今回のジャルディーノはフリウリ・ヴェネチア・ジューリア州。
北はアルプスを隔ててオーストラリアと、
東はスロヴェニアと国境を接している。
州都はトリエステ。
パッケージツアーではほとんど行かないところなので
観光地としてはあまりなじみがないと思われるのだけど、
イタリアワイン好きなら絶対聞いたことがある州。
実際、うちのお教室のワイン会でも、赤と白それぞれで特集してる。
狂気のワインと呼ばれるミアーニのほか、イエルマンも有名な酒蔵。
DOCGは2種類。DOCは9種類。
有名な食材は
イワシ、豚、仔牛
モンタージオチーズ(パルミジャーノのようなハード系)
サン・ダニエーレ産生ハム(パルマ産と並んでイタリアでは有名)
とうもろこし(ポレンタ)、ラディッキオ、カブ、プラム
代表的な料理はた~~くさん。
つらつら羅列すると、
フリコ(モンタージオチーズ&ジャガイモのパンケーキのようなもの)
プルーンを中につめたジャガイモのニョッキ
チャルゾンス(ほうれん草、ドライフルーツ、チョコレート、パンを詰めたラビオリ)
バウレッティ(ハム、チーズ、リコッタを詰めたラビオリ)
セモリナ&ナツメグのニョッキ
ヲタ(白いんげん豆、豚肉、ポレンタのスープ)
カカオのニョッキ
海老(もしくは手長海老)のリゾット
ブロデット(魚介のスープ)
イワシのアグロドルチェ(甘酢漬け)
ヤギ、鹿、ウサギの煮込み
グバーナ(トリエステ)(パン生地にドライフルーツとナッツを巻き込んで焼いたもの)
プレスニッツ(フリウリ)(パイ生地でグバーナ同様に作る)
ね、たくさんでしょ。
お教室では気づかなかったのだけど、チャルゾンス。
う~ん、想像つかない。どんな味なんだろう??
いつもは2品なのだけど、今日は1品プラスで3品
その前に
本日のテーブルコーディネート。
ちょっとアジアンな感じがかわいい。
プラスの一品の前菜はキクイモの前菜。
茹でたキクイモを生クリームとパルミジャーノでグラタン風に。
キクイモ。
見た目は生姜。香りは牛蒡。
食べると芋とカブのような食感。
不思議だけど、美味。
想像できないでしょ?
でも言葉で説明するとこんな感じ。
イワシのワインビネガーマリネ
イワシをこんがり焼いて、温めたマリネ液にじゅじゅっと漬け込む。
漬け込んだところ。
ワインビネガーとレモンの両方を使っているので
甘酢といっても酸味がかなり効いている。
すっぱいの大好き。
グバーナ
パン生地を見て、これはリッチな配合だなと思っていたのだけど
後で計算したら(その場で暗算できないのが悲しい)
粉に対して、砂糖と卵が約20%でバターが約15%。
やっぱりリッチな生地だった。
ナッツとドライフルーツと卵で作るフィリング。
食べてみたら、あれ、なんかの味に似てる。。。
あ 中華街で売ってる木の実の月餅
まさにこの味~~
スパイス一切入ってないのに。。。なんか不思議。
メッシュ型で焼いてみたい!
もっとフワフワで美味しそう~
ワインはイエルマンのピノ・グリージョ。
グレープフルーツピールの奥には、ほんのりトロピカルな香り。
果実味たっぷりでおいしい。
イエルマン、安心して飲める酒蔵ですね。