「シリーズ完結(新生代編)」と「“あったかもしれない物語"」を執筆しました。 | 化石の日々

化石の日々

オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。
化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。

化石の日 に前後するように、2冊の本を上梓します。

 

1冊は、2022年から刊行を続けてきた「生命の大進化40億年史シリーズ」の最新刊にして、最終巻。「 新生代編 」です。

今回のテーマは、6600万年前の恐竜類絶滅後のお話です。

哺乳類の進化と多様化を軸に話を進め、人類の誕生までを綴っています。私たちの“身近な仲間たち”の栄枯盛衰の物語をご堪能ください。

監修は、群馬県立自然史博物館の皆様。

新生代編に登場する絶滅哺乳類の多くは、群馬県立自然史博物館さんを始め、日本各地の博物館で化石を見ることができます。本書をお読みののちは、ぜひ、各地の博物館をお訪ねください。

ちなみに、「動物分類群で進化をみたいぞ」という方は、例えば、黒い本の新生代編 をご覧いただくと、ネコ、イヌ、ウマ、ゾウはそれぞれのグループで物語をまとめています。あわせて、どうぞ。

こちらは、2023年10月19日の発売です。

 

もう1冊は、こちらの方が先行していて本日(10月14日)の発売。

恐竜版「シートン動物記」こと 『 恐竜たちが見ていた世界 』。

もともと、編集さんから

「恐竜たちがどのような景色を見ていたのかを綴れないか」

とのご希望があり、「五感の情報のある古生物がいるから、その情報をもとに物語をつくってみましょう」として、執筆しました。

専門家として、福井県立大学の河部壮一郎さん、熊本大学の田中源吾さんのご協力をいただき、ツク之助さんに美しくも優しいシーンイラストを描いていただきました。

この本は、

“いつか、あったかもしれない物語”

の1冊です。『シートン動物記』を意識した内容になっています。

もちろん、物語の根拠となった学術的情報もしっかり解説しています。

形の力を抜いて、「物語+科学」を楽しんで頂けたら嬉しいです。

なお、本書に関しては、10月16日夜に記念トークイベントがオンラインであります。

ご興味のある方は、編集を担当された伊勢出版さんのSNSなどをチェックしてください。

 

ご購入はこちらから

 

 

 

こちらもどうぞ

honto:新生代編

honto:恐竜たちが見ていた世界

 

こちらもお見逃しなく!

 

シリーズ既刊

 

 

 

 

 

古生物の黒い本では、上下の2巻編成です。

 

 

 

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