【肉料理】
トリエステ風グラーシュスープ
ウサギの煮込み
仔牛のカツレツ トリエステ風
豚のレバー トリエステ風

【ドルチェ】
クバーナ(パン生地にドライフルーツ、ナッツを詰めてロール状に焼き上げる)
プレスニッツ(パイ生地で作るクバーナ)


生ハム

サン・ダニエーレ産生ハム

いつも2品だけど今日はスペシャルで3品音譜
パルマ産生ハムと並んでイタリアでは有名なサン・ダニエーレ産の生ハム。

うすーくスライスしてあるのもあってか、とろけます~~


プルーンのニョッキ

Gnocchi de susini
プルーン入りニョッキ

トリエステの名物料理。
バターと卵も入るリッチなニョッキ生地に
水で戻したプルーンをくるみます。

ソースはたっぷりのバターでパン粉を炒めて
シナモンを加えたもの。
コロッケのような見た目になります。

本場ではプルーンの中に砂糖を詰めたり
ソースにも砂糖を加えて甘く仕上げるとのことですが
今日はお砂糖はまったく入ってません。

もう少し甘くても食べれると思ったけど
それはあくまでもドルチェとしてなら。
プリモとして食べるなら、このぐらいの味付けがいいです。

っていうか、イタリア人って甘いものをプリモとして食べるのね。


ブロデット

Brodetto
ブロデット(魚のスープ)

豪快でしょ。

ホウボウ

今回のお魚はこちら。ホウボウです。
アンコウ、メバル、タイなどでもOK。

このスープの贅沢なところは。。。


スープ

ホウボウでダシを取るんじゃなくて
ダシは別にとるんです。

今日のダシはメバルとワカサギ。
カサゴやハゼでも代用できるとのこと。
フレッシュトマトとイタリアンパセリの軸で煮ること15分。
思いのほか短時間でダシが取れます。

しかし、これをダシだけに使うなんてもったいない~~
メバルとワカサギはちゃんと身をほぐしてスープに混ぜました。


ブロデット2

このブロデットの特徴はたっぷりのアチェット(ビネガー)で煮込むこと。
酸味が利いていておいしいです~

ホウボウもおいしかったですが
ほぐして加えたメバルがとろんとしてて、これまた美味でした。


イエルマン

Vinnnae/Jermann 2006
ヴィンナエ/イエルマン 2006
リースリング、トカイフリウラーノ、リボッラジャッラ

ワインはイエルマンから。
フリウリのワインは単一品種のワインが多いとのことですが
こちらはブレンド。
葡萄をみただけでワクワク。
どう考えてもおいしいでしょ。

マンゴーなどのトロピカルな香りだけど
酸味もあり飲みやすいです。
想像通り私好みラブラブ


テーブル


残暑厳しい日だったけど
テーブルはほんのり秋の香りでした。