ただ今、土屋は技術評論社から 「 生物ミステリー プロシリーズ 」を刊行中です。
このシリーズ を執筆するにあたり、和洋問わず、さまざまな文献を参考にさせて頂いております。その中で、シリーズ既刊の参考書籍から、Amazon.co.jpで購入可能な書籍(で、このブログでまだ紹介していなかったもの)を、2015年の1月から順次紹介しています。
今回は、
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51bcS%2Blh4CL._SL160_.jpg)
で参考にさせていただいたこちらを。
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61Qmoy6ubaL._SL160_.jpg)
「バーナム」というのは、ティラノサウルスの最初の化石を発見した化石ハンター、バーナム・ブラウンのこと。
この本は、バーナムの一生に焦点をあてた34ページのノンフィクション絵本です。
ボリス・クリコフなる画家さんの絵は、なんだかとっても懐かしい感じ。
そんなほんわかな空気の中、バーナムがティラノサウルスを発見するまでが綴られています。
時代背景を考慮した正確性となると、ちょっとツッコミどころもある本ですが、それでも化石を探す楽しさ、ロマン等が十分に伝わってくる良書だと思います。
私は、白亜紀の生物 下巻 を執筆するのにあたって、本書をきっかけとしていくつかの裏取り作業をした(つまり資料の一つとした)わけですが、もちろん、家族でお子さんと一緒に楽しむのが、きっと本書の“正しい使い方”(^^
春休み、ご家族で一緒に化石探しの“ロマンの旅”はいかがでしょうか?