つくばで取材をするということ | 化石の日々

化石の日々

オフィス ジオパレオント代表のサイエンスライター 土屋健の公式ブログです。
化石に関する話題,ときどき地球科学,その他雑多な話題を書いていきます。

つくば。
理系のライター,エディターにとって,この都市は重要な取材先です。

筑波大学があり,
産業技術総合研究所があり,
JAXAがあり,
最近は,国立科学博物館の分館も引っ越してきました。
ほかにも数多くの研究機関が集中するこの都市は,理系のメディア関係者ならば,一度は訪ねたことがある(訪ねることになる)はずです。

私は本日,まさに産総研に取材に行ってきましたので,今回はいつもと趣きをかえて,メディア関係者(の主としてビギナーの方)に向けた,ちょっとしたガイド記事を書いておきたいと思います。

まず,つくばへのアクセスといえば,Txが便利です。
都内からアクセスするためには,
・秋葉原
・新御徒町
・南流山
の3拠点があります。
Txは便利ではあるのですが,いずれの駅でも,構内はお世辞にも売店などは充実していません。

主に取材のためにTxを利用する場合は,日中の利用となるでしょう。
平日10時~17時までは,1時間当たり10本の電車が出ています。
しかしこの数字にだまされてはいけません。
10本中4本は,守谷どまりでつくばまではいきません。
さらに,普通よりも10分以上早く到着する「快速」は,毎時00分と30分の2本しかありません。

なお,私は利用したことはありませんが,Txでは無線LANが使えます。
くわしくはこちら

Txでつくば駅に到着したとき,時間に余裕があれば,まず昼食を食べます。
取材先の研究機関付近で,食事できるところを探しても,なかなかみつけられませんのでご注意を。
私がよく利用するのは,つくばクレオスクエア
だいたい取材開始の1時間前に,このショッピングモールに入って食事をしています。
たぶん同志と思うのですが,ショッピングモールのフードコート(1F)に,スーツ姿が多数みられるという光景はなかなかありません!(;^_^A
私は,ほかの取材先でもショッピングモールのフードコートを使うことがあります。
主に価格面と時間面の理由からですが,たいていお母様方やお子様連れが多く,スーツ姿は浮きまくっていました。しかし,つくばクレオスクエアでは,多数派ではないものの,スーツ姿は普通に見かけます。
いかにこの街での食事の確保が難しいのかを物語っていると思います(;^_^A
ちなみに,このフードコート。
らーめん関係では花月王記厨房が入っています( ̄▽+ ̄*)

つくばのバスはけっして本数が充実しているとはいません。つくばにおいての移動は,経費はかかりますがタクシーがおすすめです。
なお,町中をそうそう多くのタクシーが流しているわけでもありませんので,帰路のタクシーは基本,電話呼び出し(あるいは取材先の受付で読んで頂く)などが良いと思います。
ただし,産総研などでは,所内にタクシーの待機所が用意されていますので,そこで待った方が,往々にして早くタクシーを捕まえることができます。

帰路ですが,帰りのTxでちょと読む本を探そうとしても,「駅前の本屋さん」がないのが悲しいところ。
ですが,ちょっとだけ足をのばして,つくばクレオスクエアに隣接する西武百貨店の5階にまで行けば,本屋リブロが入っています。本の数もまずまずそろっています。

都内への帰路のTxは,9時~18時は1時間に6本出ています。
このうち,15時台までは毎時25分と55分が快速です。
16時は25分と43分。17時は9分と48分が快速です。
なお,普通と快速では秋葉原到着が単純にみて12分ちがいます。
しかし,追い越し待ちなどが発生するため,普通で都内に戻ろうとすると,それなりの時間がかかりますのでご注意を。

Txによってだいぶ“近く”なったつくばですが,そうそう何度も行く,という場所ではないかもしれません。
そんな方には,駅の売店(コンビニではない方)で,産業技術総合研究所地質標本館監修の化石チョコをお土産にどうぞ。

古巣にいたころから現在まで,年に何度も訪れたつくば。
これからもお世話になります。



【宣伝】
PDF型三葉虫の化石電子図鑑販売中です。
最新刊『We're Trilobites vol. Cambrian』
ただ今,刊行記念キャンペーンで,定価150円引きの300円で販売中。
くわしくは,Pubooもしくは,ふぉっしるでどうぞ。
すでにご購入いただいた皆様に大感謝です!