あたしは大っ嫌いなあいつと(仕方なく)結婚します第2話嫌嫌嫌、絶対に結婚しない④ | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

鯨井香生子はイライラしたまま事務所に戻って来る


渡辺美沙「どうだった?」


課長の美沙が声をかける。香生子は美沙のデスクに両手をついて(ほんとうはバンっと叩きたかった)


香生子「聞いてくださいよ、あいつムッチャ失礼なヤツで…」


美沙「あなたは失礼なことしてないよね?」


香生子「殴ってやろうかと思いましたよ」


美沙はこの言葉に焦る


美沙「殴ってないよね?」


香生子「まあ殴ってやろうとは思いましたが、あたしも大人ですから殴ったりしないですよ」


美沙はため息を吐く


美沙「よかった」


香生子「良くないですよ、あんなのが…」


香生子は怒りがおさまらないが、美沙の言葉で我にかえることになる


美沙「あの方は専務よ」


香生子「せ、専務…」


美沙「会長のお孫さんでね」


香生子は頭にのぼっていた血が一気に引いていった。美沙が何かを言っているが、最早耳に入らない


美沙「鯨井さん」


香生子「はい」


やっと帰って来たが、生きた心地がしない


美沙「とにかく連絡取ってみるから、ちゃんと謝ってらっしゃい」


香生子は項垂れたまま自分のデスクに戻る




前田聖子「どないしたん?何かあったん?」


香生子は顔をあげ


香生子「どーしよ~」


香生子は応接室の話から課長の話まで話す。聖子は顔をしかめて


聖子「そりゃやってもうたやな~。とりあえずもう1回会って謝るしかないわな。下手したらクビもあるかもしれんしな」


香生子の頭の中でクビと言う言葉が繰り返し流れている


そんな香生子を見て


聖子「こりゃアカンかも…」


とポツリと言う。香生子はそんな言葉は耳に届かず、頭を抱えていた




つづく