消える太陽・消えた子供達2 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

清華が夜集合をかける。北海道に居た千景もあわてて戻って来た(三奈はお昼からずっと事務所に居た)

清華「もう知ってると思うが、新たに人を入れることにした」

清華は2本、指を立てる

清華「まず1人だが」

仮眠室のドアが開く。その姿を見て三奈が目を大きく開いて驚く

三奈「わわわわ…」

そこに居たのは季菜子だった

三奈「おば、お化け…」

清華は思わず吹き出してしまう

清華「バカだね、彼女は季菜子の双子の姉で倉本季未子(くらもときみこ)」

三奈「ビックリしたよ~」

季未子は頭を下げ

季未子「妹がお世話に、ご迷惑をおかけました」

季未子が深々と頭を下げる。三奈は頷いて

三奈「まあ確かにお世話に…」

清華「なってたよな」

清華は三奈の頭を叩く

三奈「所長、そんなこと言わない」

清華「所長?初めて聞いたぞ。いつも名前呼び捨てだったろ」

三奈「ほら、そこはうちの良いところでしょ。フレンドリーっていうの」

清華「まあいいか」

千景「あと1人はどこに?」

清華「それがな~」

清華が頭をかく。その時

バタンッ

ドアが勢いよく開く

「すみません、遅れちゃって」

清華「来た来た。彼女だ」

清華がその女性を手招きする

「宮真紀緒(みやまきお)です」

清華「2人とも元刑事だ」

三奈「マジですか?」

三奈は季未子と真紀緒を見ていてあることを思い出す

三奈「ちょっと待ってください、もしかして私だけですか?」

清華「まあな」

三奈以外はみんな元刑事ということに気がついた


清華「2人にはずっとある調査を依頼してあった」

真紀緒「あっ、それです」

清華「いきなりなんだ?」

真紀緒「情報屋に会って来たんですよ。それで遅れたんです」

清華「ほう」

真紀緒に視線が集まる

真紀緒「例の誘拐されてた子供達、生きてるって情報です」

全員の表情が変わる

真紀緒「間違いないです。場所ははっきりわかってないんですが、どこかの山の中の施設に居るって話です」

清華「今の案件を片付けたすぐに取りかかる。季未子と真紀緒はそのまま調査を続行してくれ」

季未子、真紀緒「はい」

清華「三奈の案件は私がやる」

三奈「それじゃ私は?」

清華「すぐに東京に行ってくれ」

三奈「了解」

三奈は敬礼して事務所を出て行った。…が、すぐに戻って来て

三奈「すみません、お金を…」

清華はため息を吐いて、三奈にお金を渡す

三奈「では、行って参ります」

再び敬礼をして出て行った



つづく