9:00~短期停止処分者(30日停止)短縮講習がスタートした。新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために、政府が感染拡大防止のため「換気の悪い密閉空間」「多くの人が密集」「近距離での会話」と注意喚起するのをすべて否定するがように、写真のように至近距離に大人数が密着して集まっている。アルコール消毒液など県警が用意してくれるはずもなく、とても不安なスタートです。

 

9:00ジャスト、電車の出発より正確に講習会開始。さすがは警察!規則やルールに遵守だ、この時間厳守はあとで述べる「考査」まで終日厳格に守られた。

 

安全協会の○○です。

と、いかにも警察OB(風)の講師が丁寧に挨拶をされて、オリエンテーション開始。以外にも丁寧なのに驚く、20年前の六角橋で受講した時は制服制帽の警察官が犯罪者を裁く感じで「肘ついて聞くな」「居眠りしたら退席」「退席させらたら後日受講になる」とかなり高圧的で犯罪者を扱感じだった記憶がある。

 

<まず短期講習の位置付けの説明>
・運転免許の停止処分を受けた希望者が任意で受講する講習である。
・この講習を受講することによって免許停止期間を短縮できる。
・「短縮講習」を免停者は必ず受講すると勘違いしている人がいる。
・任意講習なので30日免停処分を受けるというなら、いまだったら11,700円の受講料を返します。

 

勿論、誰も30日運転できない道を選ぶはずがない、、、、全員講習受講の意思確認してスタートする。。。

 

<次は点数と免停日数>

続いて「違反点数6点の30日免停によって点数は0点に戻り、前歴は1回となり次は4点で60日免停となり中期短縮講習を受けても30日しか短縮されず30日は運転できなくなる」と「立板に水」のごとし説明、、、

 

<講習受講の注意点>おもしろいポイントのみ

・居眠りをしない、受講態度が考査と加味します、コクっとするのは止むを得ないが机に突っ伏したらダメ、いびきかいたら起こします、講師の立場を考え受講して下さい。比較的優しい言葉、、、

・教室内では帽子、バンダナ、サングラスは外してください、講義を聞いているか視線がわからないからです。やっぱり警察だね。目をそらしたら挙動不審者だ、、、

体調不良や仕事の急用で帰宅してもいい、無理しないで後日の受講でOKですよと。聞き違いでなければ、どうやら聞いた講義までは生きて、後日は聞いてないところからでいいようだ、かなり寛大になった。

 

<短縮講習を受講しても今日0時までは免停>

・現時点であなた方の運転免許は停止していますので、免停講習の会場に車で来てもいいが(免停処分前)、だけども帰りは運転できないので普通車や原付で来た人は家族や友達に運転してもらって下さい。

 

・今日の0時まで免停期間中なので、普通車や原付を運転すると無免許運転となり、25点というかなり大きな点数が加算、3年以下の懲役。50万円以下の罰金、2年間の欠格期間となると散々脅される。

 

それなら大型二輪はいいのか?と突っ込みたくなるが、そこは新花月ではないので勿論だまっている。

 

今日は0時まで乗るな!このことは最後に誓約書も書かされて一日中、もうわかった言うほど何度も確認される。

 

<講習の時間割>

先のオリエンテーション、マークシート式の適性検査が1時限目運転の心構えが2時限目で神奈川県内の交通事故の発生状況など、運転技能が3時限目で認知・判断・操作のどこかにミスがあると事故になる。

などなど、、、

 

特にあおり運転の禁止については、受けた場合には「煽ってくる奴を相手にするな」「近くの安全な場所に退避」「110番通報する」「ナンバー等の記録」「ドラレコやカメラ等の活用」などなど、対処法を懇切丁寧に教えてくれた、これは為になる。

 

集中し緊張感もって受講しているせいか、あっという間に3時限が終了し昼休みになる。昼食は2Fコンビニで買ってきて講習室で食べてもいいし、、、

 


 

2Fの食堂で食べてもいいとのこと。もちろんこの講習室のこんな閉鎖空間には居たくないから食堂に行くことにする。

 

KITCHEN「なみいろ」とういう、洒落たレストランが準備されています。旧試験場庁舎の昭和の食堂とは大違いです。まぁまぁ、あれはあれでおばちゃん手作りの食堂で美味しかったんだけど。

 

 

何を食べるか?

