「恐竜・化石研究所」@名古屋市科学館に行ってきました | 化石の日々

化石の日々

オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。
化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。

名古屋市科学館で開催されている企画展

に行ってきました。

「研究所」というコンセプトが面白いですね。

前半では、化石の産状やジャケットが並び……



化石と「紛らわしいもの」がクイズ形式でわかるようになっています。
(手前のスイッチを押すと、化石と「紛らわしいもの」のちがいがわかるしかけ)

CTスキャンを使った研究など、最先端の情報も紹介されていました。




メインホールには、もちろん、このお方。



その他にも多数の恐竜の復元全身骨格。
そして、ティロサウルスや……



日本初公開となるテルミナノリスもありました。




テルミナノリスの登場で、かなりのマニアック感が良い具合に出ていますが、個人的に「推し」なのは、ここら先の順路です(^^

ティラノサウルスのコプロライト(糞の化石)がやってきています。



その先には、なんと、コプロライトのコーナー。
モササウルス類のものとされるコプロライト。




その他にも、コプロライト、コプロライト、コプロライトです。



コプロライトをこれほどまとめて見ることのできる機会はそうそうないのでは。

その先には、ブラジルの立体化石をはじめ……



オパール化した化石などもありました。



後半は、テーマごとに綺麗にまとめられており、化石が好きな方ほどトラップされてしまうという見事なつくりになっているかと思います。
お土産売り場で販売されている図録(このブログの冒頭の画像)には、綺麗な標本写真が多数掲載されているので、これは「買い」だと思います。

この春、名古屋もイチオシですね。

企画展の詳細は、公式ホームページで↓
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/visit/attraction/special_exhibition/post_33.html

会期は、6月12日まで、とのことです。


【宣伝】
会場に行かれる前に、あるいは、行かれたあとに、
ぜひ、拙著でもう1歩先へ(^^

白亜紀の生物 下巻 (生物ミステリー(生物ミステリー プロ))

立体魚類化石や宝石化したアンモナイト、モササウルス類などについてこちらに。


ティラノサウルスはすごい (文春新書)

ティラノサウルスについては、こちらに。