Newtonから「生き物」ムック | 化石の日々

化石の日々

オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。
化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。

私の古巣,Newtonから面白いムックの登場です。



本書には,2003年5月号~2012年8月号までのNewton本誌で掲載された生き物(動物)関連の記事がぎっしりと詰まっています。
その数,なんと16本!
このうち,Newtonが得意とする「見開きイラスト」の記事は1本のみで,残りは写真記事やテキスト中心です。実に読み応えのある仕上がりとなっています。

ペンギン,カエル,カラス,チンパンジーの能力について詳細に解説された第1章はとくに圧巻で,ペンギンの骨格図,さまざまなカエル,カラスとチンパンジーの知性などを楽しむことが出来ます。

このムックには,在社時代に私が書いた記事が2本(&企画した記事が1本)収録されています。
・イヌとネコはどこから来たのか?
・カメはいつから甲羅をもっている?
がそれです(企画は,その後ろに収録されている「種」の話)。
前者はイヌとネコの進化のお話,後者はカメの進化のお話です。

とくにイヌとネコは最後に書いた大きな記事なので,思い入れが大きいですね。
書店でみかけたら,ぜひ126ページの写真をご覧ください。
この記事を書くにあたって,いろいろな挿入写真を探したのですが,この写真を見たときに「これだ! これを使わなくてどーする!」と即決した1枚です。

ほかの記事も,大半は私が在社時代に読んだ(チェックした)記事ですが,改めてこうして見ると,面白いものが多いなぁ。
ウナギの故郷,魚の群れ,そしてダイオウイカの生態。
じっくり,再読しているところです。

それぞれの記事のオリジナルは熟練した記者・編集者が書いています。
Newtonの場合,ムックに収録された時点でオリジナル記事にあった担当者署名が削除されるのですが,私の記憶が確かであれば,このムックには9人以上(退社したメンバーを含む)のメンバーの作品が収録されています。その意味で,Newtonの動物モノの現時点での集大成本といえるのではないでしょうか。なかには,その編集者の代表作といえるものも(個人的な感覚ですが)。
編集にあたったのは,福田伊佐央氏(奥付に名前有り)。
Newtonの中堅編集者として活躍する人物です。

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