旧庁舎の食堂では迷わずに「カツカレー」だった。技能試験で試験官に「勝つ」のゲン担ぎであるが、、、なので今日も午後の「考査」に勝つために「なみいろ特選ロースカツカレー」を頼む、食券が電子マネーで買えるのはいまの時代ですね。

 

 

カレーの味は、まぁまぁかな。

間違いなく旧庁舎のおばちゃん作りカレーの方がおいしい。

 

 

食後はこれまた今風のカフェでコーヒーブレイク、、、

パスタとかオープンサンドの軽食も選べて、こちらは女性が多い。

 

 

午後1時からの更新手続きの申請書作成の機械の前に、長い行列ができている。以前の旧庁舎時代は総合受付で申請書コピー機で職員に作ってもらっていたが、新庁舎になって機械式の申請書になって機能的になった。

 

実は著者は先月、更新手続きをしたばかりです。地元警察で手続したので待ち時間なしで10分で手続き完了したので楽だった。もちろん違反者講習だから後日指定日の講習になるが、、、

 

こちらは教習所卒業者の学科試験手続きの受付、こちらも午後1時の受付開始に向けて行列ができています。

 

さて午後はお楽しみの模擬運転

大きい講義室にゾロゾロと移動しました。たぶん50台近くゲームセンターのように並んだシミュレータはなかなか壮観です。安全協会の講師様が見張っているので全体像の写真を撮れなかったのは残念だった。

シミュレータはこんなまさにゲームセンターのマシーンになっています。

シートベルトもしっかりしていて、マニュアルとATを選べるようになっていますが、面倒くさいのでATを選択した。

 

講師から「気分悪くなる方がいます」「遠慮しないで気持ち悪くなったら手を挙げてください」「無理すると歩けなくなり倒れますよ」と何度も同様に注意があった。ふ~んそんなもんなかなと、軽く聞き流す。

 

 

まづ、1分間のデモ走行するのだが、速度調節がものすごく難しい。「40km/hで走行してください」と画面に指示が出るのだが、40km/hになんかなる前に「うぷっ、気持ち悪い」と「猛烈な吐き気」がしてきたので手を挙げると、講師が飛んできてくれて「無理しなくていい」「シートベルト外して休んで」と言われる。

 

画面だけが進んで実車のように動かないので、一瞬で車酔い状態になったのである。見ると周りにも何人か出発したと途端に、気持ち悪くなって止めている人がいる。平気な人はずーっと最後までシミュレータと格闘していたが、もう二度とあんな機械には乗り(?)たくない

 

 

講習のいちばん最後に「考査 (テスト)」が行われ、その成績によって免停日数が「優:1日間・良:5日間・可:10日間・不可30日間」と変わる。

 

設問に対しては「正」「誤」の解答用紙に〇で回答する。ひっかけ問題とかないし、今日の講義で1日中これでもか!というぐらいに問題と答えを教えてくれてるので普通の常識と判断力があれば、40問中の6問も間違えるなんて有り得ない。事実全員が「優」の「免停日数=1日」になった。

 

この考査は30分の試験時間なのだが、厳しいのは試験の難易度ではなく40問の回答が終わっても席を立って講義室から出られないことです。若くて早い人は5~6分で終わっていた、私が最後の40問目を終わったときは8~9分くらいだった思う。その後、延々と30分経つのを待つは非常に辛いのである。やり法定講習だから早く終われるわけにいかないのであろう、、、

 

最後に「今日は運転しません」と、誓約書にサインをさせられました。最後は警察官が来て、「今日は運転すると無免許運転になって、、、、、懲役2年以下です」としつこく注意されて、やっと愛しの免許証の返還タイムとなりました。

 

講義室を出たのは15時45分、朝の8時半から7時間以上拘束された「免停短縮講習」がやっと終わった。明日から1年間無事故無違反は今度こそ絶対に実行しようと決意し、二俣川駅に戻ったのである。

 

もちろん、散々脅されているので「徒歩」で駅まで歩きましたよ。

長~い一日でした。

ご清聴ありがとうございました。

~おしまい~