消える太陽・消えた子供達3 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

子供達がヘッドホンを着け、勉強をしている。ここは山奥にある、とある施設。上は12歳から下は6歳までの女の子がいる

平出咲亜夜(ひらいでさあや)「今日の予定終了」

ヘッドホンを取って、机の上に置く。伸びをしながら部屋にあるカメラをチラッと見る。咲亜夜はここに来てもう3年になる。咲亜夜は部屋を出て廊下の隅に行く

咲亜夜「花菜」

花菜が咲亜夜に近づく。花菜はこの施設に最初に来た女の子。咲亜夜と同い年でこの施設の最年長になる

咲亜夜「調子は?」

花菜は首を振る

花菜「英語は良いんだけどさ、中国語とかフランス語はちんぷんかんぷんだよ」

咲亜夜「でも実技はトップじゃん」

花菜「パズルは得意だからね」

須長綺羅(すながきら)「お姉ちゃん」

綺羅はこの施設に3番目に来た女の子で2人の2つ下で、2人を姉のように慕っている

花菜「綺羅、また寝てたでしょ?」

綺羅「バレたか」

綺羅は舌をちょこんと出し、おどけて見せる。綺羅は座学に関してはこの施設のトップだった

咲亜夜「しかしよくバレないよね」

花菜「まあ寝ていて微動だにしないなんて出来ないよ」

綺羅「ちっちゃい頃からあんまり寝相が悪くならないように特訓したから」

咲亜夜「ありえない」

ここはこの施設でトイレ以外で唯一カメラの死角になるところで、3人は毎日数分だけ雑談をしていた。この施設で私語は厳禁で見つかったらお仕置きが待っている

咲亜夜「そろそろ行こうか?」

3人はそれぞれの部屋に戻り自習を始める



季未子「須長綺羅ちゃんは確実に生きている」

三奈「マジで?どこで?」

真紀緒「海外には出てないって言ってた」

三奈「なら警察が…」

言いかけたところで止めた。この事件は警察の一部が関わっているのが、この間のことでわかったからだった

清華「さて、そこがどこかだが…」

ずっと黙っていた千景が口を開く

千景「ちょっと突っついてみますか?」

清華が大きく頷いた



つづく